すそ洗い 

R60
2006年5月からの記録
ナニをしているのかよくワカラナイ

「イン・ザ・プール」はまたしても松尾スズキに台無しにされるのでしょうか?

2006年12月13日 | 書籍

ちよっと古いネタでごみんね、時代遅れなもんで

今日ちょっと電車に乗る時間があったので、何か文庫本を探しました

ふと目に止まった『イン・ザ・プール』

「あれ?どっかで聞いたタイトルやなぁ~なんやったっけぇ~?なんやったっけぇ~???」思いだせないまま手にとって解説を見て冒頭を読むと、ちょっとイケそ~な感じ、まハズレでも暇つぶしになるか・・・と読み始めるとこれがけっこう面白いんや、あ~よかったハズレじゃなくっって・・・ほんと世の中にある本はほとんど僕の中ではハズレなんです、ち~っとも面白くないんですもん

帰宅後「なんか映画化されてたんとちがうかったっけ?」と調べてみると、やっぱりそー、DVD化もされてる、「よっしゃ借りよ!」と思いきや

なんと主役がいつも台無しの松尾スズキではないか

「ヤメタ」

ほんまに松尾スズキは映画に出んな!おまえが出てくると全てが台無しなんじゃ!!TVだったら即チャンネル替えてんで

最初はね好きだったんですよ、松尾さん、随筆とか全部読んでましたもん、それがねー、期待していた「大人計画」の舞台の演技をチラって見てからね、「あれ?」って「あんまりよくない、なぜかな?」ってそれぐらいのもんだったんですが

見る映画見る映画に全て松尾スズキが出てるわけ、最初は「期待してたほどよくない、演出のせいかな・・・」ぐらいだったんですが、「こいつは全然アカン!」「こいつが出てくると全て台無し!」にド格下げしました

「なんでみんなこんな面白くもなく巧くもなく味があるわけでもなく空気がイイわけでもない何もない汁男優をありがたがって使ってるのかわからん」「とにかく生理的に受付けない」そんな松尾スズキ

でも皆さんがエエ、エエいーはるんで、とても悪口を言える雰囲気ではなく

最後の砦「恋の門」がやっぱり大ハズレ

「とにかく松尾スズキはアカン!」と決定されました

とゆーわけで映画版は期待できませんね、彼が出ているなら見たくないです

原作はねイイの

語り口がイイのね、普通で、淡々としてて、おっきなエンタメがあるわけでもなく
ことさらに深刻でもなく、ドライ過ぎてカッコつけてるわけでもなく、むつかしひ言い回しをするわけでもなく

実に読みやすい!!これが一番。歳くうとムツカシイもんが受付んのんよ(若い時は若い時で「子供やからわからへんねん」って逃げてましたが)

連続快楽殺人者のノンフィクションほど面白くはないんですが、読みやすいです

あっとゆーまに半分いきました。すごいねこのサクサク感は。

このカッコエエ白デブの医者の役が松尾スズキなんて、なんてまー、それっぽいわざとらしーありがちでテキトーなキャスティングなんでしょーか

ありがちなオダギリジョーだし

これで映画が原作より面白かったら奇跡ですね、もしそーだったら私は大きな声で謝りますし、その時こそ松尾スズキさんを見直したいと思います

イン・ザ・プール (文春文庫)
奥田 英朗
文藝春秋

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