21日、開催が発表されました。
将棋連盟モバイルサイトによると、
①ハードウェアが統一
②プロ棋士は本番と同じソフトで事前に練習対局ができる
とのことですが、個人的に少し気になります。
①については、今年(第2回)三浦弘行八段(現九段)に勝ったGPS将棋の強さの要因のひとつとして、ハードの強力さがあることは明らかでしょう(もちろんソフトの強さもあっての勝利です)。来年(第3回)、ハードウェアが統一されることによってコンピュータ側の強さに制限がかかってしまうのではないでしょうか。
②についても、本番直前のソフト改良が出来なくなり、コンピュータ側の強さに制限がかかるのでは、と思います。
ファンとしてはよい将棋、質の高い棋譜を見たい、と思うのが自然でしょう。少なくとも私はそう考えます。その点を鑑みると、今回のルールはどうなのだろうか、と感じます。
追記)マイナビニュース8月22日(木)12時45分配信(宮本橘)では、第3回出場の屋敷伸之九段について、
「屋敷九段はタイトル3期の実績を誇り、現在も順位戦A級に在籍するトップクラスの棋士のひとり。将棋界の最年少タイトルホルダー(18歳6カ月)の記録を持つ天才肌の棋士でもある。第2回大会の大将を務めた三浦弘行九段(当時八段)とは甲乙つけがたい実力の持ち主だが、実績としてはタイトル1期の三浦九段を上回っている。」
とありますが、これは将棋を知らない方へのミスリードを誘う、悪意のある文章と言えます。
タイトル数は屋敷九段の方が多いですが、順位戦A級の在籍期間は三浦九段の方が多く、それこそ実績についても甲乙つけがたい二人です。三浦九段に対する非礼と言える記事でしょう。