十和田八幡平国立公園
毎日新聞社
青森・秋田・岩手の三県にまたがる国立公園で、北の八甲田、十和田地域と八幡平地域に分かれている。
昭和11年2月1日指定(八幡平地域は昭和3年17月10日に追加、面積は854,09平方キロ。
田代平のレンゲツツジと残雪の残る八甲田山(1585M)。八甲田連邦を水面に映す睡蓮沼、付近一帯はモリアオガエルが生息すると言う。
樹氷原が広がる八甲田山の冬、樹木を雪の塊となり白銀の世界は神秘的である。蔦七沼の一つ蔦沼、付近は野鳥の森に指定されている。
新緑の奥入瀬渓流、又、奥入瀬渓流の苔むす岩と水流の造形。秋の奥入瀬渓流は、紅葉のコントラストは見事である。奥入瀬渓流の冬、石の上に綿帽子の雪の風景。
朝霧の十和田湖は神秘的でもある、紅山桜の咲く十和田湖子ノ口の春。秋の十和田湖、頭上に紅葉の樹木と湖面の先に中山半島に酔いしれる。
高層湿原が広がる八幡平の山頂(1614M)、池塘の草紅葉と背景に紅葉とカラマツであろう。初雪の岩手山と北東山腹に広がる焼走り溶岩流(特別天然記念物)、秋の化粧と岩手山の山頂に雪の薄化粧。
奥入瀬渓谷で盛岡まで新幹線が出来た年に、「新幹線&レンタカー」のツァで同期の者と訪れた事を思い出す。奥入瀬渓流の調子の滝を8ミリで撮影、林の中をバスが通過する苦い思い出もあった。
誌上の旅ではハプニングは無いが、四季を通じてその季節の風景を観賞する事が出来る醍醐味がある。