撮影現場の実際の雰囲気や進行・段取り等を体験するために
エキストラをするのは勉強になるけど、2~3回やりゃ~充分だと思う。
麦茶のCМで大名行列の一人として、エキストラをやった。
音楽付きで、歌い踊りながら歩く、楽しいCМだったな
映画「柳生一族の陰謀」の中で、家光(松方)が将軍になる大広間の
場面で、ハハァ~と頭を下げる大勢の裃の侍の一人として、もう一か所
対立する弟・忠長(西郷)の配下(夏八木)が馬に乗って反旗を翻して
突っ込む場面、画面の真ん中の鉄砲隊の一人として、エキストラで出た。
2か所出たけど、どちらも後ろ姿だ
監督は、茨城弁まる出しの深作欣二。鉄砲隊の私らに「動け、動け!」
と・・・まるで「仁義なき戦い」だわ。せっかちな人みたい
「そんなに動いたら、鉄砲玉当たらないよ」と心の中で思いながら。
撮影所の野外セットでやったけど・・・休憩時、寒いので豚汁の大きな鍋に
ウイスキーを1本ドバドバ入れて、皆で食したのはいい思い出
最終電車が無くなったので、撮影所すぐ近くの旅館に泊めてもらった。
古き良き時代の映画撮影って感じかな、今思えば
もう一本あるわ・・・思い出したくない、大失敗した別の映画
明治時代?の裁判所内の場面。暴動があり、取り押さえる警察官。
人を抱きかかえ涙を流さんばかりの熱演中の長門勇。
画面のセンターで悲しげな演技の最中に・・・取り押さえることに
夢中になって、警官のエキストラの私がカメラの真ん中に
「どけっ~」長門さんの怒声が かぶってしまったのだ
せっかくの<泣きの演技>を私が邪魔してしまった
※ これが私の3回のエキストラ経験。
「もう二度としたくない」と思った。一部、敬称略。
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