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但馬に吹くみどりの風 粟鹿山の麓に舞うオオムラサキ    

地球規模で自然と人間が共生できる社会を理想とし、全世界でその実現を追い求める多様な活動の情報を発信していく。

御神木としてのエノキ

2016-10-23 22:16:56 | 気になること

 三谷神社の森がエノキの繁茂地になっていることは先にふれた。ところで京都の下鴨神社には参道沿いにエノキの巨木がズラリと並んでいる。神社とエノキの結びつきはどこから来ているのだろうか。
 9月30日、天草の本渡市(今の天草市)に行ったときのことである。島原の乱の激戦地のそばに八坂神社があると聞いたので,お参りした。社殿は海岸段丘の上にあり、そこに行く石段の上がり口に、立て札が立っていた。読むと「南蛮エノキ」という見出しで、境内にあった幹周り3.7㍍、樹高20㍍、樹齢300有余年のエノキの御神木が、20年前に朽ちて危険な状況となり伐倒されたとある。断崖斜面の中腹には切り株がまだ残っていた。
 南蛮から持ち込まれたエノキという意味でそう呼ばれていたのかどうかは、さておき、ここでも神木扱いとされたのはどういうことでそうなったのだろうか。