THE POEMS OF ARSHAD ULLAH IN BENGALI

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愛の戦争

2008-01-12 16:43:02 | Weblog
愛の戦争

アルシャド ウッラ
日本語訳 加藤博美

明け方近く 闇の中で 寄り添う 若い男女
 ふたりの笑顔は 金星のように 若さで耀く

満月の夜 男は 女に 一輪の薔薇を差し出し
 将来の夢を 愛に満ちた言葉で 語った
  金星は 彼らの証人のようだった

彼らは 夜 確かに 約束をした
 新しい愛が 彼らの中に 芽生えた

その夜以来 男は 毎日 一輪の薔薇を 女に届けに来た
 夏の焼けた 一筋の道を通って

彼が 彼女に 薔薇を与えるとき
 彼女の微笑みが 彼の疲れを すっかり 消し去った

幾つかの春が巡る間 薔薇は 彼らの命の中で 枯れずに 咲き続けていた

今朝 無数の朝露が光る 草深い 一筋の道を 裸足の女が 独り 歩いていく

一体 何故なのか 誰にも分かりはしない
 駅に続く 一筋の冷たい道を 彼女は 裸足で 歩いていく
 
彼女は 愛の戦争に 敗れてしまった



天国の一つの星へ

2008-01-02 12:21:34 | Weblog
天国の一つの星へ

アルシャド ウッラ
日本語訳 加藤博美


私は今 終わりのない宇宙に来ている
数え切れないほどの星や天体を通って 名前のない国へ
地球から数億光年離れた場所 私は 心の中を通って ここに来た
アインシュタインやニュートンの方程式によってではない
私の心は 光の速さよりも速く走るから

私が この星に来て 未だ 数日しか 経っていない

ここから 金星は 東の空に見える
太陽は 西から昇る

もしも 君が この星に来るのなら ブラックホールを通って
別の銀河に入り オレンジ色のアルファード星を東に眺め
赤いラサールゲッシー星の後 とても明るいアンドロメダ星と
カシオピア星の南を通っていく必要がある

私が ここに来たのには 理由がある
私は 天国を探すために ここに来たのだ

今 私がここ来ている星は とても綺麗だ
この星には ピカピカ光る金 銀 プラチナが溢れている

この星には 未だ誰も名前をつけていない
メグナ ガンジス ジョムナのような たくさんの河がある
ここには 海や湾 そして 砂漠さえもある
だが ここには この星には 何処にも水がない
土はあるが 収穫物はない
山があるが 雲はない
林も森もない
動物や鳥たちもいない

私は 此処で どうやって 住むことが出来るだろう
此処には 人間はいない
此処には 愛も思い遣りもない
金や銀 そして プラチナがあっても 私は それをどうすればいいというのだ

もしも 綺麗な男や女や鳥の声がないならば…

私は 此処に もう いたくはない
私は 地球に帰ることにした

地球は 私の住処
地球は 私の故郷だ

私は 沢山の星や天体を見た
それらの魅惑的な姿や 圧倒される色・形を見た けれど
地球は 天国のよう ― それは 私の母の笑顔のようだ