十干というのは、自然界にある人間が生きるために
必要なものを、木・火・土・金・水の
五つの気(五行といいます。)に分け、
それをまた陽(強い)と陰(弱い)に分けたものです。
☆ 十干が持つ意味
甲 きのえ 陽の木 大樹 幹のある樹木とみます。
大木になって、見上げてもらいたい。
活発な性格で、まっすぐな性格を持ちます。
少し短気で気難しいところがありますが、
伸び伸びと、前向きな性格です。
乙 きのと 陰の木 草花、芝、木の枝葉とみます。
花を咲かせて、きれいと言って欲しい
優しく控えめな雰囲気ですが粘り強いです
目的に向かって、辛抱強く努力します。
丙 ひのえ 陽の火 太陽とみます。
万物にエネルギーを与え、
きれいな風景を造ります。
プライドが高く、明るく社交的な性格です。
存在感がありますが、
気性の激しいところがでると、
対人関係は、トラブリやすいです。
丁 ひのと 陰の火 灯火、たき火とみます。
木の燃料があれば、燃え続けます。
特に、暗い夜には、
人間には大切な灯りです。
明るく活発な外見を持ち、
冷静な判断力があります。
受け身で控えめな性格です。
ろうそくの炎のように心の中はゆれ易く
苦労症です。
戊 つちのえ 陽の土 山の土、水をせき止める
堤防などとみます。
山の土は、木を植えて豊かに水を貯めこみます。
水分が少なくて固く乾いた土は、
偏屈で頑固です。
穏やかな性格で、信用を大事にします。
山土は、のんびりやで動作がゆっくりなので、
他の星に比べて何かと、時間がかかります。
己 つちのと 陰の土 田んぼや、畑の土とみます。
万物を育てる役目の大地の土は、
優しく包容力があります。
礼儀正しい性格で、忍耐力があって、
努力を惜しみません。
性格は不器用なところがあって、
打ち解けるのに時間がかかるかも。
頑固で融通がきかないところが強くでると
孤独になる傾向があります。
庚 かのえ 陽の金 鉄鉱石、鉱脈とみます。
質のよい土の中から生まれた鉄や鉱石は、
火で精錬されて、自動車、船、
飛行機などになります。
鉄や金属は、そのままでは使い物になりません。
火の熱さの試練をくぐり抜けて、
使える商品になります。
常に前向きな生き方、
変化することを恐れてはいけません。
攻撃的な性格がでると、人とぶつかります。
辛 かのと 陰の金 砂金や宝石、貴金属とみます。
水で洗われて、磨かれることを喜びます。
きらきら輝く宝石ですから、
プライドが高くなると、
取り越し苦労が多いです。
頭の回転が速く、冷静、
現実的な考え方をします。
柔軟性もあって、臨機応変に
ものごとに取り組みます。
壬 みずのえ 陽の水 河水・湖・海とみます。
大きな河は流れて一箇所に
とどまらない柔軟性があって、
丙の太陽の輝きに照らされることが好きです。
情に流されない冷静な判断力と、包容力で
人の上に立つ、度量があります。
常に流れる河水は、
あまり忍耐力は期待できません。
癸 みずのと 陰の水 雨、霧とみます。
万物に潤いを与える水は、
優しく人を癒します。
行動力は弱いですが、
素直な心と忍耐力を持ちます。
少し、神経質で慎重な性格は、
自分の本音を表に出さず
内に秘めておくかも・・・。