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東京23区の坂(3) 文京区(1)と豊島区の一部 2004年2月12日

2015年02月07日 | 東京23区の坂
HPクローズで消滅した10年前の坂のデータを少しずつUPしています。
東京23区の約200の坂を自転車で走ってみました。
坂は昔とほぼ同じだと思うが、風景は当時と現在では変わってるかも知れません。
もう10年以上経っているのでどのぐらい変わっているかGoogle mapの画像と比較してみました。
思い出に浸りながら一部新たに書き込みました。
地図はGoogle mapなどを使えば判りやすいが、当時頑張って作ったアナログな地図を添付しました。
矢印方向が上りになってます。








1 服部坂(はっとりざか)
  (Google mapより)
【江戸時代坂の上に服部権太夫の屋敷があって「服部坂」と呼ばれた。
永井荷風は眺望のよいところとして『日和下駄』に「金剛寺坂荒木坂服部坂大日坂等は皆斉しく小石川より牛込赤城番町辺を見渡すによい・・・】こんな事が標識に書いてあった。
約100m、勾配は8〜9%ぐらいか?
第五中信号から小日向の高台へ向かう道で坂を登り切った所を右折すると横町坂の下りがあったが、上り返すのが面倒なので今日はパス。
ところで服部と聞くと服部半蔵を想像するのはちょっと短絡的過ぎでしょうか?
服部半蔵の屋敷は皇居の半蔵門の近くにあったのでこことは無関係。
服部権太夫はよく知らないが、彼の先祖服部家は徳川家康を守って伊賀越えをし、以後幕府から優遇され、ここにも服部家の屋敷があったんですね。


2 大日坂(だいにちざか)
  (Google mapより)
坂の途中に大日堂があったことから坂の名前がつけられたらしい。
このあたりの「小日向」の名前の由来は、古く鶴高日向という人の領地だったが、家が絶えた後「古日向があと」といっていたものがいつか「こひなた」と呼ばれるようになったであろう、と説明がある。
110m、勾配は9〜10%ぐらい。


3 目白坂(めじろざか)
 (Google mapより)
地下鉄有楽町線の江戸川橋駅から椿山荘へ神社やお寺の間を抜けていく道。
目白の台地から音羽へ下る道筋にあたる。
坂下は緩やかだが徐々に勾配を増し、坂上あたりは10%ぐらいになる。
約400mの坂。


4 豊坂(とよさか)
  (Google mapより)
8%ほどの坂を逆S字に240mほど登ると目白通の日本女子大前信号に出る。
坂を離れて南に進むと神田川にかかる豊橋に出る。
坂下に豊川稲荷神社があるところから「豊坂」と名づけられた。
江戸時代、この一体は大岡主膳守の下屋敷だったと標識の説明にあった。


5 富士見坂(ふじみざか)
  (Google mapより)
この坂は豊島区です。
文京区との境界に壁のように立ちはだかっています。
勾配は25%で東京23区でも最も勾配がきつい坂らしいです。
150m登り切ると目白通です。
実際に走ってみると見た目ほどきつくはありませんでした。
調子が良かったのかな?
この西側に同じような道があります。
ところで、東京にはあちこちに富士見坂があります。
江戸時代だったら江戸のどこからでも富士山が見えたと思うが、今の時代本当に富士山が見えるかどうか判らない坂が結構ありそう。
この富士見坂から果たして富士山が見えるか?
ちゃんとチェックしてないので不明です。


6 稲荷坂(いなりざか)

富士見坂の西側の道です。
こちらも急坂ですが、富士見坂よりは少し勾配は緩やかです。
見た目にも富士見坂の方が迫力があります。
坂の上に小さな稲荷神社があって名前の由来だといわれてます。


7 宿坂(しゅくさか)
  (Google mapより)
中世の頃、「宿坂の関」と呼ばれる所が、このあたりにあった。
この坂の名が、宿坂道と残っているのは、おそらくそれにちなむものと思われる。
そんな標識の説明がありました。
坂下の西側に「目白不動」で知られる金乗院がある。
130mで8%ぐらい。


8 のぞき坂
  (Google mapより)
東京23区で一番の急坂と言われている坂。
恐らく23区でも自転車乗りの間では一番有名かも知れない。
世田谷区の岡本町の坂は22%なのでそれ以上で25%らしい。
坂下から坂上までは200mほどだが32TX24(26インチのMTB)でも上りきれましたが、最近は絶対に無理です。


9 清戸坂(きよとざか)
  (Google mapより)
不忍通の300mほどの非常に緩やかな坂。
坂という感じはありませんでした。
主要道路だが交通量は他と比べて少なめ。


10 目白新坂(めじろしんざか)
  (Google mapより)
比較的走りやすい目白通を目白台から下る坂。
坂上の左側に椿山荘があります。
450mと長めの坂で勾配は7〜8%だが距離が長いせいか意外と登り甲斐がある。


11 鳥尾坂(とりおざか)
  (Google mapより)
170mの坂だが勾配は10〜11%ぐらいでこのあたりの坂ではきつい方。
坂上は独協学園。
標識の説明
明治になって、旧関口町92番地に鳥尾小弥太(陸軍軍人、貴族院議員、子爵)が住んでいた。
西側の鉄砲坂は人力車にしても自動車にしても急坂すぎたので、鳥尾家は私財を投じて坂道を開いた。
地元の人々は鳥尾家に感謝をして「鳥尾坂」と名づけ、坂下の左わきに坂名を刻んだ石柱を建てた。
ここで名前の出ていた鉄砲坂は細い道らしく見落としてしまいました。
なんでも勾配が23%で100mほどの坂のようです。
しかし鉄砲坂がきついのは判るとしても、この鳥尾坂も10%ほどあるので当時の人力車を牽く方は凄いパワーの持ち主だったんでしょうね・・・


12 三丁目坂(さんちょうめざか)
  (Google mapより)
旧音羽三丁目から目白台に上る坂で「三丁目坂」と呼ばれている。
音羽通の大塚警察前信号の西の高速5号線をくぐって坂上まで200mほど。
勾配は7〜8%。
音羽から目白台への坂で、最も北にある坂。


・・・こうして10年前と比べてみるとこのアリアはあまり変化してない様子。
坂の周囲だから大規模な開発があまり進まないのか、住宅地が多いせいなのだろうか?



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