日常にスパイスを

平凡な毎日な様でいて、考え方によって実は滅多に体験できない事態に遭遇しているかも? そう思うと毎日が楽しいかも?

Sweet my angel☆彡

2006-07-15 | 日記

ずっと前から傍にいて微笑んでいてくれていたのに・・・
それに気付かずに・・・いや・・・自分のつまらないルールに縛られて見ようとしていなかった・・・

青い鳥を求めて幾年の歳月を彷徨って・・・いくつもの春が来て夏が過ぎ冬を越えた・・・
ただいたずらに・・・・ときめきとさよならを繰り返してばかりいた。

それでもあの子は見つめ続けていてくれたんだ・・・ずっとずっと前から・・・




アイツと死別してから10年と半年が経ち・・・今年4月になって私は何度目かの恋をしていました。
その頃はずっと探し続けていた本気で愛せる人にようやく出会えたと思っていた・・・
でも・・・その想いが叶う事は無く・・・

先月の事・・・結婚する筈だった日から10年後・・・
私はあの日と同じようにアイツの墓前に立っていました。
思うのはアイツが居ない寂しさと・・・もう一つ・・・失恋の痛手に打ちのめされ、切なくて辛い気持ちで一杯だった。

今にも涙が溢れそうで・・・『悪いな・・・先に車に戻って待ってて・・・少し一人にしてくれないか?・・・』
あの子にそう頼んで一人になって、崩れるようにしゃがみ込んだ私の目からは涙がとめどなく溢れていつまで経っても止らなかった。

どのくらい経っただろう・・・雨が降り出して・・・先に車で待っていたあの子が傘を持って私を迎えに来ました。

「お兄ぃちゃん・・・もう行こうよ・・・濡れちゃうよ・・・」
『あぁ・・・そうだね。心配して傘を持ってきてくれたのかい? ありがとうな・・・』

雨で顔が濡れていたから大丈夫かな?と思いつつ・・・泣いていたのを悟られまいと赤くなった目を隠すようにサングラスをかけて誤魔化したつもりでしたが・・・あの子は気付いていました。


「まだ・・・ダメなの?まだつらいの?」

私にそう聞くあの子の姿や仕草が・・・アイツがそう言っているようにダブって見えた。

そう・・・あの子はアイツの実の妹。私にとっても妹になる筈だった存在・・・だからアイツがこの世を去ってからも兄と妹のように過ごしてきました。

あの子は私の失恋を知らないでいて、その涙の訳を姉の事だと思っていました。
失恋を打ち明け・・・いつもは私が兄として愚痴を聞いたり慰める方だけど・・・あの日初めてあの子に甘えました。

その日から・・・今までにも増して、あの子は傍に居てくれて・・・優しい目で見つめ・・・元気付けてくれるようになって・・・

テニスの試合に応援に来てくれたり・・・一緒に映画を見に行ったり・・・遊園地で遊んだり・・・
だだ、私は・・・それを昔から兄のように慕っている自分が珍しく凹んでいて~心配してくれているから・・・
それで元気付けようとしてくれているんだ・・・そうだとばかり思い込んでいました・・・。




先週にミュージカル「キャッツ」を2人で見た帰りの事です・・・

「お兄ぃちゃん元気出た?」
『うん。もう大丈夫だよ・・・ってか、仕方ないもんなぁ~。それより、励ましてくれてありがとうな・・・』

「ね・・・お兄ぃちゃん・・・」
『ん?』

「あのね・・・お兄ちゃんって呼び方・・・変えたいな・・・」って・・・神妙な顔で私を見つめてそう言うあの子。

『ん!? どうした???』って聞き返しましたら・・・
「お兄ちゃんって呼んでいる内は・・・妹だもん・・・」って・・・

どの位の時間か・・・しばらくの沈黙の間、必死にその言葉の意味を考えました。
何度も考えても答えが一つしか思い浮かばず・・・でも、そんな筈ない。だって・・・自分は妹のように思っていて・・・そして、兄と思っていたんじゃないのか?って・・・

『あ・・・その・・・もしかして・・・俺の事・・・そうなのか?』って聞きましたらコクリとうなずきました。
『えと・・・Likeじゃなくて・・・もう一つの方か?』って・・・改めて聞くと・・・やはりコクリと・・・

自分は今まで妹のように思っていて・・・ましてやアイツの大切な実の妹で・・・あの子を恋愛の対象として見る事はありませんでした。そしてその事は私にとって、ある種の「タブー」という意識もありましたから・・・
正直な所、狼狽し・・・とまどいました・・・

でも・・・あの子は・・・ずっと前から・・・アイツが生きていた頃からそう思っていたんです。

アイツの大切な妹ですから・・・ずっと昔から随分と可愛がって来ました。
子供の頃から「お兄ぃちゃん、お兄ぃちゃん♪」って懐いてくれていて・・・

私がアイツの死で苦しんでいたし、自分を妹のように思っている事はもちろん判っていて・・・そんな状況で言ったら・・・今までの関係も壊れてしまうって思っていて・・・言い出せずに・・・ずっと想いを抱えて過ごしていたんです。
そして、私はそんなあの子の気持ちに気が付かなかった・・・

アイツがこの世を去って・・・ずっと忘れられずに苦しんで・・・そんな私を見て・・・いつかそんな風に愛されたいって願っていて・・・でも、妹扱いされているし・・・言えなくて・・・気付いて欲しかったけど・・・気付いてもらえなくて・・・

そして、先月に私が涙を見せて甘えた時に思ったそうです・・・

初めて甘えられてとても嬉しかったのと・・・同じ位に悲しかったって・・・自分じゃない誰かに恋しているから。

再び私が立ち上がって歩き出して、また他の誰かと恋をして付き合ったのなら・・・やはり嫌だって思ったそうです。
でも、あの時もフラレて凹んでいる私で・・・寂しい時に告白されて、寂しさからすぐホイホイとOKするような性格じゃない事は知っていたからヤッパリ言えずで・・・

私が元気を出してまた前を向いて歩き出し始めたら・・・今度は自分に気付いて欲しいって、気付くようにしようって決心したって教えてくれました。

とにかく先ずは元気になって欲しい・・・そして、今までよりもっと傍にいて見ていたいって思ってくれたんです。

そして、失恋の悲しみと切ない気持ちを吹き飛ばそうと仕事に没頭したり・・・テニスに打ち込んで試合に臨む私の傍にいて見守っていてくれていた・・・サービスエースを決めガッツポーズを取る私を微笑ましく見つめてくれていた・・・



『それじゃぁ・・・ずっと辛かったろう?。妹として優しくされるのがかえって辛くて悲しかったろう?』って・・・聞きました。もう・・・ワンワン泣かれて・・・

でも・・・妹として接してきて・・・急に女性として愛せるか?となると・・・葛藤してしまう・・・
当然ですけど・・・いい加減な気持ちでOKしたら絶対に後であの子を傷つけるから・・・悩みました。


『完全に○○さんの事は忘れられないし・・・この世を去ったアイツの事もそうだし・・・そんな自分だけど良いのか?』って聞きました。

「心にお姉ちゃんの事とか・・・○○さんっていう人の事を忘れないでいるのは・・・お兄ぃちゃんらしいから・・・そんなお兄ぃちゃんが好き・・・もし、わたしで良いなら・・・同じ様に愛されたい・・・お兄ぃちゃんなら信じてるもん・・・」って・・・

それを聞いたら・・・あの涙を見たら・・・可愛くて・・・愛しくなりました。

どれほど切ない思いだっただろう? どれほど気持ちを抑えていたんだろう・・・

自分が最愛の恋人=婚約者と死別してから苦しんできた今までの間・・・

同じようにあの子も姉の死を悲しんで・・・私に対する想いに苦しんで・・・長い間さぞ辛かったろうに・・・

一番辛かったのはこの子だったんですね・・・



考えて見ると・・・実は私をずっと昔から見ててくれて・・・傍にいてくれて・・・何よりも信頼してくれているあの子・・・

信頼してくれる事、信じてくれる事って・・・私が愛したい人の条件で・・・信頼される事の裏返しは・・・自分も相手を信じられるから・・・ですから。

あの子の気持ちは真剣で・・・私もあの子を信頼しています。

そこまで言ってくれたのは・・・こんなに想ってくれるのは・・・今までアイツ以外には居ませんでした・・・

アイツの大切な妹だからLOVEにはならない・・・兄として大切に可愛がって行こう・・・なんていう自分のつまらないルールがずっとあの子を悲しませていたんだな・・・って気付きました。

望む優しさとは違う優しさに悲しんで、辛い思いをして・・・それでも傍にいてくれて・・・

私の全てを受け入れてくれる人が必ず居るって・・・以前にブログのコメントで皆さんが仰って下さいましたね・・・
アイツの妹がそうだったんですね。

愛情と戸惑いの狭間で葛藤しましたが・・・
告白されて、あの子の気持ちが良く伝わってきて・・・信じてくれていて・・・傷付いても悲しくても愛してくれていた事を知って・・・

心を動かされました。

その気持ちに答えたいと思いましたが・・・なんと言葉にして表したら良いのか思い浮かびません・・・
急に、『俺も好きだョ』ってーのも調子のいい感じだし・・・
『じゃあ・・・これからは恋人として付き合おう』ってのもチョッと違うし・・・
『気持ちは判ったョ。ありがとう嬉しいよ・・・』って言うのよりは・・・もっと愛しいから・・・

私があの子に伝えた答えは・・・言葉ではなく・・・
涙を流して好きだと言ってくれたあの子をそっと抱きしめて・・・

『これが俺の答えだよ・・・たった今から・・・お兄ぃちゃんって呼ばなくても良いよ・・・呼びたいように呼んでいいよ・・・』って耳元でささやきました。

あの子は私の腕の中でうなずきながら、ますます・・・ワンワン泣いて・・・
それがまた、なんとも可愛らしくて愛しく思え・・・よせば良いのに・・・

『今まで気が付かなくてごめんよ・・・嬉しいよ・・・これから今までの分いっぱい愛するからね・・・大変だぞぉ~覚悟しろよぉ~俺エッチだしな!(爆)』

なんてオチャラケて泣き止むかと思ったら・・・
更に号泣でした( ̄□ ̄;)!! (滝のような大汗

と・・・言う事で・・・全く予想もしていなかった急展開で・・・ココに一組のバカップルが誕生いたしました(爆)。


天然記念物級に女性の恋愛に関する気持ちに鈍い私ですので・・・

「お兄ちゃんって呼び方・・・変えたいな・・・」って言われて・・・
『あぁ・・・気にしないで好きなように呼んで良いよ~』って気軽に答えたらどうなっていたのでしょうね?(苦笑)

まぁ・・・神妙な表情で言われたので・・・さすがに鈍い私でも、どうしたのかな?って感じましたけどね(笑)。

それから・・・深夜2時近くまで、たくさん今までの事とかイチャイチャと公園で話してました~。
それこそ今まで話せなかった事を堰を切ったようにたくさん聞きまして・・・尚も涙ぐむ彼女(^_^;)

聞いてみて・・・改めて過去を振り返り思い出してみましたら~思い当たる節が随所に!
(゜o゜)\(-_-)ソウダロ~!

まったく気が付かなかったョ。もはや絶滅危惧種ですね

ハハハ・・・なおさら愛しく思えてしまいましたョ・・・オイラも所詮・・・ただの男なんですね~((((((^_^;)

私の天使は・・・ずぅ~っと前から傍にいて・・・優しく微笑んでいたんですね

おっと・・・そうだ!。 それでですね・・・オイラは「まぁくん」と呼ばれる事になり・・・
あの子を「ミーちゃん」と呼ぶ事にしましたっ。←特別公開ョ (/。\)ハジュカチィ~


今回の記事はココへ遊びに来て下さる皆様へ向けての記事として、どう表現したものか悩んだ挙句に~
私をいつも励まして応援して下さっている方への報告のメールと大部分で重複する文章となってしまいました・・・文才の無い私ですので。 スンマソン



そして・・・私が恋した人へ・・・見てるかな?



ありがとう。君のおかげで一番大切な人に気付く事ができました。
以前の自分なら・・・例え気が付いても自分のルールに縛られ受け入れる事は出来なかったかも知れない。 

君に出会えた事で、本気で人を愛するという気持ちと・・・
片思いでもそのような人がいる事の嬉しさ・・・切なさを思い出すことができた。

だから素直にあの子の気持ちが痛いほどに伝わって来てそれをガッシリ受け止める事が出来たよ。

君のおかげだね。ありがとう。



皆さんへ。
今日はつたない長文で~ しかも! つまらない私の恋の話を最後まで読んで下さってありがとうございました

今、私はとぉ~~~ってもミーちゃんが愛しくてタマリマセ~ン。(爆) (゜o゜)\(-_-)ヤレヤレ・・・

で・・・記事は次へ続きます。 本日中にUP予定で~す(笑)



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6 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
ふっふっふ( ̄ー ̄) (カノン)
2006-07-15 22:23:29
とうとうブログで白状したね?!ダンナ

虎さん^^も・・・疲れ傷ついた翼をここら辺でゆっくり休めてちょーだいね



>『あぁ・・・気にしないで好きなように呼んで良いよ~』って気軽に答えたらどうなっていたのでしょうね?(苦笑)

そりゃグーでパンチだろ~(笑)

彼女がしなけりゃ、カノンがお江戸まで行ってパンチしてやるーー
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涙(;。;) (ピヨ)
2006-07-16 00:05:41
感動しましたクスン



特にここが↓

『今まで気が付かなくてごめんよ・・・嬉しいよ・・・これから今までの分いっぱい愛するからね・・・大変だぞぉ~覚悟しろよぉ~俺エッチだしな!(爆)』



って自分もおちゃらけてる



私も、そこで気がつかなかったら、勝手に自分の記事の肴にして血祭りにするとこでしたよウフ
返信する
おめでとー! (泥井戸@泥プピ)
2006-07-16 06:03:07
いやー、そんな気はしていたのですけどねー、万が一

「二次元の人」

…とかにハマっていたりしたらどーしよー…とドキドキしてた事も……(汗)……いやいや(笑)とにもかくにも、おめでとうございまーす♪



>聞いてみて・・・改めて過去を振り返り思い出してみましたら~

>思い当たる節が随所に!



なんつーか、虎さんらしいっス(爆)。これからはちゃんと気付いてあげてくださいましー。



まさに青い鳥っスね……めでたしめでたし。
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>カノンさんへ (虎さん^^)
2006-07-17 19:39:20
_(^^;)ゞイヤー

とうとう~発表してしまいました

今までイロイロあったなぁ~

一番安心して安らげる場所に辿り着いた気がします。



え"ッ!\(◎o◎)/! 

気が付かなかったらグーでパンチでしゅカ

ヒョエ~

本人にも恐ろしくて聞いてません(笑)
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>ピヨさんへ (虎さん^^)
2006-07-17 19:46:10
なはは鈍いオイラですからね



でも・・・気付かなかった分だけ想いの強さが増したというか? とうの昔にこうなっていたのなら果たして今のように思えたかな?って思うと・・・



これまでの長い期間もやはり必要だったのかな?って感じています。



>私も、そこで気がつかなかったら、勝手に自分の記事の肴にして血祭りにするとこでしたよウフ



ひよぇっ! アブネ(爆)

恐いナリ
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>泥井戸さんへ (虎さん^^)
2006-07-17 19:55:47
と・・・

まぁ~こういう予期せぬ出来事がありまして

「二次元の人」・・・ぶぶぶw

『お兄ぃちゃん』って呼ばれてたしねぇ~ どこぞの秋葉君がトリップしちまう鬼畜ゲームの事でしょうか?(爆)

おいら・・・

リアルじゃないと・・・(゜o゜)\(-_-)マテ!



前に自分で言っていた言葉・・・「幸せになるには~幸せである事に自分で気付く事」なぁ~んて言っていたんですけどね

一番肝心な人を見逃す所でしたよ(^_^;)
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