「仕事のプレッシャーが強く、倫理観のたがが外れたときの解放感を味わった」
「タガログ語と英語で話すと人格が変わり自分を抑えきれなかった」
高島雄平容疑者(64)1万2000人買春 児童ポルノ作成
直接の逮捕容疑は昨年1月1日頃、マニラのホテルで13~14歳の少女とみだらな行為をして、その様子をデジタルカメラで撮影したというもの。
県警が昨年2月に高島容疑者の自宅を家宅捜索したところ、フィリピン人女性の写真計約14万7600枚が収められたアルバム410冊が見つかった。
県警などによると、高島容疑者は海外勤務を希望して1988年から3年間、マニラの日本人学校に赴任し、買春を始めた。帰国後も昨年までに65回、フィリピンに渡航。ブローカーを介して買春を繰り返し、相手にした女性は延べ1万2660人。「女性は14歳から70歳くらいで、うち1割は18歳未満と思う」と供述し、1日10人以上を相手にしたこともあったという。金額は最初に買春した88年当時が約570~860円、最近は約2860円だった。
きちょうめんな性格なのか「思い出にするため」と女性をカメラで撮影。自宅の書斎に保管していたアルバムには「最初に立って笑っている写真に番号を付け、裸や性行為中の写真も並べて同じ番号を振っていた」(捜査関係者)。
横浜市教育委員会によれば、高島容疑者は75年に横浜市の教員に採用され、2008年に市立中校長に就任。
11年3月に定年退職し、翌12年には1年間再任用された。
自宅は京急富岡駅から徒歩十数分、同市金沢区の閑静な住宅街にあり、
玄関には「防犯連絡所」「こども110番の家」の看板がある。
近所の主婦によれば、高島容疑者は同年代の妻との間に子供が3人。
休日は庭の草むしりなどをするごく普通の家庭の夫に見えたという。
別の主婦は、50代の娘が中学生のとき、高島容疑者の授業を受けたといい、
「穏やかで人気のある先生でしたよ。高島先生を略して“タカセン”と呼ばれていました。
こんなことで逮捕されるなんて、考えられません」と絶句した。
夕刊フジが8日午後、自宅のインターホンを押すと、妻が応対に出た。
自宅に写真などがあったか聞くと「私、何も知らないんですよ!」と答え、以降、何度呼びかけても反応しなくなった。
県警の調べに対し、
高島容疑者は「仕事のプレッシャーが強く、倫理観のたがが外れたときの解放感を味わった」
「タガログ語と英語で話すと人格が変わり自分を抑えきれなかった」などと供述している。
教育委員会は、約3000万円の退職金の返納手続きを検討することにしている。
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