第35回全国地域サッカーリーグ決勝大会決勝ラウンド第3日第1試合 2011.12.04(Sun) 10:45KO 会場:長居第2競技場(大阪市東住吉区) 観衆:650人(公式発表) | ||||
Shizuoka.藤枝MYFC | 1 | 1-1 | 1 | Y.S.C.C. |
0-0 | ||||
得点者 9アラン | 時間 4分 18分 PK 7-6 | 得点者 8吉田 明生 |
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公式記録(PDF)
地域決勝・決勝ラウンド最終日(3日目)は、昨日の曇天~小雨とは打って変わり
清々しい青空が広がる晴天に恵まれた。長居公園の銀杏も綺麗に色づき季節は晩秋から初冬の風景に。
(もっとも、この日は気温が比較的暖かかったけど)
今回は画像が多いのでサムネイル形式を多数ちりばめた写真日記風で。
(各画像をクリックすると拡大)
ということで、恒例のパノラマは地域決勝の舞台となった長居第2をパチリ。
これまた良い感じに。
第1試合は2日目のPK負けにより勝ち点4で2位に付けているShizuoka.藤枝MYFCと
2連勝でJFL昇格を確定させたY.S.C.C.が対戦。YSCCサポの方々は昨夜は祝勝会で
大いに盛り上がったようで、まだ酒が抜けきっていない方もチラホラといた様子(笑)
と、スタンドのことはさておきピッチの方はシリアスに。
藤枝にとってはこの試合同点で終わりPK戦にもつれ込めればJFL昇格がほぼ決まる大事な試合。
藤枝サポーターの「ヤレヤレヤレヨー」のチャントの通り、彼らは立ち上がりから派手にやってきた。
開始早々4分に藤枝FW9アランの地域レベルではまさに規格外のスーパーミドルが
YSCCゴールに突き刺さり藤枝が先制。
これには場内の観客、関係者も大いにどよめく。アランは初めて見たけど
オペラグラス越しに誰かに似てるなあと思ったが、調べてみたら鹿島のアレックスと
双子の兄弟(弟)であるとのこと。なるほど、双子なら似ているわけだなと。
18分にはYSCCも反撃。藤枝からボールを奪うと中央からシュート。これは藤枝守備陣に
ブロックされたため後方の7平間に預けると平間は左サイドへ展開パス。これを受けた19後藤が
左サイドを勝負ドリブルで相手マークを突破するとグラウンダーで折り返し。
ゴール前へ進入した平間が倒れこみながら左足で合わせシュートを放つと
ボールはゴール右隅へ決まり同点とする。
その後は藤枝がYSCCゴールへ迫りあわやというシュートを放つがこれはYSCC・GK浜村が
ナイスセーブで凌ぐと、YSCCは3日目とは思えない高い集中力の固い守備でゴール前に鍵を掛ける。
前半終盤になるとYSCCがボールを支配し、YSCC優勢の形で前半を折り返し。
前半のピッチ外で気になったのは藤枝の選手兼監督・斉藤俊秀氏のユニ&ジャージで試合を見守る立ち姿。
ツイッター上では妙にシュールだと話題になっていたけど後半になるとジャージの上着を着てしまい
ユニ姿は拝めたのは前半まで。
後半も両者譲らずといった展開。この日も藤枝サポの一部が後半半ばから裸族と化して応援したが
ゴールには至らず。1-1のまま90分の終わりを告げるホイッスルが鳴る。
この瞬間、YSCCの勝ち点7以上となり決勝ラウンド優勝が確定した。
ただしPK戦はもちろん続行。終了後からPK戦へ挑むまでの藤枝の円陣からは
絶対勝つという気迫が見ている者にも伝わってくる。
藤枝は2戦連続のPK戦となったがYSCC8人目キッカーをストップさせた
藤枝GK豊瀬がそのまま8人目のキッカーに。GK対決となったPKを豊瀬自らが
成功させ7-6で藤枝が勝利を収めることとなった。
この勝利によりShizuoka.藤枝MYFCは勝ち点を6とし2位以内となり、JFL昇格が確定。
東海リーグからのJFL昇格チームは1996年のジヤトコFC以来の快挙となる。
挨拶の後は斉藤選手兼監督の胴上げが行われた。おめでとうShizuoka.藤枝MYFC!!
試合には敗れたYSCCだったが、チームの戦い方は地域決勝特有の負けないサッカーではなく
あくまでも自分達のスタイル、関東リーグと変わらないスピーディーなパスサッカーで昇格を掴んだことは
大きな自信となるはず。是非ともJFLの舞台でも存分に暴れまわって欲しいなと思います。
両チームの選手関係者サポーターの皆さん、お疲れ様でした。
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