日常にスパイスを

平凡な毎日な様でいて、考え方によって実は滅多に体験できない事態に遭遇しているかも? そう思うと毎日が楽しいかも?

心を何にたとえよう?

2006-08-02 | 日記

皆さんこんばんわ~
昨日はまた仕事帰りにミーちゃんと映画を見てきました

あはは・・・虎ちゃんのお気に入り映画館って毎月1日は全作品¥1000で見ることが出来るのですョ~
通常は¥1800なんですよね~。ちなみに毎週水曜日は「レディースデー」と称して、女性のみ全作品やはり¥1000です。 こういうのって凄く良いよね♪

さてさて・・・何を見てきたかというと~ TOPの写真の通りで『ゲド戦記』を見てきましたっ

今年のジブリ作品ですね。で・・・この作品は宮崎駿氏の長男・宮崎吾朗氏の監督による作品第一号でもあります。

まだ公開が始まって間もないですが~ 評判はイマイチ??? 結構、酷評が目立つようですね。
公式サイトの掲示板を見ますと、やはり賛否両論のようですね~

実際にオイラが見て思った事は・・・ジブリ作品ですけど監督が違うから今までの作品とは一線を画す出来上がり・・・って印象でした。 だから今までのジブリの印象で見たら・・・あらら?って思うかもしれません。 でも監督が違うのですから普通の映画で考えれば当然の事ですよね。
なまじアニメで絵がジブリだから今までの印象と比べてしまって期待と違った印象が強くなり酷評に繋がってしまっているのではないでしょうか?(苦笑)。

もう一つは、どんな映画でもそうですけど・・・見る側のバックボーンによって感じる所は違いますからね。

オイラが偉そうな事を言うのもなんですが・・・
「生きる事に苦悩し、死とは? 生とは何か? 命はどうせいつか果てるのに何故生きようとするのか?」そんな事を身をもって考えた事がないと・・・この作品を一回観た程度では訴えるテーマをうわべだけでしか捕らえられないかもしれません。

一方で、やはり「ゲド戦記」はジブリにしてはチョッと無理しちゃった?っていう部分も否めませんでしたね。この作品には原作があります。アーシュラ・K・ル=グウィンによって1968年~2001年に渡って書かれた全6巻の大作です。その原作は素晴らしく、実は宮崎駿氏自身で原作者に映画化を打診したそうなのですが断られた経緯がありまして・・・以来20数年交渉を重ねてきたそうです。「千と千尋の神隠し」が米アカデミー賞を受賞した3年後に原作者から逆オファーがあったとの事で・・・その辺はチャッカリ原作者ですね(爆)

で・・・そのような全6巻にも及ぶ長編をわずか130分のアニメにする訳ですから・・・
消化不良な部分がどうしても出てくるんですよね。主人公の「アレン」が冒頭で父である国王を殺め、剣を奪うに至ったその訳とか・・・
← 主人公「アレン」

悪役の「クモ」が過去に犯した過ちと狂気に走った経緯とか・・・
← 「クモ」 設定では男デス(笑)

ざっくばらん過ぎて小さなお子さんは見てもワケワカラン状態になるのは確実ではないでしょうか?。(苦笑) ジブリさん・・・ヤッちゃった?(爆)

いっそ劇場映画としてではなくTVオンエアシリーズとして何十話にも分けて放送した方が良かったかも。
絵のクオリティを落とせば可能なはずだ!(笑) まぁ・・・ビジネスとして利益が出るかどうかは別ですけど、TVシリーズにしてDVDも販売&レンタルして行く方が原作からして~より成功したかもしれません。

オイラ・・・この「ゲド戦記」は面白い・感動する・というよりは・・・考えさせられる映画(今一度、生きることの意味を)であると感じました・・・虎ちゃんの感想はこんな所です。

例によって・・・単純なオイラなので思わず泣きそうになった場面もありました
TVCMでも流れている挿入歌。作中では「テルー」という少女が丘の上で唄うのですが・・・
← 親に虐待を受け、顔に酷い火傷の跡を付けられ、捨てられた過去を持ち・・・共に暮らす「テナー」以外の人間には心を閉ざしている。

そんなテルーの孤独で寂しい心を表したかのような唄がオイラの心を打つのですね

何というか・・・例えようもない寂しさと孤独感なんですよ。 今でこそ、ミーちゃんが傍にいて愛してくれていますけど。。。それに気付く前のオイラの心はちょうどこんな感じだったんですね。(きっと作者の意図とはまるで違う寂しさ観でしょうけど)

アイツと死別してから数年が経ち・・・ようやく新しく恋をしようと思っても心から愛せる人にいつまで経っても出会えない寂しさというか・・・もう、そんな風に思える人はこの世界には居ないんじゃないか?自分を愛してくれる人なんかもう居ないんじゃないか?と思ってしまうと、どうしょうもない孤独な気持ちになるんですよね。そんな気持ちを抱いてずっと生きてきましたから・・・

そんなオイラの寂しくて孤独だった今までの気持ちを察しているかのように手をそっと握ってくれて、劇場のスクリーンから目を外して横を見るとミーちゃんがいて、目が合うとニッコリ笑ってくれる・・・

ミーちゃんも姉であるアイツを亡くし・・・オイラからはその気持ちとは裏腹に妹のようにしか思われずに・・・やっぱり寂しくて、孤独な気持ちを味わってきたのだろう・・・

ははは・・・バカヤロウ~ 余計に泣けてくるぢゃないか(苦笑)

今がどれほど幸せなのか。改めて身に染みちゃったなぁ~。

改めてゲド戦記の公式HPの掲示板を見ますとやはり酷評が目立ちますが・・・
ジブリが好きな方は何だかんだ言っても、結局見に行ってしまうのでは?(爆)なぁ~んてネ♪

今までのジブリ作品の印象は一旦置いておいて~ 全く別物と割り切って観ればナカナカ良い作品だと思いますョ



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4 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
ん~~~ (カノン)
2006-08-03 01:32:09
なんかやっぱ微妙やな~

初監督、初作品にしては、難しい作品だったのかな~なんて思ってしまいましたが・・・

うん、テレビシリーズでじっくり・・・っていうほうが、良かったかもしれないね~

とは言え、結局は、なんだかんだ言っても見ちゃうんだけどさ(笑)
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映画は (ピヨ)
2006-08-03 13:03:17
自分の気持ちと重なってしまうのが映画にはありますよね。

でも気持ちの整理に自分にはなったりします

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>カノンさんへ (虎さん^^)
2006-08-03 21:36:22
原作を130分の話にまとめる事自体に無理があったのかもしれませんね~。

せめて、2作品に分けて春・秋と公開した方が良いのに・・・なんて思っちゃいました。



>とは言え、結局は、なんだかんだ言っても見ちゃうんだけどさ(笑)



あはは(笑)。自分もミーちゃんも同じ口です(爆)

宮崎アニメで好きなTVシリーズといえば・・・NHKで放送していた「未来少年コナン」

もう一度観たいなぁ
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>ピヨさんへ (虎さん^^)
2006-08-03 21:38:43
そうそう・・・チョッとしたセリフや1シーンが自分とオーバーラップするんですよね



>でも気持ちの整理に自分にはなったりします



うんうん。何か悩んでいる時とか、迷っている時とか・・・映画で踏ん切りが付けられたり、励まされたりしますね
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