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問題解決のセグメント

2014-06-29 14:37:55 | ネットで拾った情報

■人間関係
■仕事上の悩み
■将来の不安
■現状への不満や不安

様々あると思いますが、「何が問題なのか?」を見抜かなければ、解決策を導き出すことは不可能です。

ただし、無闇に問題の中身を見てはいけません。問題の中身を冷静に判断するとき、「怒りの感情」こそ最大の敵だと考えて下さい。「怒りの感情」は、人間の冷静な判断能力を著しく低下させます。

そのような状態で問題の中身を見ようとしても、

「問題の表面部分でイライラしてしまい、中に入っていけない」

ということになるでしょう。したがって・・・

「イライラするだけ」

という結果に終わり、解決に向かって全く動き出していません。

では、どのようにして「怒りの感情」を押さえ込み、冷静な判断を保ったまま問題の中身を見ることが出来るのか?

詳細は次項で解説しますが、ポイントは「登場人物を出さない」という点にあります。

 

問題解決方法 その2:登場人物を出さない

では、怒りの感情を抑えつつ、問題の中身を冷静に見る方法を紹介していきましょう。意外と簡単な方法なのですが、

「登場人物を出さない」こと

 

たとえば、上司からの理不尽な言葉、あるいは扱いに悩んでいるとします。よくあることだと思いますが、この場合、問題の中身を見る時に「上司の顔を思い浮かべない」という方法があるのです。

実際の上司の顔が浮かべば、その時点で怒りの感情が出てしまいます。あるいは、気の弱い方なら「顔を思い浮かべただけで萎縮してしまう」ということもあるでしょう。

ならば、その顔を思い浮かべなければ良いのです。

「でも、どうしても上司の顔が浮かんでしまう・・・」

ということもありますが、その場合は、思い浮かべる劇中の「あなたが演じている役割(=上司から冷遇されている)」を、他人に置き換えてください

つまり、全くの他人、あるいは同僚でも良いと思いますが、その人が今のあなたのように悩んでいる光景を想像するのです。

もちろん、この劇中であなたが演じるべきは「アドバイザー」です。あなたは、現実の世界で上司との人間関係に悩んでいます。つまり「経験者」なんです。経験者であれば、その上司が普段はどんな言葉を使うのか知っているはずです。

また、「この展開ならこのパターンだな・・・」という、「先読み」も出来ますよね

その知識と経験を活かして、あなたに代わって理不尽な扱いを受けている人にアドバイスするのです。

いかがですか?

たとえ想像の世界でも、上司の顔が浮かぶのは嫌な事でしょう。しかし、被害者が自分以外であれば話は別です。

自分が自分自身にアドバイスを送るのは難しい作業ですが、想像上の世界での「他人にアドバイスを送る」という作業は簡単です。しかも想像の世界なので、「言いたい放題」という、極めてあなたに有利な状況を理解してください。

そして、気が付けば「怒りの感情を抑えて問題の中身が見えた。ついでに解決法も自分でアドバイスできた」という結果になっていると思います。

この方法であれば、よほど巨大な問題でもない限り、冷静に問題の中身を見ることが出来ると思いますよ!

特に、失恋の悩みの解決においては、この方法が非常に有効です。

 

問題解決方法 その3:負の感情を理解する

「問題がある」というフレーズを聞いて、皆さんはどのようなイメージを思い浮かべますか?

少なくとも、ポジティブな印象を持たれる方は少ないでしょう。

では、目の前にある問題は、なぜ「問題」として存在しているのでしょう?

ちょっと哲学的な質問ですが、「傷みがあるから」が最も適当な答えです。たとえば、不況でお給料が下がっているとします。もちろん、これも「立派な問題」の1つでしょう。

では、その問題における「傷み」ですが、真っ先に思いつくのは「生活が苦しくなる」というものです。

しかし、一流のビジネスパーソン、あるいは問題解決が上手な人は、「もう1つの傷み」も想像しているのです。それが、「負の感情」なんですよ。

お給料が下がった場合、やはり実際の傷みとしては「生活苦」です。これまで、週に1回のペースで飲みに出かけていた人も、「2週間に1回」になるかもしれません。毎年1回出かけていた海外旅行も、次回は国内旅行になるかもしれませんね。

では、ここで皆さんに質問させていただきます。

「実際の傷みから生まれる、負の感情は何ですか?」

所得低下においては、「遊びにいけないストレス」もあるでしょう。また、「将来に対する不安」もあるでしょうし、「ローンの返済が不安だ」という方もおられます。

このように、実際の傷みを見て、そこから生まれる「負の感情」も自分自身で理解しておく必要があるのです。

では、なぜ負の感情を理解することが重要なのでしょうか?

その秘密は、「楽観的になることで、見える解決方法も多いから」という点にあります。

たとえば、「将来の生活費が不安だ・・・」と考えている場合、そこに見られる負の感情は、言うまでもなく「不安」です。ならば、お給料をアップさせることも重要ですが、まず「不安な気持ち」を取り除く作業から始めることも有効なのです。

具体的な方法の1つとしては、

「自分の支出能力を確かめる」

これが有効でしょう。
支出能力とは、経済用語の1つですが、

「1ヶ月間で、支払えるお金」

と、考えておけば良いですね。

これを知ることで、「この生活レベルにすれば問題ない」を数字で知ることが出来ます。

勘の良い方なら気付いておられると思いますが、「家計簿をつける重要性」は、まさにここにあるのです。

家計簿をつける作業は、個人、あるいは世帯の支出能力を、数字で知る最も簡単な方法です。

数字はデータであり、裏づけされたデータ(家計簿の数字)には信頼性があります。したがって、「この支出なら大丈夫」という目安を持つことが出来るため、ザックリとした「不安感」から自分を解放することが可能になるでしょう。

このように、「実際のダメージの前に、負の感情から処理する」という作業、多くの方はやっていないと思いますので、ぜひこの選択肢も視野に入れて問題解決に取り組んでみましょう!

 

問題解決方法 その4:負の感情が先か?実際の傷みが先か?

さて、ここまで読み進めて下さると、次のような疑問を感じる方もいるでしょう。

「傷みと負の感情。どっちを先に解決するべきですか?」

という疑問。

たしかに、多くの方がこの疑問を持たれることは納得です。「傷みの解決」と「負の感情の処理」、どちらを優先するかは「ケース・バイ・ケース」としか言えないのですが、ちょっとした目安を紹介したいと思います。

ポイントは、「傷みの解決に要する期間」にあります。

「お給料が下がっている」という問題を解決するケースを例に、具体的に考えてみましょう。

上記でも解説しましたが、お給料が下がっている場合、最も多く見られるのが「生活苦」という「実際の傷み」と、「生活に不安を感じる」という「負の感情」です。

では、まず実際の傷みの解決方法を模索してみましょう。

サラリーマンであれば、「出世を狙う」や「お給料が良い会社に転職する」という方法がありますが、それらを実現させるには時間がかかります。

「明日、部長に出世させてください!」

と懇願しても、「頭でも打ったのか・・・?」と思われるのがオチですから。

このように、実際の傷みの解決に時間を要するのであれば、「負の感情の処理を優先させる」に切り替えた方が良いでしょう。

というのも、負の感情は「実際の傷みの上に乗っているもの」なのです。したがって、実際の傷みを解決しない限り、負の感情も付きまとうことになるんですよ。

負の感情は、人間に様々なストレスを与えます。当然、長期に渡って負の感情を抱えれば、その分だけ精神的な傷みも積み重なることでしょう。

その場合は、「まず負の感情から取り除き、その後で実際の傷みの解決を考える」の方が有効と考えられます。

たとえば、上記でも紹介した「支出能力」を調べ上げ、「このくらいの貯金なら出来る」という数字を計算します。どれだけ小さな金額でもOKです。「貯金が出来る」という事実があれば、それだけで負の感情を大きく和らげる効果があるのです。

そして、今度は貯金の方法を考えてみましょう。たとえば、普段使いしている銀行に、新しくもう1つの口座を開設します。銀行にもよりますが、「毎月、決まった日に決まった金額を別口座に送金する」というサービスがあることをご存知でしょうか?

同じ銀行であれば送金手数料も有利になりますし、もう1つの口座を「定期口座」にしておけば良いでしょう。満期まで引き出せないので、「使っちゃった・・・」という心配がありません。

このように、実際の傷みの解決に時間を要するなら、まず負の感情の処理を行い、ストレスフリーになったところで、「実際の傷みの解決」に移行しましょう。

負の感情の処理は、直接的には実際の傷みの解決に役立ちません。しかし、「負の感情を処理して行動する」という場合、発想の多くがポジティブになります。その状態を作り上げてからでも、実際の傷みの解決は遅くないことを自分自身に言い聞かせてください。

 

問題解決方法 その5:すぐに解決が必要な問題は・・・?

さて、先ほどは実際の傷みと負の感情、「どちらを優先的に解決するべきか?」について解説しました。

ところが、「そんな悠長なこと言っていられない!」というケースもありますよね。たとえば「借金」「ローンの返済」など。

ごく小額の借金であれば、それほど苦労する問題ではないかもしれません。

しかし、「住宅ローン」などでは話は別です。日本の不動産ローンに関しては、「きわめて銀行側に有利」という条件が揃っているのです。「返済できなければ、家を差し押さえる」という方法が簡単に出来てしまいます。

 

さて、そのような状況下では、「家を差し押さえられる」という現実が他人事とは言えません。住宅ローンを抱えておられる方であれば、「誰にでも起き 得る現実」なのです。当然、「負の感情を優先的に・・・」なんて悠長なことを言っていられないでしょう。明日にでも解決しなければいけない問題なのです。

ところが、このような状況を打開する最大の解決方法は、残念ながら「皆さんには見えない」のです。残念ですが、事実なので仕方ありません。

たとえば、住宅ローンの返済に苦しんでいる場合、家を差し押さえる権利は銀行にあります。あなたにはありません。では、返済方法の変更はどうでしょうか?

それも、残念ながらあなたには見えません。ローン返済の素人ですからね。やはり、プロである銀行こそ答えを知っています。

では、「職場でいじめを受けている」という場合はどうでしょうか?誠実な企業であれば、コンプライアンス委員会やプロジェクトチームが早急に動いてくれるはずです。しかし、「自分で何とかしろ!」と言われた場合、もはや有効な解決策はあなたには見えなくなるのです。

「じゃあ、どうすれば良いの・・・?」

と思われるでしょうが、上記のような四面楚歌の状況に陥った場合、あなたが次に取るべき行動は1つです。「負の感情で黙り込むな!」。

さて、これを次の項目で詳しく紹介していきましょう

 

問題解決方法 その6:負の感情で黙り込まない

あなたが、自分一人では返済不可能なほどの借金を背負ったとします。頼れる人を探していますが、真っ先に思いついたのが「両親」です。

いかがですか?

ご両親に相談される場合、「すぐに相談しよう」と、上機嫌になるでしょうか?

それとも、「相談しにくいなぁ~。気が進まないなぁ~」となるでしょうか?

 

人によると思いますが、やはり「気が進まない・・・」となりますよね。

じつは、これが問題を深刻化させているのです。

 

目の前に問題を抱え、その問題は早急に解決する必要があります。しかも、自分では有効な解決策が見つかりません。

「不安感」だけでなく、「焦り」の感情まで出ている状況です。こうなると、時として「もう良いや・・・」となることもあるんですね。

具体的には・・・

■黙ったままで何も話さない(実際は、何か言いたそうな気配がする)
■ひたすら「大丈夫!」と言う(すぐに表情が曇る)
■玄関ドアをノックしても出てこない(一人暮らし用のアパートに多い)

他にも例はあると思いますが、よく見られるのは上記のような内容です。

もちろん、これでは問題を解決するどころか、状況は悪くなる一方です。

 

あまり例が良くないですが、例えば元多重債務者の方で、その状況から脱出した人は口を揃えて、

「もっと早くに相談しておけば良かった・・・」

と、言いいます。

つまり、どうしても自分では解決できないなら、勇気を出して「最初の1回の相談」に踏み切ることが大切なのです。

溜め込んでしまわないこと、感情を表に出して発散することはとても大切です
少し変わった方法ですが、もし困った事、溜まってしまった時には、この音声を使って「恥ずかしがらずに」「上手に」「思いっきり」発散しましょう!

たった3分で自信満々になる音声

 

 

 

この音声はこちらからダウンロードすることができます。 毎日を今よりもっと元気にする為にミュージックプレーヤーなどに入れて、感情を表に出すエクササイズを行いましょう。

 

 

 

問題解決方法 その7:まとめ

では、ここまで解説してきた方法を復習してみましょう。

■問題の中身を知るには、登場人物に工夫を加えて客観的になる
■問題から生まれる、「負の感情」を理解する
■「実際のダメージor負の感情」の優先度をチェックする
■自分で解決できない問題は、1日でも早くプロに相談する

 

人は、「問題解決が上手い人or下手な人」に分かれます。

上手い人は、上記の流れや重要性を自然と理解している人です。

一方、下手な人は「上記の項目を理解していない」という特徴があり、これが問題解決の大きな妨げになっています。

 

しかし、解決方法さえ理解すれば、これまで下手だった人も、「あれっ?自分の力で解決できる!」という状況に気付くでしょう。

大切なのは、「最初から出来ないと思い込んでしまう」という考えを捨てること。

「まぁ、そのうちに出来るようになるのでは・・・?」

と、自分の問題解決能力を楽観視することも大切な能力です。

 

以上、如何でしたか?

小学校時代の逆上がりの練習を思い出してみてください。あなたは逆上がりが苦手なタイプで、出来るようになるまで、毎日のように校庭で練習したとしましょう。

しかし、一度でも出来るようになると、それ以降は何度でも簡単に出来ますよね。

このように、「上手or下手」は「上下の優劣」ではありません。
「同じラインに立てるまでの時間差」なのです。

つまり、これまで自分の問題解決能力に悩んでいた人も、
「解決方法を知らなかっただけ」と割り切る。

解決の方法を一度でも知れば、
その後はスムーズに解決できるようになりますよ。

これで頭をスッキリさせよう!

ちょっと辛い、、、そんなふうに思った時にはこの音声を聞いてみてください。
頭がすっきりして、嫌な気持ちや、沈んだ感情がちょっとだけ楽になるはずです

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