宮城県の鳴子温泉と云えば思いで深い所だ 1969年の？全日本モトクロスでの事 鳴子温泉のスキー場を利用した特設コースでレースは行われた コースは雨上がりの泥んこ 125クラスの最終ラップ ゲレンデの下り坂を１位 星野(星野一義)その直ぐ後ろを追いかけて下って来る ゲレンデの途中で小さくターンする難しいコースだ 逆バンクに雨上がり コースは深い轍の1本になり そこを外すとスリップして上るのが難しい！ 勝負はこの逆バンクを抜けてからでじゅうぶんだ 星野に続いて轍にマシンを入れてコーナーを回りアクセルを開けようとしたら何と！星野がエンスト しかし僕は深い轍から出られない 星野はゆっくり？キックをしてエンジンを掛ける 後輪を空回りさせ真後ろの僕に泥を飛ばし坂を上がって行く 結局は登り切った時点で差が付いてしまい星野を抜くことが出来ず２位になった あのエンストは星野がわざとやったのでは(笑)
そして次の250クラスも波乱のレースになる スタート直後のストレートでちょっとした落差が有るコースで 晴れてれば飛んで行くのだが 雨上がりでぐちゃぐちゃ スタートでトップに出て一気に飛び降りたが着地に失敗し転んでしまう ところが！
後から来たライダー達も次から次へと僕の真似をして？転ぶ(笑) その場は前代未聞の転倒者で大混雑？(⌒‐⌒) １コーナーへブッチギリで行ったのは 運良くスタートで出遅れ皆が転んであたふたしてる脇を上手く抜けた丸さんだ(チームメイト加藤清丸 ) 僕は急いでマシンを起こし再スタート １コーナーは右に曲がりゲレンデを上るのだが 雨上がりでおまけに逆バンクだ！ 落ち着いて回れば問題が無いのだが 何を焦ったか丸さんは上れないで立ち往生してる 僕はその脇を抜けてブッチギリ勝ったのだ(多分？大きなこけしを貰った) このレース僕は転ぶのも早かったけど マシンを起こして走るのも早かった(笑) そんな鳴子温泉に来て40年ぶりに見るスキー場が懐かしかった(⌒‐⌒)よ。