わんこのお医者さんの思い出

しろの初めての予防接種
しろままと、ふたりで行った
おっざんは
山に柴刈り…な訳ない💢
会社だな
おにいちゃんたちは
学校に行っている
しろまま、としろは
クルマで、行ったんだろうか
それが、いけなかった❓
何しろ、しろは
酷いクルマ酔い
どうやって行ったのかな
不思議な気はする
貰われて来た時は
おにいちゃんかが、抱っこ
だから、耐えられたのか
それとも、子どもの頃は
それ程酷くなかったのか
予防注射が、トラウマになって
クルマ酔いになった、とか
とにかく、最初の予防接種が
先生が頼りなく
結構、手こずったらしい
町役場の近く
町で一軒だけの動物病院
何か、いまいちと噂だった
そして、当日のしろ
暴れ回ったらしい
確かに、成長は早かったけど
だいたい、まだ子犬
抑えられない、先生としろまま
先が思いやられた
ただ、その翌年からは
町の集団接種だしね
しろは、すくすく
散歩は、いっぱい
でも、田舎は田んぼだらけ
いちいち、畔につっ込むから
直ぐ、マダニに食いつかれる
ただ、身体についた分は
ままが、抑え込んで
ひぃっ🙀で抜いていた🤩
あとは、サッと消毒
ひぃひぃっ🙀
ただ、一度
指間に、食いつかれてしまった
元々、取りづらい場所
更に、痛いから嫌がる
おっさんと、二人がかりでも無理
動物病院は、あそこは無理
ままが、地元で情報収集
腕利きの先生がいるらしい
ただ、少し距離がある
でも、しろは
ダニに食いつかれて
そんなには、歩けない
かと言って、その頃には
クルマは、既にまったくダメ
クルマに乗る
イコールお注射のトラウマ❓
走り出さないのに
乗せたなり、クルマ酔い
仕方がないから
おにいちゃんたちが
代わりばんこに、抱っこ
何とか、歩いて行ったのが
牧畜の盛んだった地域
大型動物の獣医さんだった方
おじいちゃんで、既にリタイア
老後の楽しみで
口コミだけで、診ているらしい
お宅は.Ｎ田古道沿い
広いお庭で、立派で新しい
看板は出していない
ただ、電話連絡済み
庭に、大きめな物置き❓
いや、それが診療用
もちろんおじいちゃんは
小動物も診るけど
本当は、馬や牛の獣医さん
しろは、もう
成犬サイズだったけど
それでも、おじいちゃんには
赤子の手を捻る程度か
瞬時に、診察台に載せて
目にも止まらぬ早業
ひょいと、しろを掴んで
治療台で、首根っこを押さえつけ
ニッパーのような治療具で
ささっと、ダニを引き抜き
ささっと、消毒
はい、おしまい
唖然、呆然のしろ
ひぃっ…で終わり
いやいや、昔の人は
なかなかに恐ろしい
現代とは違う腕利き
ただ、その年の予防接種では
結局、あの動物病院の先生
抑え切れなくて
先生には、噛みつくはで
大変だったと言う
もちろん、昔の先生には
新しい医療知識はないだろう
とは言え、今にはない技術
なにごとも、進歩もすれば
退歩もする、と言う事か