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今日のランチは、パンパシフィックホテル横浜3階にある中華「トゥーランドット 游仙境」へ行きました。なぜパンパシフィックホテル横浜か。これは話せば少々長い訳がありまして。夫(TH)が3ヶ月程前に実家の札幌に帰った際、飛行機代としてJALクーポン25000円をもらい、それで帰りの飛行機チケットを購入するはずが、インターネットで飛行機を予約、いつもの調子でクレジットカード決済にしてしまい、結局JALクーポンが使われないまま残ってしまいました。有効期限が今年の1月末で、飛行機に乗る予定はなし。JAL系列のホテルやレストランで使えるとのことだったので、ディナー1回分で豪勢に25000円分使うか、ランチにして2回行くか協議した結果、満場一致でランチ2回に決定。以前横浜在住の会社の人が「トゥーランドットは雰囲気も良く美味しくて一度は行くべき」と言っていた「トゥーランドット 游仙境」と、私は会社時代、会社の人に迎賓館や支店に連れて行ってもらったことのある「クイーン・アリス」の2つに2回に分けて行くことにしました。今、ネットを調べたらこの2つは同じクイーン・アリスレストラングループとのこと。なるほど、お店の雰囲気が似ているかな。
2週間前に予約をしていたためか、観覧車や海が見渡せる景色のいい窓際の席に案内されました。外は生憎の雨ですが、雨でもなかなかいい雰囲気です。店内は満席でちょっと騒がしい感じ。まあそれはそれで中華っぽくていいのですが。
本日食べたのは、4000円のコース(10%のサービス料)。席に着くとコースメニューが置いてあり、前菜、スープ、メイン2種、食事、デザート、お茶の内容が書かれています。スープと食事はそれぞれa,bの2種類があり好きな方を選べるので、2人で別々のものを頼みました。
●チャイナオードブル9種類
小さなお皿に載ったオードブル9種類です。見た目が可愛くてたくさんあるので来た瞬間「わぁー」と思わず言ってしまいました。セロリの煮物、黒豆の煮物、ホタテのあえもの、からすみ等、味や感触の違うものがちょこちょこ楽しめます。ただ見た目の感動に比べると味は普通。
食べ終わった後のお皿。木に穴があいていてお猪口の様な三角錐型のお皿が中にはまっています。
●蟹肉サンラータン
スープの2品のうちの一品。器の蓋を開けるとお酢の良い香りが漂います。蟹肉、卵黄、竹の子、豆腐が入り黒コショウのパンチの効いた一品。
●大花椎茸と干し貝柱入り極上すましスープ
スープの2品のうちの一品。干し貝柱の旨みが濃縮された透明スープの中に肉厚椎茸と干し貝柱が入っています。ほっとする味です。
●帆立貝柱と京都の金時人参の特製チリソース 北海道のししゃものカリカリ揚げと一緒に
中国語の名前は1行ですが、横に書いてある日本語は上記の通り長いです。帆立の上にチリソースがかかっており、横にはカリカリにするためか揚げすぎて固いししゃもが添えられています。別にししゃもはなくても良いかも。
帆立の下にはサツマイモが敷かれています。メニューには「帆立貝柱と京都の金時人参の特製チリソース」とあるのに、金時人参の代わりになぜサツマイモが・・・?もしや金時人参が無くなったので甘い味のサツマイモで代用?まあ、美味しいんだからいいんだけど。しかしブログのために真相を明らかにせねば、とお皿を下げにきたボーイさんに質問してみたところ、金時人参はチリソースにすりおろして使われていたとのこと。そういえばチリソースはピリッとした味の他にほのかな甘みがありました。ここのお料理にはどれも野菜が入っているらしく、金時人参をチリソースに使うことにより甘みととろとろ感が出るとのこと。なるほど納得しました。
●ヒィーヒィーアーヒーと歌って下さい♪ オマール海老と鶏手羽のスパイシー炒め
歌いこそしませんでしたが、私はこれが一番好きでした。大量の唐辛子と共に揚げられたオマール海老とスパイシーチキンです。オマール海老の揚げ加減は絶妙で、生に少し火が通った程度なので身が柔らかでジューシーです。チキンはカリカリになるまで揚げてありこのスパイシーな味加減も絶妙。どちらも黒コショウの粒と一緒に食べると美味しさが更にUPします。
●旬の根野菜がいっぱい 本当にピリッと辛い牛肉スープご飯
お食事の2品のうちの一品。細かく切られた根野菜と牛肉が入った黒コショウとコンソメ味の効いたピリ辛味のスープの中にご飯が入っています。中華を食べてるのか韓国料理を食べているのか分からなくなるような韓国料理にありそうな味付け。これもすごく美味かったです。今回の2位。
●黒胡椒ハチミツチャーシュー麺
お食事の2品のうちの一品。中華料理の麺というのはどこも麺がアルデンテではなく柔らか目で不思議に思うのですが、ここはその中でも更に柔らかい麺。個人的にはもっと固い麺が好きですが、スープは濃厚で美味しいです。ハチミツチャーシューは特に意識をせずに食べてしまったのでハチミツで甘かったかどうか覚えていません。
●トゥーランドット特製デザート
この中の種類から好きなものを選びます。一番下のプリン・アラモードのみ300円プラス。私達は下記の2種類をチョイス。
○杏仁豆腐とマンゴープリンのハーモニー
当店人気NOと書いてあったフレッシュマンゴープリンとふるふる杏仁プリンです。マンゴープリンはマンゴーの実がころころ入っていてマンゴー好きの私にとってはたまらない味です。杏仁豆腐も家で作る特製杏仁豆腐に強敵現る、といった感じです。今回の3位です。
○三種のお茶を使ったオリジナルデザート
運んで来てくれたボーイさんが「これは私のイチオシのデザートです。」と最初と最後に2度も言わしめた代物。中国のカステラの上にお茶のゼリー、アイス、お茶のクッキーが載っています。この中で自家製でないものはポッキーだけ、ともボーイさんは言われていましたが、ならばポッキーは不要かも。中国のカステラは若干パサパサしていますが、アイスと食べるとまろやかな味になります。ゼリーは杏仁豆腐と比べると固め、お茶のクッキーはとても美味しいです。イチオシだけあってなかなか美味しいデザートでした。
●凍頂烏龍茶
お茶っぱを蓋で斜めに押さえながら飲みます。蓋の裏には凍頂烏龍茶の柔らく甘い香りがついてとてもいい香りです。台湾の金宣茶の香りにも似ています。お茶の入ったカップと共に指し湯が供されるので好きなだけ飲めます。最初からこのお茶を出してくれればもっと飲めて嬉しかったです。
☆お試し紹興酒(5年、10年、15年)1500円
5年、10年、15年の紹興酒が小さなグラスで楽しめます。年数がたつごとに紹興酒は甘みが増し濃厚になるのかと思っていたらその逆で、年数が増すごとにキリッとした辛口になっている気がしました。年数が増すごとに高価になるようですが、私達は5年ものが一番飲みやすくて好きでした(相変わらず安上がりな私達)。最初は順番に並べて飲んでいましたが、段々どれがどれだか分からなくなってきました。色々飲み比べられて楽しかったです。
<おまけ>
器がお料理ごとに違っていて面白かったです。
この小皿は、オマール海老を取り分ける時に出てきた小皿です。最初「ドクロマーク」、次に「パンダ」に見え、よくよく見ると●の部分の下に小さな目と鼻と口がついていて、●は髪の毛で中国の子供の絵ということが判明しました。
<感想>
1品目、2品目が普通の味でお店の雰囲気も何となくざわざわしていたので、「この値段なら銀座の薬膳中華料理のXing Fuの方がいいな。次回来るのは10年後でいいや。」と言っていたのですが、3品、4品と食べ進むうちに、結構ツボにはまってきて「5年後にまた来よう。」となり、私達が料理の写真を撮っていたらボーイさんが「お二人を一緒に取りましょう。最近私はデジカメにはまっていてこのようにお撮り出来るのが嬉しいんですよ。」と何とも行き届いた言葉とかいがいしいサービスぶりに、最終的に「2年後ならまた来てもいいかな。」と2年後まで格上げされました。
帰りに夜の値段のメニューが出ていたのでみてみると、お昼のメニューに「牛ヒレ肉」のお料理が一品追加されているだけで、4000円から8000円にUPしていて、「やっぱりディナー1回じゃなくランチ2回で正解だった。」と確認出来た帰り道でした。でも夜景を楽しむなら夜も良いかも。
<お店データ>
店名:トゥーランドット 游仙境 パンパシフィック横浜店
カテゴリー:中華料理
住所:神奈川県横浜市西区みなとみらい2-3-7
電話:045-682-0361
時間:ランチ 11:30~14:30、ディナー 17:30~21:00
私もJALのクーポンがあって、日航東京はほぼ全部いったので今度はパンパシフィックにしようかなあとおもってた。
やっぱりこの系列店はランチのほうがお得だよね~。
会社時代、クイーン・アリスに一緒に連れて行ってもらったのが懐かしいです