takapyonaの美味的生活

美味しいもののためならエンヤコラ。
食材求めて自転車こいでる瞬間にシアワセを感じる私のブログへようこそ。

世界遺産 ストラスブール 《 ストラスブール in フランス 》

2006年03月21日 | フランスのレストラン・ホテル

本日(2006/3/20)は、スイスのバーゼルからフランスのコルマールへ立ち寄り、ストラスブール(Strasbourg)へ到着しました。

ストラスブールは、フランス北部のドイツとの国境、ライン川左岸に位置する街です。
過去幾度にも渡り、フランス・ドイツ間で領土の激しい争奪戦が行なわれ、ある時はドイツ領に、ある時はフランス領に、という歴史の狭間で揺れ動いて来た場所でもあります。そのため、現在はフランス領でありながらも、食べ物や街並などドイツの雰囲気が至るところに残っています。ストラスブール旧市街は、1988年に世界遺産に登録されています。

【ストラスブール・パス(Strasbourg Pass)】
さて、ストラスブールにも「ストラスブール・パス(Strasbourg Pass)」という観光に便利でお得なカードがあります。3日間有効で、下記の特典が受けられます。
1人10.6EURO(≒1,527円、1EURO≒144.085円)をInfo(観光案内所)で購入しました。私達が観光で使ったのは1日でしたが、大いに活用しました。

<特典>(出所:フランス政府観光局公式サイト)
■パスを持っていると無料になるもの 
・美術館の入館 (好きな美術館1ヶ所、4ユーロのところ無料に)←○利用
・ストラスブール市内の遊覧船乗船 (7ユーロが無料に)←○利用
・レンタサイクル1日分 (7ユーロが無料に)←×曇っていたので利用せず
・大聖堂のカラクリ時計入場 (1ユーロが無料に)←○利用
・大聖堂の塔 (4ユーロが無料に)←○利用
■パスを持っていると半額になるもの
・ふたつめの美術館入場←×利用せず
・観光プティ・トランの乗車(4月~10月)←×利用できず
・市内ガイドツアー参加(徒歩)(4月~12月)←×利用できず
・旧市街のオーディオガイト料金←×利用せず
・ライン河を行き来していた古い船「Naviscope Alsace」の見学←×利用せず

【遊覧船乗船 Strasbourg-Fluvial
○通常1人7EURO(≒1,009円、1EURO≒144.085円)の所、ストラスブール・パスの提示で無料

ストラスブールの旧市街はイル川に囲まれていますが、ここを遊覧船に乗って巡ることが出来ます。タイムスケジュールはコチラ

観光1日目の午後、旧市街を散策している時に遊覧船が旧市街を運航しているのを見かけました。遊覧船が橋の下を通る時、橋が回転して運河と平行になるため、その間橋は通行止めになり渡ることが出来ません。橋のたもとに事務所があって、「船が来た」→「事務所の人が橋にチェーンをかけて人は通行止め」→「水門の水量を調節」→「橋がゆっくり回転」→「水門の水量が調節されるまで時間がかかるので副操縦士の人が窓の中から首を出し事務所の人と握手や雑談、操縦士は船内で読書」→「副操縦士が席に戻る」→「遊覧船が橋の下を通る」→「橋が閉じる」→「通行止め解除」という具合で、かなり時間がかかります。一連のやり取りを見ているのは面白かったですが、通学・通勤途中にこれにぶつかってしまうと、遅刻してしまいそうです。





↓橋が回転して戻るのを待っている通行人

私達は、観光2日目の午前10:30発の遊覧船に乗船しました。前日見た午後の遊覧船はすいていたのに、この日は結構混んでいました。

オーディオガイド(英語・フランス語・ドイツ語など。日本語は無し。)を聞きながら、ストラスブール市内をゆっくり巡ります。



↓こちらは、EUの欧州議会(European Parliament)の本会議場です。



↓こちらは欧州人権裁判所

所要時間1時間10分の遊覧船クルーズはこちらで終了です。とても楽しかったです。座ったままストラスブールの街を堪能できました。

 

【ノートルダム大聖堂 Cathedrale Notre-Dame】
ノートルダム大聖堂は、高さ142mの尖塔を持つ街のシンボルで、12世紀着工15世紀完成と300年かけて建設されたゴシック建築の傑作と言われる教会です。山から切り出した赤色砂岩で建てられているため全体にバラ色がかっています。この日は雲っていたのですが、もやもやした中にそびえたつ大聖堂は幻想的で、荘厳な美しさに圧倒されました。

 





尖塔に登りました。
○通常1人4.4EURO(≒634円、1EURO≒144.085円)の所、ストラスブール・パスの提示で無料

 

 





 

1日に1回、12:30になると、大聖堂内のカラクリ大時計の仕掛けが始まります。私達は12:15に入りましたが、続々と人が集って来ました。
時間になると、大時計の扉が開き、キリスト、鳥、骸骨などの人形がくるくる回り始めました。あっという間に終わってしまいました。そごうの前にある「It's a small world」の曲にあわせて踊るカラクリ時計ほどの長さや動きはありませんでしたが、これが何百年も前に作られた物だとすると、やはりすごいと思わずにはいられません。

○大聖堂のカラクリ時計入場:通常1人1EURO(≒144円)の所、ストラスブール・パスの提示で無料。

 

【ヴォーバン・ダム(Barrage Vauban)】
ストラスブールの東側、現代美術館の近くにヴォーバン・ダム(Barrage Vauban)という堰があります。ここは、かつて牢獄として使われていたこともあり、最上階は展望台になっています。

見晴台に行くには、真っ暗な通路を通っていきます。夜1人で歩くのは恐そうです。かつて牢獄として使われていただけあり鉄格子もはまっています。現在、鉄格子の奥には囚人の代わりに遺跡のカケラ(発掘されたものor修復中のもの?)が「こんなに大胆に放り投げて置いておいてもいいのか!」と思えるほど無造作に積み上げられています。

最上階からはイル川とプティット・フランス(Petite France)の絶景を臨むことが出来ます。





川を眺めながら静かに語り合う欧米人カップル

 

右手を挙げてポーズを取る私と写真を撮るTH(夫)の影


【ストラスブール市街散策】
街を走るトラムに乗って移動時間を短縮したりもしながら、街歩きを楽しみました。



 

 

 

アルザス地方の名物に「クグロフ」という、この写真のような専用の型で焼いたブリオッシュ生地のお菓子があります。

ホテルの朝食でも「クグロフ」があったので食べましたがそれほど美味しいと思わず、街のお菓子屋さんでも買って食べてみました。街中で「CHRISTIAN CHOCOLATIER(住所:12, rue de l'outre)」というとてもお洒落なショコラティエがあり、ショーウィンドーにはクグロフも飾ってありました。

 



ここで、クグロフ(小)2.36EURO(≒340円、1EURO≒144.085円)とアプフェルシュトゥルーデル2.2EURO(≒317円、1EURO≒144.085円)を購入。

クグロフは上にアーモンドのトッピングがされていて中にはレーズンが入っていました。固くてパサパサしていました。アプフェルシュトゥルーデルはドイツやウィーンのりんごの焼き菓子です。ぶあつい皮の中に甘酸っぱいりんごが入っていました。このお店はショコラティエなので、チョコを買えば良かったかな。

ストラスブール(特に旧市街)は、ドイツ風の木枠の建物がたくさん残っていて、とても可愛い街並です。また、ギャラリー・ラファイエットやプランタンもあるのでショッピングも楽しめます(荷物が重くなるので何も買いませんでしたが)。
今回旅行したフランスの街の中では、私はストラスブールが一番のお気に入りでした。

ランキング参加中です。良かったら、こちらをクリックお願いします。
↓      ↓

にほんブログ村 旅行ブログへ  人気blogランキングへ  


コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« アルザスのWinstubでディナー... | トップ | ストラスブール駅前のホテル ... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿