米の教会で銃乱射、26人死亡 子供・妊婦ら犠牲か
米南部テキサス州の教会で5日、男が銃を乱射する事件があり、州当局によると教会にいた5~72歳の計26人が死亡し、約20人がけがをして病院に運ばれた。発砲した男は逃走中に死亡した。米連邦捜査局(FBI)などが詳しい状況を調べている。
現場はテキサス州南西部の中心都市サンアントニオから約50キロ南東の小さな街、サザーランドスプリングス。州当局の説明などによると、5日午前11時20分(日本時間6日午前2時20分)過ぎ、日曜礼拝中だった「ファースト・バプテスト教会」に、黒ずくめの格好をした若い男が銃を撃ちながら侵入し、教会内でも無差別に発砲を続けた。
男が教会を出たところで、住民がライフルで応戦。銃を捨てて車で逃げる男を住民が追跡した。男は近くの町で衝突事故を起こし、車の中で死亡しているのが見つかった。射殺されたのか自殺かは不明。男は防弾チョッキを身につけていた。
州当局によると23人が教会内で、2人が外で、残る1人は病院で亡くなった。米メディアによると複数の子供や妊婦が犠牲になったとの情報がある。
米ABCテレビや一部ネットメディアは米当局者らの話として、容疑者の男がサンアントニオ郊外に住む26歳の白人で、警察が自宅の捜索に入ったと報じた。男は最近、半自動ライフル「AR15」のような銃の画像をフェイスブックに投稿し、女性を侮辱する言葉も添えられていた。男の義理の母親の住所が、サザーランドスプリングスにあるという。別のソーシャルメディアのアカウントでは米空軍に関係する経歴の記述があったという。
訪日中のトランプ米大統領はツイッターに「神がサザーランドスプリングスの人々と共にありますように。FBIと司法当局が現場にいる。日本から状況を見守っている」と投稿した。
(2017.11.6.朝日新聞)
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