川崎 人材派遣 田辺烈 経営ブログ

派遣業界17年、人材サービス会社で地元川崎一番を目指す経営者ブログです。

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JSLA人材サービスシンポジウムに参加して感じた事。

2014年02月04日 | 派遣会社として
先日、一般社団法人 日本生産技能労務協会の主催する、JSLA人材サービスシンポジウムに参加してきました。

H24年10月15日に改正された派遣法の在り方を見直そうと審議されてきた最新の内容を解り易く説明して頂き、このまま法案が通れば派遣業界(派遣先企業・派遣労働者)双方にとって良い改正になるであろうと、期待できる内容であると判断しています。

内容に関しては新聞・Web等で検索すればスグに出てくるのでココでは触れません、今回はシンポジウムを拝聴させて頂き、腑に落ちない所を感じたことについて2点、書きたいと思います。

1、派遣先・派遣元が講ずべき措置と対をなす『派遣労働者が講ずべき措置』を作るべきではないか?
派遣元・派遣先企業はより一層コンプライアンスを尊守しよう!って雰囲気ですが、我々の業界はこれまでも結構努力しています。それを言ったら派遣業界で働く方々のモラルの低下に目に余るものが多くなっているという点をあまりにも指摘しなさすぎではないでしょうか?もはや『人として目に余る行為』が横行し、手厚い保護の中で何のペナルティを受けなくて良い現実こそ業界の根幹を揺るがす問題になりかねないと危惧しています、各派遣元企業がコンプライアンスを尊守し、派遣先企業にアピールするのは当然として、派遣で働く方に対してコンプライアンスを尊守して貰える流れを作り出す事こそ本質的に派遣先企業に貢献する事であり、業界を代表する団体だからこそ出来る最大のテーマではないかと感じました。

労働者を代表する組合側の方々にも自浄努力をして貰う事を提案し、彼らも要求するからには最低限守って貰いたい事を規定し守って頂く努力をして頂く行動の先に真の建設的な話し合いが出来るのではと感じました。

出来ないんだろうな・・・やっぱ業界の根っこに中間搾取しているという負い目をどこかしら感じてるんだろうな・・・


ざっくりですが、日本の総労働者の約35%が非正規雇用で働き、その非正規雇用の約5%(90万人)が派遣スタッフとの数字が出ています。
非正規雇用問題の解決とは残りの95%、派遣以外で働く1720万人の方の問題を解決する事こそが真の解決です、その辺を偏った報道等ではき違えない様、気をつけなければいけません。
この問題を解決する答えは簡単です、企業の業績が良くなり日本が豊かになる事です。そうすれば勝手に減っていくでしょう、せっかく育てた人は囲っときたいと考えるのが自然だからです。

我々の業界は許可制という性質上、労働基準法を中心とした雇用関係法令に対する高い意識を持って雇用責任を果たしています、免許取り上げられたら商売になりませんから・・・

最後にもう1つ感じた違和感ですが、コンプライアンス守って業界の発展を目指すって・・・厚労省や議員の先生、我々の業界が発展するって事は非正規雇用が増えるって事ですよ、それは言っちゃダメじゃないですか?


やっぱり、一夫多妻制にして母親に手厚い保護をし、子供沢山作って人口増やして国力上げるのが現実的な気がするのは間違いですかね・・・