少し話が戻って、前年の地元整形外科病院です。妻の地元の噂話の聞き込みで、おばあちゃんのファンが多いらしい理事長は避けて、一回り若い雇われ院長を狙って、受診しました。何せ、混み過ぎるのは、拠点病院の整形外科で、うんざりしていました。
まあ、とにかく、無事、院長に受診しました。それで、まず15年間位、膝関節症を、放って置いたことに、呆れられました。実は、この頃になると、左膝にも、痛みが出始めていました。自分では、だいたい、状況は、分かってたんですけどね。何しろ、立ち仕事ですから、痛い右脚、膝を、庇います。左脚にばかり体重を、掛けてしまっていました。
取り敢えず、両膝を、CTスキャンで検査して貰う事になりました。結果、右脚の膝は、既に、とことん擦り減っていて、軟骨が、殆どなくなってしまっていると❗️おまけに、左脚も、かなり、軟骨が減ってきてしまっているとの事でした。院長からは、ある程度の改善には、手術しかないと言われてしまいました。
でも、まだ仕事を、しています。しかも、立ち仕事。多分、手術、リハビリ期間を考えると、退職を覚悟しなければなりません。いきなり、人工関節置換手術、入院の決断は、つきませんでした。
それで、次善策の提案に、飛びつきました。両脚に、ヒアルロン酸酸注射を打つことになりました。それで、左脚は、良くなったのですが。右脚は、やはり駄目でした。一旦は、痛みは、和らいだのですが。また、徐々に酷くなっていきます。
更に、脱腸も、発覚しました。これも、膝痛で、あまり歩けなくなってしまって、脚が細くなってしまったことが、原因のようでした。脱腸は、手術するしかありません。
その同時期でした。休みの日に、家で寛いでいて、突然、右脚に、酷い痙攣を、起こしました。まったく、歩けない。這うしかありません。とにかく、処方されていたロキソニンの湿布薬を貼り直し、市販薬のインドメタシン入りの消炎の塗布薬を、脚全体に、塗りたくました。
何とか、立てるようになりました。日曜日だったので、休日診療は、諦めました。妻は、当日も、翌日も休みでしたので、出勤させて、自分一人で、何とか、通院する事にしました。
翌日、通院。ヒアルロン酸注射をして貰うと、随分、痛みが和らぎました。ただ、院長と話し合って、病院には、MRIの設備が無いので、提携病院で、膝のMRI検査を、受ける事になりました。これは、右脚の痙攣の原因が、膝関節症以外の病変があるのかどうかを、確認するためです。紹介状を、書いてくれました。
隣街の提携病院で、MRIを、受診し、その病院の担当医のセカンドオピニオンも、貰います。そして、MRI画像のDVDを貰って、また、地元の病院を、再受診となります。この辺りは、古い医療体制しか知らなかった自分などには、随分と地域の医療ネットワークも、進化してるんだな、と感心させられました。
結果は、膝関節に、関節症以外の病変は、ありませんでした。でも、軟骨は、まったくなくなっていますから、ヒアルロン酸が、辛うじて、関節の隙間を、保っているような状態でした。院長からは、近々、車椅子生活もあり得る状況の説明を、受けました。もう、手術一択で、覚悟するしかありません。
ただ、脱腸の手術も、必須です。脱腸は、三泊四日の手術で済みます。しかも、直ぐの社会復帰も、可能です。しかし、膝の手術は、入院一か月で、更に、リハビリ期間も、要します。でも、もう二回手術するしか、選択肢は、なさそうです。覚悟を決めるしか無いと思いました。
でも、二度の手術、入院と、リハビリを考えると、半年の休養が、現実的と思われました。しかも、膝の手術が成功、リハビリを経ても、長時間の立ち仕事は、これ以上難しいだろうとしか、思えませんでした。
それで、退職を決断しました。上司に伝えると、3月末迄、何とか、やって貰えないか、と泣きつかれました。半引きこもりの社会不適合者のはずが、結構、表面的には、平均的日本人としてしか、行動出来ない自分です。ああ、情け無い。妥協して、少し、退職時期も伸ばして、3月末の退職となりました。
とにかく、手術は、二回です。しかも、脱腸の手術は、外科です。掛かりつけ病院は、手術は、整形外科しか出来ません。脱腸の手術は、混み放題の拠点病院を、紹介して貰って、受けるしかありませんでした。ただ、三泊四日で済みますから、入院一か月の膝の人工関節手術より、優先することにしました。その方が、無理なく療養出来そうです。
to be continued
雨は、上がっています。どんよりした空ですが、直ぐに降り出しそうな感じでは、ありませんね。当地の最低気温は、空港観測値で、21.1℃と、高めでした。最高気温予測は、29℃です。と、言うか、午前中で、28℃を超しています。さすがに、ちょっと、蒸し暑く感じています。
まあ、しかし、熱海の土石流は、2kmも、駆け下ったようです。我が家のある大規模分譲地も、里山を、切り開いています。分譲地の更に上の台地地区へと、空港へのバイパス線が走っていて、急斜面を、切り開いてます。そこで、かつて、道を塞ぐ崖崩れがありました。クルマ通勤だった自分も、早朝の出勤時に、その直後に、遭遇してしまいました。
その斜面下にも、分譲地内、地元、共に住宅は、建っています。下の家は、心配だろうなと、他人事で、思いましたが。あんまり、他人事じゃないんですね。我が家は、その斜面地域から、1kmも離れていませんからね。