すそ洗い 

R60
2006年5月からの記録
ナニをしているのかよくワカラナイ

ムーアズ殺人事件とエドワード・ゴーリー

2020年11月23日 | 書籍

エドワード・ゴーリーの「おぞましい二人」が届きました

ペンらしき物でコリコリひっぱられた線だけで描かれてます
勉強になります

フォルムとペタンとした陰影のフラット感がクール
クールで殺伐

残虐シーンの直接的な描かれ方はしていません(残念)が
白っとした暗黒世界






1963年7月から1965年10月にかけて、イギリスのサドルワース・ムーア(現在のグレーター・マンチェスター)で起きた連続殺人事件。
犯人はイアン・ブレイディ(Ian Brady)とマイラ・ヒンドリー(Myra Hindley)であり被害者の遺体をサドルワース・ムーアと呼ばれる荒野に埋めていたことから、この一連の殺人事件は「ムーアズ殺人事件」と呼ばれる。

イアン・ブレイディは読書家の青年でありアドルフ・ヒトラーの『我が闘争』をドイツ語で読みこなし、マルキ・ド・サドの著書も好んでいた。1961年、職場で出会ったマイラ・ヒンドリーとやがて恋人となり、殺人を繰り返すようになった。2人は完全犯罪を目論み、犠牲者を増やしていった。

殺害されたのはポーリン・リード、ジョン・キルブライド、キース・ベネット、レスリー・アン・ダウニー、エドワード・エヴァンズの5名で、いずれも10歳から17歳の少年または少女であった。また、彼らのうち少なくとも4名は性的暴行を受け、その様子を写真やテープに収められた者もいた。

3人の遺体は1966年の2人の裁判から20年以上も経過した1987年の調査で発見されたが、4人目の被害者キース・ベネットの遺体は未だ発見されていない。

殺害が発覚したのはヒンドリーの妹モリーンの夫デヴィッド・スミスが、ブレイディに呼ばれてエドワード・エヴァンズの殺害に加担したことからである。スミスとモリーンは警察に通報し、ブレイディとヒンドリーは逮捕された。

警察は当初エドワード・エヴァンズ、レスリー・アン・ダウニー、ジョン・キルブライドの3名の殺害についてしか把握していなかったが、1985年に、ブレイディがポーリン・リード及びキース・ベネットの殺害について供述したことが報道されたのちに捜査を再開した。ブレイディとヒンドリーは2人別々にサドルワース・ムーアで実況見分を行い、ともにポーリン・リードとキース・ベネットの殺害を認めた。

裁判の結果、2人には終身刑の判決が下された。

「全英最凶の女」とも呼ばれたヒンドリーは、「自分は既に更生している」「社会に仇なす存在ではない」として幾度となく終身刑という判決に対して訴えていたが生涯釈放されることなく、獄中にて2002年に60歳で死亡した(死因は心臓疾患及び気管支肺炎)。
ブレイディは1985年に精神異常との診断を受け、それ以来アシュワース高度保安病院に入院していた。ヒンドリーとは対照的に、彼は「絶対に釈放されたくはない」「死なせてくれ」と繰り返し、2017年5月に79歳で死亡した。
世界中の英語圏の新聞上で取り上げられてきたこの殺人事件は、「『幼い頃から暴力というものにさらされ続けて屈折した女』と『サディスト嗜好のサイコパス』によって起きた『悪い要因の連鎖』によるものだ」とカーディフ大学法精神医学部教授のマルコム・マクロッチが語っている。


『おぞましい二人』  (英: The Loathsome Couple)

 


 

 

 
 

 

 

 

 
 
 

 

 

 
 

 
 

 

 

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