From mitsuzawa northeast

横浜FCと横須賀・神奈川のローカルフットボールシーンを気ままに応援する日記。時々故郷・静岡県東部のフットボールなども。

行き場のない悔しさ(2007神奈川県社会人サッカーリーグ2部A第7節 横須賀シーガルズFC vs FC大船)

2007-09-11 | 横須賀シーガルズ(観戦記)
2007KSL2 Aブロック 第7/11節
2007.09.09(Sun) 18:45KO
会場:鎌倉市立深沢中学校
横須賀シーガルズFC00-11FC大船
0-0
得点者時間
26分頃
得点者


三鷹から中央線~湘南新宿ライン~湘南モノレールと乗り継いで約1時間半。
鎌倉市立深沢中学校に到着。かなり長い移動のはずだけど湘南新宿ラインの
おかげで割と短めの旅に。湘南モノレールは5分ほどの乗車で湘南深沢駅に
到着。中学校までは徒歩で約10分ほど。ルートを覚えればアクセスは悪くない。


深沢中グラウンドをゴール裏より望む。


深沢中学校は公立学校では珍しくグラウンド周辺にスタンドのような
段差があり、しかもメインとホームゴール裏に当たる場所に設置され
ていたので、まるでサッカースタジアムのような造り。


本日のダンマクはバックネット裏に。
「C.A.Y.S」という文字は「クラブ・アトレチコ・ヨコスカ・シーガルズ」
の略。これはクラブ公式名称ではなくサポが作った造語。

横須賀シーガルズ・スタメン
高田亨 長塚雄太
谷本浩志 佐川憲司
石田弘行 吉岡
葉山亮 小川崇
萩原秀幸 池田透
  桜井洋介  


この日のシーガルズはエースFW本波、右サイドMF佐藤(拓)など
主力選手の欠席が相次ぎベストメンバーが組めず、DFラインは
全て控え選手。しかも交代枠は僅か1名しかいない苦しい布陣。
何しろリーグ戦の日程が固まるのが1ヶ月前位が常であり、Jや
JFLのように数ヶ月前から発表というわけではないので、選手は
予定を合わせるのに苦労するようだ。
このような点でもアマチュアチームの運営上の苦しさを窺わさせる。

試合は序盤こそシーガルズのサッカーらしいショートパスとドリブルで
相手ゴール前まで攻め込む時間があったが、フィニッシュを決める選手が
おらずイライラした展開に。まるでどこかの代表チームを(以下ry)
相手のFC大船はシーガルズの左サイドの守備の連携がイマイチと見るや
執拗に同サイドを突く攻撃を仕掛けてくる。敵ながらよく鍛えこまれた
好チームである。そして26分頃、シーガルズの左サイドを破られ失点。

その後は同点にしようとシーガルズが前掛かりになった所をカウンター
から左右に何度か決定的ピンチを作られるがシーガルズGK桜井の好守など
により0-1で折り返す。


後半になると、試合の主導権は完全に大船側に。大船は主にシーガルズ
右サイドの裏を狙う攻撃が続き、前半良いチャンスを作っていたシーガルズ
右サイドバック・小川を守備に忙殺させることに成功。タイミングの良い
攻め上がりに定評のある小川を封じられたことによりシーガルズは後半は
小気味良い展開からの攻撃が殆ど見られなくなってしまった。
大船の攻撃に耐えるシーガルズ、何度かGKと1対1のピンチを迎えるも
シーガルズGK桜井が体を張ったセーブで事なきを得る。ちなみにGK桜井は
10年前の高校選手権で逗葉高校がベスト8に進出した当時のキーパーだ。

サポもコール中心に声を出して応援するが、ここは住宅地内の中学校という
こともあり、声量には気を遣うシーンも。もちろん鳴り物は禁止。手拍子を
しても手拍子の音が周囲の静けさと相まって高らかに響いてしまう。
普通の応援感覚であれば、それもOKだが、夜間の試合であることもあり
周辺住民の苦情も考慮に入れた応援は正直しんどい。
一応ホーム扱いの試合だが、気分は限りなくアウェー。
もっとも、場所はモロにアウェーであるのだが。



結局、後半は大船ペースのまま大勢は変わらず。シーガルズも終盤に
攻める機会があったが、残念ながら普段の勢いは遂に見られず、0-1の敗戦。
今季2敗目となった。現在勝ち点13の3位であるが、消化試合数の関係で
今後他チームの勝敗如何によっては順位が下がる可能性は大。
関東リーグの昇降格チーム数にもよるがAブロック3位以内に入りBブロック
3位との3位決定戦に勝ち抜かないと昇格の道が開けないため、この日の敗戦
により、今季の昇格は限りなく厳しいものになってしまった。
参考:KSLの昇降格について(KFA公式)
2007年/KSL2成績表(同上)


試合終了後、撤収作業中の我々に選手達が挨拶にやってきた。
彼らはベストメンバーで無くても最大限の努力を払った。しかしこの日の
彼らの環境は決して恵まれたものでは無かったと思うと・・・。
行き場のない悔しさに、正直どう声をかけていいのか一瞬戸惑った。
でも一番悔しいのはやっぱり選手達だ。応援者の立場から
「次、行きましょう!」と気持ちを切り替える意味で声を声を掛けた。

シーガルズの残り試合はあと4試合。残り全て勝っても勝ち点は25まで
しか積めず、後は他力に任せるしかない状況であるが次戦は三浦半島ダービーの
ライバル・「ALL Z」戦(注)だ。
さらに残り試合には現在首位を走る日本工学院F・マリノスとの一戦もある。
横須賀者の意地を見せつけるためにも、まだここで終わるわけにはいかないのだ。

(注)ALL Z公式の掲示板によると10/7@三浦スポーツ公園Gで開催らしい。

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