古都散策

京都・奈良、全国の古都を散策し鑑賞した文化・建築等紹介し、咲く花の美しさや魅力を画像に収めたり想いを綴っています。

知恩院③御影堂

2007-07-31 17:51:10 | Weblog
御影堂は法然上人の御影を祀る知恩院の本堂です。
1639年に徳川第三代将軍、家光公の建立です。
広い堂内には4千人が入れるほど。大扉の釘隠しの意匠も趣きがあります。
桃山時代の建築様式を今に伝え、国宝に指定されています。

知恩院②名鐘

2007-07-29 10:00:31 | Weblog
大晦日、テレビなどマスコミでご覧になる除夜の鐘でお馴染みの知恩院の名鐘です。
高さ3.3m、径2.8m、重さ70トンの大きさで奈良・東大寺、京都・方広寺と並ぶ
大鐘です。
大晦日の午後10時40分頃から僧侶17人掛かりで、1分ごとに1回、108つを撞いて新年を迎えることになります。

知恩院①三門

2007-07-28 14:36:21 | Weblog
知恩院は、ご存知の東山華頂山の麓、開基法然上人のゆかりの地に立つ浄土宗の総本山です。
1175年、宗祖 法然が草庵を結んだのが始まり。
境内には、大小160棟の伽藍があります。
院は徳川幕府との関わりが深く、大伽藍は幕府が戦の拠点と想定して、城郭のような造りになっています。
写真の三門は、日本最大の三門です。
1162年に建立され、高さ24m、幅50m、奥行22mの壮大さを誇ります。
三門は知恵・慈悲・方便を表すとか。
徳川二代将軍、家忠の命により建立したもの。

東福寺④方丈庭園

2007-07-27 17:58:52 | Weblog
方丈庭園は、方丈の四周を取り囲むように造られています。
南庭は禅院式枯山水で砂紋状に巨大な石がそそり立ち合掌の形になっています。
砂紋上に巨石が配され、それが合掌の形となり涅槃の境地に立つ感じに包まれます。
また西・北庭は市松模様を表し、鎌倉時代の手法を用いています。
ともに、その時代の代表的な庭園の趣きを今に伝えています。



東福寺③開山堂前庭園

2007-07-26 17:59:49 | Weblog
通天橋を渡り終えると、開山堂に着きます。
開山の聖一国師をお祀りしています。別名を、常楽庵といいます。
写真でお解かりのように正面の開山堂は屋根に楼閣を付けています。
左には寝殿造りの普門院があり、ともに国の重文です。
庭園は、簡素な中にも禅宗の庭らしく趣きがあります。
ちなみに国師は、宋から持ち帰ったお茶を、故郷静岡に持ち帰って広めた方で、静岡茶の祖と呼ばれています。

天神祭

2007-07-25 17:57:39 | Weblog
今日は日本三大祭の一つで、1100年の伝統を引き継いだ、天神祭がの日。
祭は、陸渡御と船渡御に大きく分かれます。
陸渡御は、大阪天満宮から中之島公園の大川までを催太鼓を先頭に鉾、地車(だんじり)、御輿、踊りなどが元気な囃子にあわせてパレード。
百万人近い人が見物し、大阪の夏の訪れを楽しみます。
写真は時間の都合で陸渡御。船渡御や花火はテレビでお楽しみください。

東福寺②通天橋

2007-07-24 18:03:34 | Weblog
通天橋は屋形が付いた橋で、橋の下は、洗玉澗と言います。
玉を洗うように綺麗な水の谷という意味とか。
春~夏の青葉とサラサラと流れる水の流れに爽やかさを感じ、また秋には楓などが真っ赤に色づく紅葉など、ここからの眺めは四季を通じて素晴らしいものがあります。

  

東福寺①三門

2007-07-23 17:54:42 | Weblog
東福寺は、鎌倉時代に九条道家が規模を東大寺、教えを興福寺にと、一字づつ取って創建したものです。
京都五山の一つに数えられていました。
広大な広さを誇り、約6万坪もあり、1200年代半ばには、ほぼ現在の寺域を整えていました。
塔頭は25を数え、禅堂・東司(トイレ)・浴室などは、重文です。
また庭園は、後で紹介しますが、開山堂、方丈などの庭園も素晴らしく、築山と白砂のコントラストは禅文化の最高の一つです。
写真の国宝・三門は、1400年初めに再建されたもので、現存最古の重層の楼門で、六羅漢を祀っています。

広隆寺③上宮王院太子殿

2007-07-22 09:59:04 | Weblog
上宮王院太子殿は、1730年に建立されました。
毎年11月22日のみ開かれます。
本尊の聖徳太子像を安置していますが、この太子像には、歴代天皇が即位大礼にご着用される束帯が贈進される習慣になっています。

広隆寺②桂宮院宝堂

2007-07-21 17:03:36 | Weblog
桂宮院宝堂は国宝に指定されています。
境内の西側にあり、檜皮葺き八角円堂で聖徳太子を祀っています。
法隆寺の夢殿に似ていますが、現在の建物は,1251年に中観上人によって建立されました。
飛鳥時代から平城京と平安京へと歴史の流れ、実に深いものがあると推測します。
是非とも一見の価値はあるとお勧めします。
しかし、公開は4・5・10・11月の日曜、祝日だけなので注意のこと。