愛媛乳児5遺体:若林映美容疑者「いらない子だったから」
愛媛県八幡浜市で乳児と見られる5遺体が見つかった事件で、死体遺棄容疑で逮捕された同市江戸岡2、無職、若林映美容疑者(34)が、県警の調べに対し、乳児を遺棄した理由について「いらない子だったから」という趣旨の供述をしていることが、捜査関係者への取材で分かった。また八幡浜市には、3年前にも若林容疑者の出産をうかがわせる情報が寄せられていたことが新たに分かった。
若林容疑者は、生後間もない女児の死体を自宅押し入れに遺棄したとして、今月14日に逮捕された。供述に基づき20日、自宅を捜査したところ、1階の物置場から他の4遺体が見つかった。
逮捕のきっかけは、民生委員から市に寄せられた情報だったが、この民生委員からは3年前にも同様の情報が寄せられていた。民生委員は取材に「膨らんだおなかがぺちゃんこになったのを見かけた際、赤ちゃんを抱っこしていなかったので不思議に思った」という。「死んでしまった赤ちゃんがかわいそう」と声を詰まらせた。
市は当時、若林容疑者の長男が当時通っていた小学校と協議し、担任を通じて本人に確認してもらったところ「子宮が悪く、薬を飲むとはれる」と妊娠を否定したという。市は「情報があった時点では妊娠が確認できず、当時の対応に問題はなかった」と話した。
県警は21日も若林容疑者宅の現場検証などを進めた。捜査幹部は「(これ以上遺体が見つかる可能性は)ゼロとは言えないがほぼない」という。
◇若林容疑者の乳児遺体遺棄を巡る一連の経過
5月19日 民生委員からの情報が市に届く。市が確認したところ、母子手帳は発行されていなかった
6月19日 若林容疑者の長男が通う中学の教諭の確認に、若林容疑者は妊娠を否定
24日 市や愛媛県八幡浜保健所、八幡浜署などが対応を協議。同署が捜査を開始
26日 市の保健師が自宅を訪問。「太っているだけ」と妊娠を否定
29日 別件で市の窓口を訪れた若林容疑者の腹部の膨らみを、市職員が確認
7月6日 市の職員と保健師が自宅を再訪問。腹部の膨らみはなく「卵巣の病気で薬を服用した。妊娠はしていない」と否定
14日 同署が死体遺棄容疑で緊急逮捕。若林容疑者はその後「他に4人を産んで遺体を隠した」と供述
20日 同署が乳児と見られる4遺体を自宅アパートの軒下の物置場で発見。若林容疑者は「2006年ごろ以降に5人とも自分が出産した」と供述。愛媛県警が特別捜査本部を設置
(毎日新聞 2015年07月21日)
乳児死体遺棄:34歳母の自宅から新たに4遺体 計5遺体
愛媛県警捜査1課は20日、乳児1人の死体遺棄容疑で14日に緊急逮捕した同県八幡浜市江戸岡2、無職、若林映美容疑者(34)の自宅アパート軒下の物置場で、新たに乳児とみられる4遺体を発見したと発表した。若林容疑者は「2006年ごろ以降に5人とも自分が出産した」と供述し、一部については殺害をほのめかしているという。県警は特別捜査本部を設置し、殺人容疑も視野に調べている。
若林容疑者は、自宅の押し入れに今月3日、生後間もない女児の遺体を遺棄したとして14日に緊急逮捕された。調べに対し、「他に4人を産んで遺体を隠した」と供述したため、県警が20日に物置場を検証。その結果、供述通りに別々のナイロン袋に入れられた4遺体が放置されているのを見つけた。大きさから乳児とみられるが、腐乱や白骨化で、性別も分からないという。
県警によると、6月下旬に「妊娠していた女性の腹が小さくなった」との通報を県警八幡浜署員が受け、今月14日に女児の遺体を発見。緊急逮捕後、体調不良のためいったん釈放したが、回復した16日に改めて逮捕し、取り調べていた。
若林容疑者は父、弟、中学生の長男と4人暮らし。自宅はJR八幡浜駅からほど近い住宅街にある木造2階建てアパートの2階で、1階は空き家。物置場は1階の軒下にあり、不用な家具などが置かれていた。
(毎日新聞 2015年07月20日)
若林映美、5人の赤ちゃん遺体遺棄-愛媛県八幡浜市 乳児連続殺人事件か
愛媛県八幡浜市江戸岡に住む女の家から赤ちゃんの遺体が見つかっていた死体遺棄事件で、新たに4人の遺体が見つかりました。
死体遺棄容疑で逮捕されているのは、八幡浜市江戸岡2丁目に住む無職・若林映美容疑者(34)です。若林映美=わかばやし えみ
この事件は7月3日ころ、八幡浜市江戸岡2丁目にある自宅の押し入れに赤ちゃんの遺体を遺棄したとして、母親とみられる若林映美容疑者が逮捕されたもの。赤ちゃんはまだ産まれて間もなく、若林映美容疑者が産んだ子供とみられていました。
愛媛県警によると、この事件について捜査を進めていたところ、自宅から新たに乳児4人の遺体が見つかったといいます。
警察での取り調べに対して「間違いない」と容疑を認めているということですが、現時点で5人全員が若林映美容疑者の子供であるのかどうかなど、詳しいことは分かっていません。
なお、見つかった遺体はいずれも、産まれて間もない乳児または死産により生まれた胎児のどちらかとみられています。
若林映美容疑者は父親・弟・長男との4人暮らし。家族が死体遺棄事件や妊娠などについて認識していたのかは不明です。
稀に見る乳児連続大量殺人・死体遺棄事件の可能性もあり、愛媛県警は事件に至った経緯などについて詳しく捜査を進めています。
現場は、八幡浜駅の南側の地域。
日本の子殺しの研究 (1980年) | |
クリエーター情報なし | |
高文堂出版社 |
子殺しの行動学 (講談社学術文庫 (1057)) | |
クリエーター情報なし | |
講談社 |
母性愛という制度―子殺しと中絶のポリティクス | |
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勁草書房 |
親殺し子殺し (まんがグリム童話) | |
クリエーター情報なし | |
ぶんか社 |
それでは誰の子なのかというところは興味深いです。
妊娠は男性親族の中で暮らしてるとごまかしやすいのかもしれません。
それでも行政によって暴かれるということは、この一家が孤立しており、誰も妊婦を気遣えなかったということですかね?
以外とこういう家族はいるのかもと思いました。
今後の解明記事に期待したいところですが
尻つぼみで終わりそうですね