先日、東京、大阪にすごい人物が現れた。
香港にある、投資コンサルティングと金融サービスを提供するBMIファンドマネジメントから、会長のローウェル・ロー氏と、ファンドマネージャー(FM)兼CEOのリッキー・ガン氏が、業務提携先の株式会社アビオン35主催の講演会にゲストとして現れたのだ。
BMIファンドマネジメントは、香港を代表する独立系ファンナンシャルアドバイザーで、主に
・上場支援コンサルティング
・財務会計コンサルティング及び法人秘書業務
・不動産、工場、設備、無形資産評価サービス
・投資顧問業務、ファンド資産運用
などを行なう、香港で最もメジャーな金融グループである。
特にリッキー・ガン氏は、元香港政府のFMとして、600億円ものファンド運用実績を持ち、昨年来の世界金融恐慌の中でも安定した運用実績を出したスーパーFMである。
この滅多に会うことのできないスペシャルゲストから、現在の香港市場と景気動向について説明があった。中でも、不景気と叫ばれる今、マンションの売れ行きが好調である例が発表された。
世界でも有数の高額な不動産価格で知られる香港では、分譲、賃貸問わず、その価格は東京の物件価格の数倍にも匹敵する。
今回紹介があったのは、香港の目抜き通りに建つ30階建てのマンション。その価格は、1平方mあたり300万円を超えるという!80平方mの日本では標準的な広さのマンション1戸の価格は約3億円!このマンションが即日完売だったそうだ。
さらに50階建ての最上階にある、最高級物件は22億円というビッグプライス。こんな物件でも、一番最初に手がついてしまうという。
貧富の差も激しいのだが、700万人くらいの人口の中で、桁外れの金持ちがうじゃうじゃいるのが香港なのだ。
そんな大富豪が生まれ、世界から投資マネーが集まっているのもはっきりした理由があるという。
第一に、投資に対して一番の大敵「税金」がとにかく優遇されている点。
香港では、株や為替をはじめ、あらゆる投資利益には税金がかからない。また、相続税も贈与税もないのだ。
いわゆるオフショア地域としてこのような優遇措置を取ることで、世界のマネーが渦巻くこととなる。
さらに、基本的にフリーポートだから貿易自由国。シンガポールと並んで世界中のコンテナ貨物が流通する物流拠点だ。
それでは何に課税するのか。その理由にも分かりやすい理由がある。
狭い土地に大量の車が行き交う香港。政府もなるべく国民には車に乗って欲しくない。だから、車やガソリンは課税され、すごい値段がする。
車の値段は、概ね日本の2倍以上、ガソリンもリッター当たり200円近くするのだ。
それでも、ベンツは当たり前、平気でフェラーリやランボールギーニも走っている。
香港にお金が集まる第二の理由は、政治や国の安定、安全な国であることを挙げた。なんだか物騒なイメージを持つ方も多いかもしれないが、いつも殺人事件が流れる日本と違い至って平和なのである。
自他共に認める世界金融センターは、経済について非常に安定しているのだ。
第三には、中国の発展に伴う、進出拠点として香港が選ばれていること。
世界の中心は、もはや中国と言うことだろうか。今後は、ニューヨークやロンドンと肩を並べる金融都市になると明言していた。
ここで、面白い質問をしてみた。
以前のブログでも公開したが、将来中国人民元が高くなると話題が集まっているが、世界のトップFMはどのように見ているのだろうか。
言われるとおり、人民元の切り上げは確実です。
現在は、中国政府の政策で、無理やり人民元の価値を抑えている。
これを、年間10%ずつ段階的に切り上げていきます。
政府の厳重な管理の下切り上げが行なわれるので、人民元バブルになる可能性はありません。
このようにはっきり言い切ったのである。さらに、効果的な投資手法としてこんなこともアドバイスしてくれた。
今は円高/米ドル安の時期。だから今のうちに米ドルを入手して人民元への投資に備える。
効果的なのは、現物投資の中国不動産を購入すること。消えてなくなることのない不動産で、物件の値上がりと元の切り上げで両方利益を獲得できる。
人民元を対象にした鉄板投資法だ。
この情報は、私にとって大変大きな自信につながった。
なぜか。
それは、最近私が中国不動産投資を勧める裏付けができた瞬間だったからである。
海外不動産の最新情報は、近日ブログに公開しようと思うのでお楽しみに。
待ちきれない方は、メッセージ欄からお問い合わせを。
最新の画像[もっと見る]