奈良県での医院歯科医院開業サポートの頁

製薬会社MR勤務経験30年を生かして、良い開業物件、継承開業情報、勤務医募集情報を紹介させていただきます。

旧来の診療圏調査は見直すべき?新規開業が新しい診療圏を創造しているという実証。

2014-03-11 08:32:14 | 日記
 この数年の新規開業医院&医療モールを検証した場合、「旧来の診療圏調査結果が

あくまでも参考程度だった。予想以上の来患があり、安定した医院経営の見通しが

早期に確立した」という、奈良県下の新規医院・歯科医院開業事例を見聞する機会

が多かったと私は感じています。「このような場所でご開業されても大丈夫だろうか」

と懸念していたものの、開院当初から順調に集患数を獲得される事例に接して、

恥ずかしながら、新規開業の立地条件・診療圏の把握手法が変化しつつあることを

痛感しております。

 こうした医院新設立地条件に大きな影響を与えているファクターとして考えられる

のは、第二阪奈道路開通・同道路に関連した道路網の拡充、中和幹線道路の整備等で

はないでしょうか。診療圏1km~2km内の、人口や来患予想数が正直、参考程度

の数値としか思えない現象が生じつつあるような印象を抱いております。

 そして、新規開業された医院&医療モールが新しい診療圏を創造されるという現象

は注目されるべきです。(例 あやめ池メディカルコート、平群町三里医療ゾーン)

 診療科によっては、奈良県下での新規開業はもう飽和の一歩手前と私が分析しても、

旧来の診療圏調査が見事にスクラップ同然となり、新規開業に成功される事例が生まれ

るということを、私は今後、コンサルタント業務のポイントとして生かしていきたいと

思う次第です。


   写真 上 上牧町アピタ・北側(生駒方面の眺め) 中 信貴山麓から見た三郷町・平群町・斑鳩町(一部)

      下 あやめ池メデイカルコート