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日本に流れる「嘘」の情報を徹底解明します!






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フィリピン不動産を探す際の留意点

2020年11月17日 | 海外不動産投資
※Facebookグループに投稿した内容ですが、参考のためブログにもアップしておきます。
 
フィリピンで不動産を購入または賃貸したい場合に、どうやって情報を探すか悩んでる方が多く、また日本との事情の違いで戸惑う方が多いようなので簡単にお話ししたいと思います。
 
【フィリピンには不動産屋がない】
まずフィリピンでは、基本的に”不動産屋”という店構えがなく、売手と個別につながっているブローカーが仲介する形がメインです。
もちろん情報を保有してサービス提供する不動産屋もありますが、ほとんどが外資系で、特に日系は会社の報酬が大きいため割高となります。
不動産は事後のサポートも必要な場合がありますので、物件価格だけでは判断できない事もありますが、お得情報は現地のブローカーから得るというのが基本だと覚えておいて下さい。
 
【現地情報サイト】
次に情報をどうやって得るかですが、最近ではフィリピンでも多くの不動産情報サイトができており、そこで検索して情報元(オーナーや担当ブローカー)と直接メールなどで詳細確認し、内覧、交渉を通じて最終的に取引を決める流れとなります。
しかし日本とまるで違うのはその様なサイトの管理体制で、サイト自体は基本的にプラットホームだけを提供し、無料登録した者が自分の情報を自己管理するようになっているので、既に無くなった物件が載せられたままだったり、価格が更新されず担当者とも連絡が取れないというのが非常に多いのが厄介です。
 
【日本の様なサービスはない】
日本の「お客様は神様です」精神は、外国では異様な奴隷的サービスに写り、そんな価値観がない現地では到底理解できない異次元サービスですが…不動産に関してもその感覚の違いで日本人がかなり不快感を持つことがあります。
まず日本では不動産屋が多くの情報を抱えていて、気軽に問合せできる体制になっています。取引する気がある無しに関わらず、取り敢えず聞いてみるを大いに感謝してくれて丁寧に情報提供してくれます。
これは不動産屋がオーナーと結ぶ媒介契約制度があるからで、その不動産の商権は我社だと唾を付ける事ができるというのが大きいでしょう。ところがフィリピンには、基本的に媒介契約というものがなく(物件によっては専属で担当が決まってる場合あり)、オーナーは付き合いのあるブローカーを、時には複数人に情報を振って報酬の約束を交わし契約者を探してもらいます。
ですからブローカーは決めた者勝ち。オーナーから得た情報を仲間内のブローカーでシェアしたり、SNSやあらゆるサイトで拡散して、とにかく早急に契約者を決めたいので、情報提供からクロージングまでのまくりが半端ありません。
フィリピン不動産のお得情報は、オーナーと直接面識がない限り現地のブローカーが握っているのは間違いありませんが、このような事情で、日本では当たり前な「お得情報の安直な問合せ」というのがないという事を理解していただきたいです。
 
【スムーズな情報収集はどうすればいいか】
日本人の最大価値観である「安く良いものを得る」は、結局は何でも自分でやるしかないのですが、とは言え、何でも不便な新興国で現地に何も経験やコネがない人が、いきなりブローカーとやり取りするのはかなりハードルが高いものです。また判断に必要な相場観などは相手の話だけでは分かり難いためなかなか自分だけでというのは難しいのですが、お得情報は上記のように常に手持ちというのはあり得ないので、結局現地ブローカーから入手することになるため、ある程度ご自身で取引の目星をつけて行動される事をお勧めします。
例えば、上記のリンクなどで相場を見たり現地に詳しい人に現状を聞いたりして、自身でターゲットを絞っていくことをしてみましょう。その上で具体的な相談をしてターゲットが決まり、見合う情報があれば契約すると決めた段階で情報探しの依頼をします。
つまり「情報提供依頼の段階で取引する責任を持つ」ことが重要なのです。
日本ではまるで頭が固まっていない段階から、不動産屋に聞けば手取り足取り指導して購入決定まで世話してくれるため、この「買うと決めて情報を探す」というのが日本人にはできないのです。さらに客は神様だと思ってる訳ですから心地よいサービスを受けるのが当然というのが日本人です。
しかしこれは情報提供する側には非常に厄介な問題を含んでおり、常識の差で嫌な気分になる場合もあります。
 
【聞いてみるだけが情報提供側の命取り】
我々情報を取る側からすると、現地のブローカーは非常に大切な情報網で、人なつっこい性格のフィリピン人にとって人間関係はとても重要です。ブローカーに情報を尋ねると必ず何らかの情報が寄せられますが、日本と違うのは、彼ら情報提供側が早い者勝ちなので、即契約をするかしないかを詰めてきます。もし難色を示せばすぐに他の情報を持って来てこれならどうか?と言って来ます。
このやり取りを何度も交わして物件を探すのは仕方ないのですが、いつも契約に至らない、それも単に聞いてみるだけで終わる場合は、彼らは段々こちらを相手にしなくなってきます。これが我々現地で情報収集する者にとっては命取りとなるリスクなのです。
 
【情報を探すだけの仕事もある】
フィリピンのブローカーの中には、場所と希望の条件を言えば情報を探すロケーターと言う仕事もあります。このロケーターは1件の情報に対し数千ペソの費用を取り、担当のブローカーをつなぐだけです。
つまり情報というのはそれだけ価値のあるもので、特に大きな金の動く不動産情報などは、簡単に聞いてみるというのに対応するのは難しいという事です。
日本人は情報提供を受けただけで費用を払うという事を受け入れる人は皆無なので、フォローという作業が大きいのですが、このような事情で、日本感覚でいる方にとって私がお伝えする事に違和感を持つ方も多いと思い投稿致しました。
具体的なご相談がある方はPMでご連絡いただければ個別対応致します。
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