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日記、日々の想い 

たったふたりの恐怖のバス待ち

ふ、ふざけんなよっ💢
…まあ、一応ね
街外れだから
バス停は、遠いんです
近いバス停は、終点で
海岸の街を
ぐるっと回って行く
実家から、駅迄の
直線距離の倍❓
一時間に四本位⁉️
でも、逆に
山側に歩いて
鉄道を渡って
T海道に出れば
あれこれ、系統もあるから
数分に一台
いや、続いて来る事もある
ただ、歩く距離は
かなり長くなる
いや、思春期になったら
バスは、乗らなかった
だいたい、街に出るにも
駅に行くにも
無駄に、バス停に歩くなら
そのまま、直行がいい
もちろん、ちゃりもある
本当、バスに関しては
不便だな、と思っていた
でも、これはない💥
一時間、二時間に
一本な感じ👎
これじゃあ、意味ないじゃんっ😡
田舎の世間知らずの子どもには
より、辺鄙な田舎もある
その認識もありません
とにかく、こんなところで
友だちとふたり
バスを、延々と待つ
そう悟って
二人は、顔を見合わせ
改めて、周囲を見回す
確かに、抜けるような青空
素晴らしい行楽日和
でも、この頂上駐車場は
上段の頂上広場とは
まるで、違った
頂上広場は
人っ子ひとりいなくても
人手の行き届いた公園
でも、この駐車場は
昭和40年のその駐車場は
ただ、無造作に切り開かれて
殺風景なまま、まばらな砂利敷き
駐車場の区切りなど
あるはずもない
ひたすら、ぼつんっ
バス停の標識が一本
山頂広場とは
赤土も剥き出した崖
その麓には
幾つもの防空壕
穴の深い闇
高射砲部隊の防空壕だ
まさか、犯人は
あの穴に、隠れていたりして
飛び出して来る悪寒
いや、幾つもの登山道
その出口もあった
あの林間の道から
犯人が、飛び出して来る
おまえたち二人は
ちゃんと、逃げられるだろうか
いや、竦んで
固まったままか
襲って来る犯人
そんな恐怖と戦う
待ち時間となった
でも、やがて
広い舗装道路の
林間から
這い上がって来た
バスのエンジン音だ…
間違いない❣️
        to be continued

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