オヤジ達はエエ顔しとんで 「ブエナ・ビスタ・ソシアル・クラブ」

「パリ・テキサス」コンビ、ヴィム・ヴェンダースとライ・クーダーがガッツリ組んでキューバのイイ顔のオヤジ達をガッツリ掘り起こしてきた奇跡的なシネマです。

イイ顔のオヤジ達、くやしいことに楽器はめちゃくちゃ巧く、歌もめちゃくちゃエエ声しとるんです、でもずっとずっと世の中からシカトされ忘れ去られてきた模様、いつのまにやらこんな才能の塊のよーな一団を世の中は簡単に置き去りにしてくれるらしいんです

確かにこの映画を観るまで、この音を聴くまで、キューバにこんな音楽があるなんてこたー全然知りませんでした、キューバって、「ゴッド・ファーザー」の映画で知ったぐらいで・・・キューバって何？って感じか

今はこの映画に出てたオヤジ達で生き残ってる奴は何人いるのかな

普通の市井のおっさんやねんで、貧乏で、でも音楽だけは目茶苦茶才能あるわけやな、もちろんヴィム・ベンダーズやからロードムービーで、ライクーダーも息子さんと一緒に出まくり、下手くそなわけがないわなライクーダーが探してきたんやから

悲しみ、喜び、の感情が直でゴロリゴロリとスゥイングしまくるわけで

そら泣いてまうでしょー、そらしゃーないで

多分このシネマを見た方のほとんどは自分の「生き様」を恥ずかしく思ったでしょう？

「生き様」ってゆーのはこのオヤジ達の為にある言葉ですね