奈良県での医院歯科医院開業サポートの頁

製薬会社MR勤務経験30年を生かして、良い開業物件、継承開業情報、勤務医募集情報を紹介させていただきます。

近鉄南大阪線「尺土」駅の近辺

2014-03-26 14:39:16 | 日記
 近鉄南大阪線「尺土」駅近辺のリサーチを、先日現地の協力スタッフと調査に

 行きました。まだ、確定的な結果は出せませんが、暫定の調査コメントを

 述べさせて頂きます。


   葛城市当麻町は、幹線道路の開通等が無く「尺土」駅南口も整備中です。

  いずれは、道路拡幅・整備によって再開発が行われれば、地域の活性化

  が期待できそうです。大型スーパー&医療モールが立ち上がってよい場所ですが

  、現状では駅付近はリスクが少なくない感じです。


   付近は開発から取り残された感があります、周辺の人口密度・人口構成

  からいえば、やや医療過疎の現状と言えるかと思います。

  私がDRの立場て開業場所を選ぶとすれば、尺土駅から香芝方面に

  北上した良福寺交差点付近が魅力的な感じが致します。

   尺土・当麻~下田・香芝の間が検討されてよいようです。

    調剤薬局、コンサルタントも着眼して入る気配は有りませんが、

   現状と将来性を考えれば、医療開発地域として健闘されて良い場所ではないか

   と思われます。引き続き、同地に注目して継続駅なレポートをお届けします。


     写真 1 「尺土」駅北側付近 スーパー万代あり
        2  再開発整備中の「尺土」駅南側
        3  良福寺付近から見た二上山
        4  良福治交差点の付近
        5  良福寺交差点に近いテナント(用途フリー?あくまでも参考例です)


    
    
    
    
    

ベルテラスいこま 竣工式開催 3月20日 4F医療フロアのライン・アップ

2014-03-25 16:22:05 | 日記
  去る3月20日に生駒市近鉄生駒駅隣接「ベルテラスいこま」の竣工式が

 行われ、山下市長も出席し、4月20日より5F図書館等のオープンが公表

 されました、同ビル1Fの近商及び4F医療フロアの婦人科医院・調剤薬局

 は4月1日から開業されます。4F医療フロアのクリニックは以下の通りで、

 順次、ご開業される予定です。駅前であり、再開発が遅れていた生駒駅

 北側というロケーション、近商・近鉄に直近であること、広い駐車車場の存在は

 患者様の来診の利便性・付加価値を高めるアドバンテージと言えます。

 勿論、通勤通学の患者様にとっても、受診しやすいロケーションであること

 は言うまでもありません。駅や駐車場から、傘なしで受診に行けるということ

 は魅力的なファクターです。


  【 ベルテラスいこま4F 御開業予定の医院・薬局 】 ~敬称は略しています


  榎本レデイースクリニック (婦人科) *4月1日開院予定

  かつらぎ眼科クリニック  (眼科)    *4月21日開院予定     

  ひかり歯科口腔外科医院  (歯科口腔外科)

  生駒吉岡皮膚科医院    (皮膚科)

  おおつかクリニック    (内科)

  アール薬局(生駒駅本店) (調剤薬局)


    *3F サンマルクカフェ、ミスタードーナツ、鎌倉パスタ等食堂関係店舗&他 

     1F  近商


写真 上 5F図書館 4F医療フロア 3F食堂街 ~バルコニー広場を囲む形になっています

     下 ベルテラスいこま付近を北東交差点から見た眺め:駐車場出入り口は南都銀行の斜め向かい付近

      
      


       

生駒郡斑鳩町 旧奈良医薬品工業跡地の再開発

2014-03-25 09:29:08 | 日記
 生駒郡斑鳩町の旧奈良医薬品工業跡地の整地が完了寸前です。

 まだ、正確な計画決定の報告は入っていませんが、健診クリニックのプランは

 後退しているような感触を得ています。スーパー、電気店の打診もあるようですが、

 イオンとジョーシン電気が直近にて盛業しているので、過剰競争→共倒れのリスクが

 大きいと思われます。

  マンションも含めた、住宅団地、小規模クリニックゾーンの組み合わせであれば

 地域の特性にマッチしそうに思われます。(あくまでも個人的見解です。)

  以前から、指摘していますように、ジョーシン電気・イオンとのアクセス通路の敷設が

 同土地活用のポイントになりそうです。それが可能であれば、ホームセンターと医療ゾーン

 ・集合住宅群の開発にとっては有望です。

  

 


   

 

2014年度4月からの診療報酬改定の調剤薬局への影響

2014-03-25 09:17:24 | 日記


  2014年度4月からの診療報酬改定は、訪問医療の面でも、調剤薬局に関係した

  技術料にしても、大幅に切り下げられ、医療と薬局経営の現場に大きな影響を与えそうです。

  調剤薬局は、大幅な技術料切り下げをどのようにカバーして、安定した経営を維持していくかが

  問われそうです。医薬品卸業界がそうであったように、大手の調剤薬局チエーン化が加速する

  という見方も浮上しています。また、ジェネリック品目をこれまで以上に重視する傾向が

  薬局サイドのニーズとして強まりそうな気配です。

  ダイアモンド誌のレポートをアップいたします。

診療圏は生き物である?~「撤退戦の研究」から学ぶこと

2014-03-22 18:33:06 | 日記
 「新規開業が新しい診療圏を創造する」という意味の事象を以前にかきましたが、

 これからの時代は、診療圏の中身が生き物のようにめまぐるしく変貌する時代で

 あるという観点も求められるようです。

 昔は、「駅前開業であれば、まず大丈夫、盛業100%」という常識がありましたが、

 今や、駅前開業が必ず成功する時代でなくなっています。

  モータライゼーションで、車を利用して通院される患者様は、広い駐車場で車を

 止めやすい・幹線道路からアクセスしやすい医院を望まれます。

  「新興団地で内科小児科で開業し、小児患者様が多い時は良かったが、次第に人口構成が

 老齢化し、必然的に小児患者が先細リになった」というDRのお話を聞かせて頂いたこと

 があります。そして、口コミの集患ということについて言えば、今はスマホ党が普及してい

 ますので、患者様の医院に対する感想は拡散の度合いが早いです。

  医院・歯科医院のご開業も10年刻みで、診療圏の動態を考えねばならない時代になりつつ

 あるようです。人口動態以外に、同じ診療圏内での他の医院様の新規開業や、幹線道路の新設、

 大型商業施設の新規出店といった要因も大きいです。

  少なくないDR方が、移転開業された事例を多々、私は見てまいりました。

 理由は千差万別ですが、最初の開業場所に見切りをつけられた場合も少なからずあります。

 「撤退戦の研究」(半藤一利・江坂 彰 共著:光文社)は戦争と企業経営を重ねて検証した

 名著ですが、医院経営も一つの「経営」と考えた場合、非常に示唆の多い経営本ではないかと

 私は考え、このブログの閲覧者の皆様にご一読をお勧め致します。

 現開業場所に見切りを着けて、移転開業を選択する。これは大変なことですが、長い目で見れば

 その選択の決断が必要であることを、同書は訴えているように、私は読ませていただきました。