goo blog サービス終了のお知らせ 

Tada日記~~~

日常を綴ります☆

将棋世界十月号

2013-09-08 21:38:46 | 将棋
92ページで、2008年に中原誠十六世名人が竜王戦で森内俊之九段を破ったという旨の記述があります。しかし、森内現名人は当時も名人です。
単なる誤植なら構わないのですが、そうにせよ、そうでないにせよ、名人かどうかは重要な事項ですから、早急な精査が必要ですね。
なお、その同じ記事に、数ヶ月後、中原誠十六世名人が羽生善治名人を下した、とありますが、確かにその時点では名人は羽生現三冠です。

第3回電王戦

2013-08-26 00:42:30 | 将棋
21日、開催が発表されました。

将棋連盟モバイルサイトによると、
①ハードウェアが統一
②プロ棋士は本番と同じソフトで事前に練習対局ができる
とのことですが、個人的に少し気になります。
①については、今年(第2回)三浦弘行八段(現九段)に勝ったGPS将棋の強さの要因のひとつとして、ハードの強力さがあることは明らかでしょう(もちろんソフトの強さもあっての勝利です)。来年(第3回)、ハードウェアが統一されることによってコンピュータ側の強さに制限がかかってしまうのではないでしょうか。
②についても、本番直前のソフト改良が出来なくなり、コンピュータ側の強さに制限がかかるのでは、と思います。

ファンとしてはよい将棋、質の高い棋譜を見たい、と思うのが自然でしょう。少なくとも私はそう考えます。その点を鑑みると、今回のルールはどうなのだろうか、と感じます。

追記)マイナビニュース8月22日(木)12時45分配信(宮本橘)では、第3回出場の屋敷伸之九段について、
「屋敷九段はタイトル3期の実績を誇り、現在も順位戦A級に在籍するトップクラスの棋士のひとり。将棋界の最年少タイトルホルダー(18歳6カ月)の記録を持つ天才肌の棋士でもある。第2回大会の大将を務めた三浦弘行九段(当時八段)とは甲乙つけがたい実力の持ち主だが、実績としてはタイトル1期の三浦九段を上回っている。」
とありますが、これは将棋を知らない方へのミスリードを誘う、悪意のある文章と言えます。
タイトル数は屋敷九段の方が多いですが、順位戦A級の在籍期間は三浦九段の方が多く、それこそ実績についても甲乙つけがたい二人です。三浦九段に対する非礼と言える記事でしょう。

羽生三冠、王位防衛に王手

2013-08-09 21:32:02 | 将棋
昨日と今日、王位戦第4局が指され、後手△羽生善治三冠=王位・王座・棋聖が、先手▲行方尚史八段に勝ち、3勝1敗としました。横歩取りから飛車交換があり、78手という短手数での決着となりました。

また、渡辺明竜王が、東洋経済オンラインでインタビューをうけています。棋風と戦法選択を区別した話は、一般メディアとしては新しい着眼点といえるのではないでしょうか。

森内名人、竜王戦挑決へ

2013-07-22 16:19:51 | 将棋
19日、竜王戦決勝トーナメントが指され、後手△森内俊之名人が先手▲羽生善治三冠を破り、挑戦者決定三番勝負に進みました。
ゴールデンカードの一戦は、角換わり腰掛け銀となりました。45手目から93手目まで、羽生三冠が攻めの手を指し、森内名人が受けの手を指すという構図が続きましたが、94手目△86桂から森内名人が羽生玉を寄せました。
今期の名人戦最終局での相矢倉といい、最近の森内名人は「トップ棋士同士の持ち時間が長い対局では先手有利」との定説を覆す強さを見せています。
勝った森内名人(トーナメントの右の山)は左の山の勝ち抜き者(有利な順に佐藤康光九段、郷田真隆九段、山崎七段、永瀬六段)と挑戦者決定三番勝負を指します。

森内名人防衛に王手

2013-05-23 18:54:27 | 将棋
一昨日、昨日と指された名人戦第4局は、先手▲森内俊之名人が後手△羽生善治三冠を下し、3勝1敗としました。森内名人は▲76歩△34歩▲75歩という出だしを選択しました。これは「形を決めている」ということで▲先手にとってやや損、というのがプロ間での認識だったようです。しかし、森内名人の指し手は、先手の利を保ち続け、この出だしも最善のひとつなのでは、と思わせるものでした。相矢倉から角交換をし、その後羽生三冠が馬をつくりましたが、森内名人は「53のと金に負けなし」という通り、53にと金をつくりました。その後は、▲77同玉や▲41銀と、二択の局面でも間違えずに、勝ちに結びつけました。