松田 聖子

私が小学3年生の時に「新人賞」を受賞し「おかあさ～ん」と涙の出ない
泣き方をしたこの人。当時兵庫県伊丹市の小学校に通ってたのですが
昼の給食の時間「風は秋色」が学校放送で流れ、私が半分以上冗談で
「しびれるぅ～～」と言ってしまったら、担任の先生が
「太郎君、聖子ちゃんがすきなんだって～！！！」と全クラスメイトの前で
言ってしまったので、半ば流される様に「聖子ちゃんファン」になってしまった
私です。クラスの、特に女の子が聖子ちゃんグッズをくれて、私も
下敷きを聖子ちゃんにしてウケを狙ったり（恥ずかしかった）
聖子ちゃんの絵を描いたらおばあさんの絵になったりで。

ただ、4年生になってもクラス替えは無くそのまま聖子ファンも、
クラスで語られる事になりまして。それが功を奏したのか？
後にも先にも無い、男としての人生モテ期を僅か10歳で迎えてしまったのです。
正妻さんが居たりね。（その後の女性歴は悲惨なモンです）
そして、学校がなぜか嫌で（多分集団生活ですな）登校拒否して大変な事になり
モテる、友達が沢山出来た、そして学校に行かなくなったと
ある意味節目の年だったんですな、昭和56年は。55年当時のヒット曲、
その思い出が沢山詰まっているのが聖子ちゃんの歌とその時代の歌です。
他にはロスインディオス＆シルビアの「別れても好きな人」松山千春の
「旅の終わり」田原俊彦の「哀愁でいと」そして、1位か2位で登場すると
うわー！化け物が歌うぅー！」と友達とやってた五輪真弓の間違いなく名曲
「恋人よ」（カラオケで歌える様になりたい！）長渕剛の「純子」
八神純子の「オーミスターブルー」
そして松田聖子の曲がチャートを争ってました。
当時、私が大好きだったのは「風は秋色」「白いパラソル」等でした。
作曲作詞、編曲陣も松本隆、大瀧詠一、財津和夫、松任谷正隆等、
売れっ子ばかりでした。
その色々あった青春の(?)思い出が（栄光？？）子供心に染み付いてるんですか？
今でも、この2曲を聴くと心にそよ風が吹くことがあります。
音楽って良いですね。心に木枯らしが吹いているときは何も聴きたくないですが。

写真の「INDEX」は松田聖子の初期「ブリっ子」時代の代表曲が
収録されているLPです。
これは、私が翌57年に父の栄転で東京に引っ越す時、友達と友達の妹から
餞別で貰ったモノです。ただ、その頃には聖子熱は冷め、プロレス熱に
行ってました。そして、関東と関西は当時サイクルが違うので、
レコード聴けないではないか！！こっちに来てそんな事初めてしりました・・・。
やはり、良い曲が多いですね。こういう歌はこの時代までなのかな？
今、J-POPのチャートを賑わしている楽曲達とは格が違いますよ。

そして、こちらに来てからの松田聖子の曲は聴きたくないのでした。
「ロックンルージュ」とか、「瑠璃色の地球」とか。
勿論「スイートメモリー」も。やはりあの頃の曲は子供心にも心に閉まって
おきたかったのかも知れません。
今の聖子さんは皆さん知っての通りですが、破天荒な行動には
精神的事情が有ると精神科医は指摘してます（まあ、色々あるみたいです）

皆、聖子ちゃんカットして、ハイソックス履いたりブームを作ったこの人、
私にとっては早すぎる青春（？）の思い出の人でした。

因みに私のアイドル遍歴は、小柳ルミ子⇒桜田純子⇒大場久美子⇒キャンディーズ
⇒松田聖子でした。