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業務日誌

旅行会社に勤めていた30代男の雑記・業務日誌

青蔵鉄道に乗車7

2007-06-02 | 
列車は定刻よりも20分遅れで那曲駅に到着。この駅の標高は、4,513M。気温約17℃。5分間の停車。ホームに出てみるが、特に息苦しさは感じない。身体に変化もない。短時間だしよっぽど写真を撮ろうとホームを走り回らない限り問題ない。ただ日差しが強烈。眩しい。

ちなみに、列車は密閉式だが、車両の端の窓の上部とトイレの窓だけは、なんと内側に開閉する走行中も自由に開け閉めができてしまうのだ。

又、気付きにくいが、車内には連結部付近の車掌室の傍に、デジタル表示の高度計があり、今列車がどれくらいの標高を走行しているか誰でも常に確認することができる。但し、誤差が100Mくらいあるそうで、実際よりも低く表示される。

トイレは駅に停車中はドアに鍵が掛けられ、使用できなくなる。
トイレは、垂れ流しではなく、汚物はタンクに貯められる。飛行機のような方式で、ボタンを押すと便器のものが圧力で吸い込まれる方式が取られている。
洗面所とトイレは、定期的に車掌が清掃しているのでわりと清潔な方。


青蔵鉄道に乗車6

2007-06-01 | 
食堂車では大きな窓から雄大な景色を眺めながら食事ができる。
メニューは少ないが十種類程度から選ぶことができる。
味もそこそこで、何より温かいものが食べられるのがうれしい。
団体客は、事前に予約もできる。
食事時間帯以外は、席に腰掛けてサロンカー的に使ってもよし。
朝食は、中式と西式の2種類がある。10~15元。

食堂車には併設の売店があり、ビールや水・コーラなどの飲み物、スナック、カップラーメン類が購入できる。水は3元。ビールは6元~。車内販売も随時有り、果物や弁当、スナック類をワゴンで売りにくる。各車両に給湯器があるので、熱いお湯はいつでも自由に使える。

持っていくとよいもの
マイカップ・インスタントコーヒーやお茶・カップラーメン・ご飯にかけるふりかけ。

標高が高いのでアルコール類は控えた方がよい。ただ、ゴルムドまでは標高が低めなので飲みたい人は飲んでもよい。飲んでから寝たほうがよく眠れる、と思う。

あと、高山病予防策として水分をできるだけ多く摂るようにしたい。
水やお茶など。ビールは水分摂取にはならないので注意。

青蔵鉄道に乗車4

2007-05-29 | 
AM10:15頃、長江の源流「トト河」を通過。
標高は約4,500M。外気温2℃。走行速度90km前後。

列車はさらに高度を上げていく。車窓には、美しい雪山風景が広がり、ヤクやカモシカなどの野生動物の姿が見られる。車窓を流れる風景は絶景そのもの。
列車はスピード感に溢れ、快適に走行。

PM12:10頃、世界一高い駅・標高5,068Mの「唐古拉(タングラ)駅」を通過。
あっという間に駅を過ぎ去る。
この鉄道は、標高4,000M以上の区間が約960kmも続くという。
車内は酸素が供給され与圧されてはいるが、標高5,000Mを過ぎるあたりからなんとなく身体が重くなったように感じ始めた。車内の移動もスローペースに。ベッドの脇に個別に酸素吸入口があるので、酸素チューブを差し込んで吸入も可能。チューブはゴルムドを過ぎると貸し出しが可能になる。

青蔵鉄道に乗車3

2007-05-28 | 
ゴルムドを過ぎると列車は一気に高度を上げていく。
車窓は一面の銀世界に。
標高4,500M付近。外気温-1℃。時速70Km前後。

青蔵鉄道に乗車2

2007-05-27 | 
機関車の付替えは、ラサに着くまでに計3回行われる。西安駅からはこの赤い機関車が客車を牽引する。又、ゴルムド駅からは三重連結でディーゼル機関車がラザで牽引する。

青蔵鉄道に乗車

2007-05-26 | 
今年の正月にNHKで放送された「青海チベット鉄道」。中国青海省からチベット高原を経てラザでを結ぶ鉄道。2006年7月に開通し、世界一高いところを走る鉄道として話題を呼んだ。
先日、そんな鉄道に乗る機会に恵まれた。ツアーの視察だ。今回は北京からラザで完全乗車。所要時間約47時間。2泊3日の鉄道の旅。青海省の西寧からで十分と思うが先方の主旨に基づき北京からの乗車。長すぎる・・・、しかも中国の列車だし・・・。しかし実際に乗車してみると、列車は意外にも快適で、長いと思っていた鉄道も景色に見惚れているうちに終了。長いようで短く感じた今回の乗車。仕事を忘れて2泊3日の乗車を楽しんだのであった・・・。

チケットは入手困難と言われる「軟臥(1等寝台)」。車内で出会った西安から乗車してきた日本人の個人旅行者は軟臥1枚が前日に駅で入手できたと言っていた。しかも入境許可証も取得せずにチケットが手に入り実際に乗車しているそうだが・・・。
実際のところ入境許可証はラサ行きの航空券や列車のチケット購入時に必要で、ラサ到着後にチェックされることはないようだ。

車内は欧米人旅行者や韓国人などのアジア系旅行者、中国人旅行者。多国籍だ。皆、手にはカメラを持っている。大部分が北京からラザで乗り通す人たちだ。
又、硬座にはチベット族をはじめ一般の乗客がぎっしりと乗っていた。

北京西駅には出発の1時間前に到着。荷物をX線検査に通して待合室へ。健康カードを記入をし、出発の40分前に改札が始まる。


列車番号:T27次

北京  21:30発 (標高約45~55M)
西安  08:36着
蘭州  15:06着
西寧  18:14着 (標高2,275M)
ゴルムド 05:23着 (標高2,829M)
那曲  15:47着 (標高4,513M)
拉薩  20:00着 (標高3,650M)


編成表(前から1号車・・・、4号車は無い、食堂車は7号車)
←ラサ     
機関車+電源車+硬+硬+硬+軟+軟+食堂車+座+座+座+座+硬+硬+硬+硬+硬
軟:軟臥(1等寝台) 定員32名/両
硬:硬臥(2等寝台) 定員60名/両
座:硬座(2等座席) 定員98名/両


軟臥
4名1室部屋
2段ベッド
液晶テレビ付
お湯のポット・ごみ箱がある
部屋の中で照明・音量が調整可
スリッパ付
酸素供給口

硬臥
6名1室で通路との扉無し
3段ベッド(軟臥に比べて寝台の幅狭い)
お湯のポット・ゴミ箱がある
酸素供給口

トイレは各車両に2個(うち1個は洋式)
洗面所は各車両に1個(3名同時に使用可)

乗務員は総勢30名でラザで乗車(機関士含まず)
車掌は各車両に最低1名・警察2名・車両整備員・コック・食堂車スタッフ
さらにゴルムドからは、医師1名・看護士1名が乗務。

那覇の市場

2007-03-20 | 
先月の旅の話。
那覇の市場では、観光スポットとしても「牧志公設市場」が有名だけど、太平通り商店街を真っ直ぐ抜けて信号を渡りそのままちょっと行ったところにある「農連市場」はかなりディープで面白い。生活感に溢れ、まるで日本じゃなくてアジアにいるような感覚を覚える場所。早朝から大変な賑わいだ。
牧志公設市場内は、どことなく観光ズレした感があり個人的にはあんまりだけど、市場裏手付近にある惣菜市場は、朝から安くて沖縄色豊かな惣菜がたくさん並んでいるので、ここで帰りの昼食をよく調達していく。

ディープな沖縄・桜坂

2007-03-11 | 
先日行った沖縄の話

にぎやかな国際通りからすこし路地へ入ると、昔ながらの小さな居酒屋やスナックなどが点在する飲み屋街がある。通称「桜坂」という。あたりは暗く、外灯も少なく、なんとなく寂しげな雰囲気が漂う中、古びた店の看板やおでんの提灯が怪しげなひかりを放っている。そこはまさに異空間。静かな時間だけが流れている。
好奇心旺盛な自分は、どんどん路地裏を奥へ奥へと突き進んだ。暗闇に突然通行人や猫が現れたりとちょっとビビリながら、不思議な空間をしばしさまよった。ある程度雰囲気を感じとった後、一軒の小さな飲み屋へ入った。どこの店も中の様子をうかがえず、一瞬入店をためらうような小さな入口ばかり。そして、やたらとおでんの看板が目に付く。そこで、ちょっと脇に入ったところにおでんの看板が目にとまり、思い切って入ってみることにした。
いらっしゃい。意外にも明るく迎え入れられた。なんとなく家庭的なお店。お客は地元の常連客が一人だけ。カウンターに座り、おすすめのおでんと泡盛を注文。沖縄の人?ここでも言われた。違うっ。うちなんちゅね?いいえ。よく言われるけど。おでんは、てびちにウィンナーに青菜(ほうれん草)などなど・・・。沖縄おでんは、だいこんなどの定番メユーにこの3種が入るようだ。ふつうのおでんでは考えられないよな、このメニュー。なんでもチャンプルーな沖縄・・・。この店では、てびちは10人中、9人が注文するという人気メニューだそうで、じっくりと煮込まれたその肉はマイルドでとても美味。途中から年配の地元常連客が数人入ってきた。店主のおばさんや常連客は、沖縄のことばで話合うので同じ日本なのに何を言っているのかさっぱりわからず、異国に来た感じを覚えた。でも自分と話すときは、一応標準的な言葉で話してくれた。沖縄のことばをいくつか教えてくれたが、ゴメンなさい、忘れました。店主や地元の人としゃべりながら、ドカンっと盛られたおでと泡盛をいただきながら、ディープな夜は過ぎていった。


沖縄の闘牛豆知識

2007-03-05 | 
闘牛豆知識

①観戦は簡単。まずは闘牛HPで開催日・開催地をチェック。日程を合わせる。
②当日は、早めに会場へ。時間が迫ると駐車場が満車になってしまう。
 自分の場合、開始1時間前に行ったら、十分停めることができた。
 駐車場は早くからOPENしている。
 安慶名闘牛場は、向かいの商業高校が臨時駐車場になっている。無料。
 那覇からはバスも便利。
③入場料は、当日払う。3,000円。入口で入場料と引き換えに取り組み表を受けとる。
 雨天決行。よほどの嵐でない限り、開催されるとのこと。自由席。
④闘牛場の脇には牛の待機小屋があり、決闘前の迫力ある牛たち様子をうかがえる。
 牛の体重は、750~1,000kgにもなり、ド迫力。
⑤取り組みは、全部で10組くらい。
⑥闘牛場では、焼きそばや焼鳥を売る屋台もでている。小腹が空いても大丈夫。
⑦必需品。帽子・タオル・カサ:暑さ・雨対策。新聞紙:下に敷いて座るため。
⑧客層は、あきらかに地元民が多い。こっ、濃い・・。
⑨所要時間は、全取り組みで、2~2.5時間ほど。
 取り組みよってはこれ以上に長くかかることもあるようなので余裕を持つこと。
⑩一列目は、牛や砂が飛んでくることがあるので反射神経の良い人向け。
⑪全取り組みが終わると、地元人はさーと波が引くように帰ってしまう。
 でも待った~。しばらくすると、牛達の帰宅が始まる。
 トラックに1頭ずつ乗せられて帰っていくが、その時お願いすれば、
 牛も人も快く写真撮影に応じてくれる。
 勝った牛にはからだに派手な幕がまかれている。
 時間があれば、ぜひ記念撮影すべし。