
数日前までは雨予報だったが、天気はなんとか持った。「湿った南風」の影響で寒さも緩んでくれた中、地元の農家さんや町内外から駆け付けてくれた親子、学生たち計20人余りが集結。田んぼの持ち主であるマッチョ大家さんの倉庫で眠っていた木枠の「足踏み脱穀機」や、隣の地区の農家さんが貸してくれた民具博物館収蔵品のような「千歯扱き」を使って、アナログな脱穀を体験した。
まずは「実験台」とばかり、大人が挑む。器具をこぐ足と、稲束を振るう手とがなかなかかみ合わない。「うーん、日が暮れますね」
脱穀初体験のアラフォー隊員も、ぎこちなくチャレンジ。要領をつかんでくると、体を使った単純作業がなんだか心地いい。じわじわと汗がにじむ。フィットネスジム「田んぼ」だ。あ、足がしんどっ。「替わって」「えっ、早くない!?」。ツッコまれる。





地元の女性たちがこしらえてくれた豚汁やジャンボいなりで昼食を取る。子どもたちはわが家にある楽器に興味津々で、太鼓やギター、三線でやけっぱちのBGMを奏でてくれる。参加者が差し入れてくれた手作りクッキーもおいしく味わった。



今日は、近郊のフリースクールの運営者の方も見学に来てくれる予定だったけど、急きょの業務のため参加がかなわなかった。でも、関心を寄せてもらえているのはうれしい。アドバイスを受けながら、つながっていかせてもらいたい。
何はさておき、ローマ教皇もやってくる日に、隊員の懲りない呼び掛けに応じてくれたみなさん、前日からの準備や当日の指導をしてくれた農家のみなさん、ありがとうございました! 米はこれから籾すりを経て、玄米となります。稲刈りに来てくれた方々も含め、何らかのかたちで食べてもらえるようにしようと思います。
思えば、ひと月前の稲刈りの日は「即位の礼」。なんだか、福富の田畑にロイヤルな香り漂ってきたぞ! え!?
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます