
午後5時すぎ、勤め先から戻った近所の兼業農家さんの離れの倉庫で取りかかる。ゴーッと音を立てて動く「ISEKI」の籾すり機に、籾付きの米をどんどん投入。ふるいに掛けられた後、籾が除かれ、セットした袋に「玄米」となってたまっていく。ほぼむき出しで見える工程を眺め、初体験の隊員は「こんな機械を作る人って、すごいわ」とひたすら感心する。

バッチン! 30分ほどした頃、大きな音とともに、機械から焦げくさい匂いが漂ってきた。「どっか壊れたで」。後から駆け付けた別の農家さん2人が言う。カバーを開けると、米を挟み込んで籾を外すローラー部分がちぎれ、摩擦熱で煙を上げていた。「ありゃ、壊れたで。今日はもうおしまいじゃ」。あっけなく終了し、家路に就いた。

籾すり機が煙を上げてから約1時間後、携帯が鳴る。「残りも今、終わったで」。さっそく部品を交換して、残りの籾すりもやっつけてしまったらしい。再び車で駆け付ける。玄米の袋が3つ増えている! かっこいい。

※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます