アライアンス（戦略的提携）とは何か。

個別企業の努力だけでは対応できない環境変化に対して、他企業との提携によって対応していこうとする戦略。

社内ベンチャーとは何か。また狙いは何か。

新事業の開発のために社内に作られる独立的運営組織のこと。

＊狙い
・個人の創意や少数の熱意が、既存のプロセスを経由せずに特定問題に集中するために、成果をあげる時間が短縮化される。
・優秀な技術者や起業家精神を持つ人材の外部流出を防止する。
・新規事業開発の経験が社員の創造性を喚起し、アントレプレナーシップ（起業家精神）を養い育てることができる。

ベンチャー企業の資金調達先としてどのようなものがあるか。

＊ベンチャーキャピタル
ベンチャー企業にリスクファイナンスを主に供給し、ベンチャー企業の企業価値向上の支援をするファイナンス企業のこと。

＊投資事業組合
投資家から資金の出資を受け、投資先企業（ベンチャー企業）の株式などに投資し、投資先企業の株式上場などの投資回収によって得たキャピタルゲインを投資家に配分するファンド（基金）を運用する組合のこと。

＊ビジネスエンジェル
起業志望者や創業期の企業に対して、出資という形で資本参加することによって、資金面で支援するとともに、資金面以外にも企業の成長のためのさまざまな支援を行う人のこと。

＊スイートマネー
起業家自身、家族、友人の株式出資による資金のこと。

＊金融機関融資

＊公的な資金支援

死の谷、ダーウィンの海とは何か。

＊死の谷
・研究成果が実用化され、使える技術として確立されるまでの関門（開発コストがかさみ、資金が尽きて倒産の危機を迎えること）。

＊ダーウィンの海
・市場化し販売網や生産設備を充実させて、実際の事業として軌道に乗せるまでの関門。

ベンチャー企業の成長ステージと各課題は何か。

＊スタートアップ期
・起業家のキャリアとネットワーク
・起業家のスキルと事業の選定
・事業コンセプトの明確化
・スタート資金と資本構成
・綿密な事業計画の立案

＊急成長期
・経営陣の一枚岩体制の維持
・製品やサービスの継続的レベルアップ
・経営実態の正確な把握と管理システムの向上
・リスクマネーのタイミングよい調達
・末端従業員を含むコミュニケーションの緊密化

＊安定成長期
・新成長領域への戦略
・株式上場による「Your Company」への脱皮
・人材育成・社内活性化手法の導入
・新経営チームの育成
・提携、合併を含む成長のスピードアップ