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横浜FCと横須賀・神奈川のローカルフットボールシーンを気ままに応援する日記。時々故郷・静岡県東部のフットボールなども。

第88回高校選手権静岡県大会 決勝T準々決勝 常葉橘vs飛龍

2009-11-28 | 静岡県東部&伊豆フットボール(観戦記)
第88回全国高校サッカー選手権大会 静岡県大会決勝準々決勝
2009.11.21(Sat) 10:30KO (40分ハーフ)
会場:草薙球技場
観衆:300人(目測)
常葉学園橘高校31-12飛龍高校
1-1
得点者

宮ヶ原
松下(PK)

松下
時間
21分
27分
59分
62分
延長9分
得点者
澤上


オウンゴール



飛龍・スタメン4-4-2

GK 1光安(3年)
DF 2岩田(3年)
   4安倍(3年)
  15重綱(2年)
   3土屋(3年)
MF11粢田(3年)
   6星川(3年)
  10杉山(3年)
   7遠藤(3年)
FW 9川口(3年)
  18澤上(1年)

     18澤上  9川口

7遠藤  10杉山  6星川  11粢田

3土屋  15重綱  4安倍   2岩田

         1光安

飛龍・選手交代
76分 5瀧口(→9川口)
延長2分・12三宅(→11粢田)
延長9分・17後藤(→7遠藤)


常葉橘・スタメン4-4-2 (*)

GK 1芹澤(3年)
DF 10提坂(3年)
   4石川(3年)
   3杉村(1年)
   2梅原(2年)
MF 6清野(3年)
   8松下(3年)
   7小野寺(3年)
   5村越(3年)
FW16坂口(2年)
   9宮ヶ原(3年)

     9宮ヶ原  16坂口

5村越  7小野寺  8松下   6清野

2梅原   4石川  3杉村  10提坂

         1芹澤

常葉橘・選手交代
50分・14中村(→6清野)
68分・18久保山(→10提坂)
74分・11長谷川(→5村越)
延長5分・19中澤(→16坂口)

(*)スタメン・フォーメーションは当ブログ管理人の試合メモによるものであり
実際の公式記録によるものではありませんのでご了承ください。


飛龍はエンジ&緑のポルトガル代表カラー、常葉橘は青上下ユニ

高校選手権静岡県大会も大詰めに入り、いよいよ準々決勝からは
東海プリンスリーグ1部に所属するスーパーシード校が登場。
藤枝東を破り勢いに乗る飛龍は1次トーナメントから8試合目、
対する常葉橘は初戦ということで、勢いの差では飛龍が上かなと見て
望んだ一戦だった。

天気は快晴。冬装備の衣類では暑く感じる位の陽気の中のキックオフ。

立ち上がりは常葉橘ペースで試合が進むが全体的な印象では静かな感じ。
常葉橘が中盤を支配。飛龍は1年生FW18澤上にボールを集めるが
さすがにマークがきつくなっている。
15分、常葉橘は右サイドに流れた7小野寺からのクロスを6清野のヘッドは
ゴールの左に逸れる。




20分、飛龍がPA前で倒されFKを獲得。キッカーは18澤上。
21分、FW18澤上が蹴った低いボールは常葉橘のカベの間を通過し
橘ゴールに吸い込まれる!!飛龍先制!!!
澤上はこれで1次トーナメントから8戦連続15ゴール目をマーク。

しかし常葉橘も27分にFKからのこぼれ球を16坂口がシュート、これは
飛龍DFが防ぐが、さらにこのこぼれ球を拾った9宮ヶ原が押し込んで橘が同点。

34分、左サイドに流れた18澤上がパスを受けると1人でドリブルで持ち込み
タッチライン際へ切れ込む。この選手が前を向いた時の迫力は本当に凄い。
しかしDFを振り切って放った角度の無いシュートは僅かに枠の外。惜しい。

前半はこのまま1-1で折り返し。



後半も中盤を支配する橘、カウンターの飛龍の構図に変わりなし。

53分、常葉橘は中盤での細かいパス繋ぎからPA前でファウルを貰い
FKのチャンス。直接FKは飛龍GK光安がナイスセービングで弾き出す!!
(↑画像)
これは素晴らしいセービングだった。


59分、橘8松下がドリブルでPA内に切れ込むと飛龍の選手がスライディングで
倒してしまい、これがPKの判定。キッカーの松下は落ち着いてPKを決め橘が逆転。


その後、飛龍も組み立てからのチャンスが中々作れない中
FK~CKとセットプレーを得ることによって活路を見出そうとする。
そして62分、飛龍CKからのボールは常葉橘選手のヘッドのクリアが
ゴールに吸い込まれる形でオウンゴールの同点。
同点に沸く飛龍ベンチとイレブン。最初、飛龍15重綱がヘッドで
飛び込んだものと思っていたが後で確認するとオウンゴールだった。

これで飛龍が先の藤枝東戦のような反攻となるかと思ったが試合の
主導権は常葉橘のままで進んでいく。常葉橘はパス繋ぎはそれほど
スムーズに見えなかったがサイドと前線にドリブルの上手い選手がいて
彼らの突破とキープ力には目を見張るものがあった。

78分、常葉橘9宮ヶ原が右サイドのドリブル突破からのクロスは
誰も飛び込めなかったが誰か触っていたら1点ものの決定機。
その後、飛龍も2岩田や7遠藤が76分にから9川口から交代で入った
5瀧口に合わせるスルーパスでチャンスを作ろうとするもGK正面だったり
オフサイドの判定。そして2-2のまま10分ハーフの延長戦へ。


延長戦は飛龍が11粢田から12三宅を入れ4-3-3の布陣にシフト。
しかし両者脚が止まってこのまま延長後半に折り返しかなと思ったとき
試合は動いた。延長前半9分、常葉橘7小野寺が上げたCKから8松下が
ヘッドで決めて常葉橘が3点目をゲット!!
その後、飛龍も追いつこうとするが常葉橘が逃げ切って終了のホイッスル。


県大会を通し一部マニアの間で話題をさらっていた飛龍の躍進は
残念ながら、ここで終わってしまった。
しかし飛龍の選手はみな強豪相手でも引けを取らない個の強さで
堂々と渡り合っていた姿は静岡東部サッカー界にとって新たな時代の
到来を予期させるものであった。
静岡東部の高校サッカーでハラハラと心配する気持ちよりも
「いったいどこまでやっていけるんだろう」とワクワクする気持ちが
勝るサッカーを見たのは多分、飛龍が初めてだったと思う。

来年は東海プリンスリーグに参入する飛龍。
3年生が引退すると、どんなチームになるか分からないけど
エース澤上もいることだし、これからのますますの発展を心から祈りたい。
お疲れ様でした。

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