気まぐれひとり芝居 ~風来坊の呟き

何度も何度もタイトルを変え、あっちへフラフラ、こっちへフラフラ。いい年して落ち着かない女の、長い独り言です(^_^)

清原さん

2016-12-30 08:40:28 | 日記
今年、もうブログを書かないでおこうと思ってたけど、昨日のテレビを見て、どうしても書きたくなっちゃって。
それは、元プロ野球選手の清原和博さんの、覚醒剤に対してのインタビューです。

逮捕後、初めてテレビに姿を表した清原さんは、少しお太りになったかな、と思ったけど、表情は逮捕前に比べると穏やかになられたかな、と言うのが正直な感想でした。

確かに、彼が犯した事は決して許される事ではありません。
ご本人も仰っていたように、一生償っていかなくてはいけないし、闘わなくてはならないでしょう。
それでも、昨日のインタビューを見た限りでは、真摯に質問に答えていた印象がありましたし、更正するためにちゃんと病院に行ったりして、前向きに取り組んでいるなという気がしました。

私は彼とほぼ同世代で、それこそPL時代や西武時代の輝かしい姿をリアルで見ていました。
これは、事実で決して色褪せる事はありません。
それ故にチヤホヤされて、天狗になってしまったのでしょう。

そんな時に、某球団に行った事が、彼の人生を大きく狂わせたような気がします。
あれから、身体も不自然とデカくなり、表情も凄みのあるヤクザ風になってしまい、まるで別人のようになってしまいました。
ご本人は現役時代に覚醒剤の使用は否定していましたが、今は禁止されている薬物を服用していたそうです(当時は服用OK)。
それが転落のきっかけになったことは間違いないですし、この頃に付き合っていた人々も良くなかったのでしょう。

更に、離婚が大きなショックだったようですね。
子供たちの話になると、神妙な表情になり、ただただ「会いたい」と、会って謝りたいと言っていました。
恐らく、彼の更正の一番のモチベーションは、子供たちに会いたいと言う強い気持ちだという気がします。もし、再犯を犯したら、それこそもう二度と子供たちに会えない。その事は、ちゃんと理解しているように見えました。

とは言え、一瞬の心の隙に入り込むのが、薬物中毒の恐ろしさ。
いくら頭で理解していても、つい誘惑に負けてしまう。

先日、別のテレビで元光GENJIの赤坂君が、同じような事を仰ってました。
ご存じの通り、彼も栄光と挫折を経験してきて、一度は更正しようとするものの、執行猶予中に再犯を犯してしまい、今は沖縄で暮らしているようです。
やはり、理性では止めなくてはと思っていても、身体は薬物を求めてしまう、と。
そして、そうならないように、なるべく一人にならないように、常に誰かがそばにいるような状況にしていると言ってました。

清原さんも、たくさんの人が離れていったけど、それでも自分に手を差しのべてくれたり、助けてくれる人もいると仰ってました。
現に、佐々木主浩さんは窮地の彼を助けてくれましたし、清原さんのお父様も、見捨てずに息子を叱咤激励してくれたようですし。

そういう人々を裏切らないためにも、周りのサポートを受けながら、悪い誘惑を絶ち切って、時間が掛かってもいいから、立ち直ってもらいたい、と思えたインタビューでした。

これからが、清原さんにとっての本当の闘いになります。
険しい道のりであると思いますが、このインタビューで語った事を忘れずに、少しずつ前進していって欲しい。
そうする事で、お子さんたちを始め、周りの信用も得られると思うので。
そして、決して彼らをもう二度と裏切らないで下さい。
それが、私の願いでもあります。



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