豆日記

小豆原一朗の日記

ライブスケジュール&褒美

2021年02月27日 | 豆日記
久しぶりのこの感じ。
バンドでレコーディングして、MV撮影して、レコ発に向けて練習して。
今回はじめましての人、久しぶりに仕事する人、ここ数週間沢山の人たちからパワーをもらってる。

こんなご時世でCDは売れるのか?
レコ発の動員大丈夫か?納期までに間に合う?
頭をかすめることだらけですが、
ここで1回ギアを1つ上げていくことはとても大事なことでして。
「正念場」は鈍感な僕にとって必要なブースターでして

もうすぐ結成1年のクオーツ星。
ほぼ全ての人類が悪戦苦闘する中、「どうしたらいいんだろう?」と僕らも悩み。
やれることも限られた中、とにかく曲を沢山作り続けて、スタジオで練って、クオーツ星の可能性を探り、ライブで輪郭を作っていき、バンドの成長過程をお客さんと共有できた貴重な1年だったと思います。

そして、
今回の音源ではまたもう1段階化けたな、と思ってる次第。

めっちゃ売れるかどうかは神のみぞ知るだけど、
純粋にたくさんの人に聞いて欲しい気持ち。
あと、ある程度採算とれなけりゃ、次の音源も作れない。
兎にも角にも買ってほしい。

レコーディングする度に毎回心機一転な気分だし、
「これで最後でもいい!」と思えるものを心がけてる。

特別で最高な音源を育んでいます。
以下、ライブスケジュールです。

●3/1(月)池袋Adm
「第7回フラれて元気〜diesp8d、誰かの想い出の地からアダムまでマラソンツイキャス〜」
diesp8d(浄化ランナー)/西田コーヘー(otsu)/リトルキングタクヤ/怪盗銀次郎(怪盗ザ・デッドボール)/タテヨーコ/小豆原一朗(クオーツ星)  
司会:チョメP/福
開場18:00/開演18:15
¥2000+1D/¥2500+1D

●3/17(水)池袋Adm
プピリットパロ
ハシグチカナデリヤ
クオーツ星
あまのじゃく
ハカイアクト。
開場18:00/開演18:30
前売¥2500+1D/当日¥3000+1D
ご予約はこちら
toumeinotuki@yahoo.co.jp

●3/21(日) 大阪 東心斎橋 TOBIRA
JULiA MURPHY × 小薗創太共同企画【小さな夜の明け方に】
小薗創太
JULiA MURPHY
小豆原一朗(クオーツ星)
鈴木大夢
開場18:30 開演19:00
ticket 2500(+1drink代)
ご予約はこちら
toumeinotuki@yahoo.co.jp

●3/22(月)名古屋 鑪ら場
ぞうつかいになった。
アジマカズキ(すぱっつ)
小豆原一朗(クオーツ星)
開場18:00/開演18:30
ticket 1800円(D代別)
ご予約
toumeinotuki@yahoo.co.jp

●3月30日(火)池袋Adm
クオーツ星1周年記念レコ発ワンマン
「心臓の横の星」
開場18:30/開演19:00
前売¥2500+1D/当日¥3000+1D
予約メール:toumeinotuki@yahoo.co.jp


●4月20日(火)名古屋TOKUZO
クオーツ星レコ発企画
「心臓の横の星~名古屋編~」
クオーツ星
鈴木実貴子ズ
WiLLY-NiLLY
開場18:00/開演19:00
前売¥2500+1D/当日¥3000+1D
予約メール:toumeinotuki@yahoo.co.jp




長かった録音作業から解放されました。
(まだここからミックスとかマスタリングとかあるけど)
とりあえず、ひと山超えた。

4年ぶりのレコーディングスタジオ。
再会したエンジニアのカワバタさんから
「まめ君が戻ってきてくれて嬉しいよ」
というありがたい言葉をいただき。

カワバタさんの演奏ジャッジは相変わらず的確で
自分の未熟さ、気づかなかったこと、見抜かれたくないことをズバズバ指摘してくれる。
リアルタイムでは「つらい…」「もう勘弁して」という言葉ばかり駆け巡っていた。
後日、レコーディング現場の動画編集の際に改めて見ると、指摘の度によくなってるのがわかる。
なんだかんだ絶対クオリティーのWater Pump Studio。

とはいえ、真面目で、ストイックで、つらい思いってばかりじゃなく、
ガンダムネタ、おすすめアニメなど色々と楽しくおしゃべりしながら作業してる基本的に楽しい現場。


そんな中、印象的だった会話。

小豆原「ずっとこのスピーカー使ってますよね。好きなんですか?」
カワバタさん「いや、全然。録音の時はあえてオレが嫌いなスピーカーを使ってる」

ん…どういうこと?

曰く、
良質なステレオで聴けば、大抵のものは「良い音」に変換されてしまう。
しかし、自分が嫌いなステレオ環境で良い音が出せたら、それは確実に「良い音源」だということ。
(最終段階では良質なスピーカーも含め色んな機器から音出しチェックをしてる)


ある政治家さんの話で
「中身のある演説で人に感銘を与えるなんて当たり前。中身のない演説で2時間もたせて一人前。」
という話を聞いたことがある。

プロは「当然そうなる」とか「当たり前」を超える「斜め上」を狙っている。

録音に関してはその筋のプロに勝てない。
任せられる人がいるなら任せて、それぞれの役割を全うするのが、完成への近道。


貴重な体験となったレコーディング月間も終わり、
また日常生活に戻って、ふと思うことは

頑張った自分に(ちょっとだけ)褒美をやりたい

んが、
そもそも褒美ってなんだ?
美味しいもの?高級レストラン?ディズニーランド?
いや、重なっていくレコーディング費用で余計な散財は出来ない。
緊急事態宣言の下、居酒屋で打ち上げも出来ない。

色々考えて至った結論は
「少人数で友達と遊ぶ」というもの。

とうわけで、2人のバンドマンNさん&Kさんと集合(全員ボーカリスト)

「ザ・ジレンマ:もうガマンできない」
という海外恋愛バラエティーを見ることに。
こういうのって1人で見るとつまんないけど、3人くらいで見ると楽しいに決まってる。

その内容は
アメリカやイギリスから参加した漏れなくチャラいグラマラスな女性陣と筋骨隆々のマッチョな男性陣が南海のゴージャスな孤島で共同生活。
明らかに性欲の強そうな彼らが1ヶ月間何もせずに過ごせたら10万ドルの賞金がもらえるというもの。
しかし、誰かが性的行為(自慰も含む)をする度に全員の分の賞金が減っていく。
行為によって額が変わるけど、いくら減るのか知らない、誰がやったのかも分からない。
誰が裏切るのか?スリルのある恋愛バラエティー番組。
かと思ってた。

しかし、
開始早々キスが始まった瞬間
「あ、これは違う星の人たちなんだ」と見方を変える。
恋愛における小細工なんて不要。肉体と肉体のアピール合戦。

筋トレに次ぐ筋トレ、ギリギリセーフのビキニ、意識高いのか低いのか分からない自己肯定論、聞いたことない単語「セックスゴッド」・・・

企画ブレブレだけど、なんだかんだ堪能した役4時間。
数話見ていくとそれぞれのキャラクターに感情移入もして、Kさんの推しの人物も出はじめ、
ちょっと感動的な場面ではNさんが涙を流す始末。
うーん、
平和だ。

ただただ、友達と笑ったり、泣いたりする感覚。
お金とか納期とか今この場では忘れられてる。
ああ、これがちょうどいいご褒美かもしれない。
ありがとう心底チャラついた人達!

なんて思いながら
たどり着いた最終話。その時。

ピンポーン

突如、バンドマンMさんが来訪。

2月の寒空の下、学生時代の膝頭の溶けた上下ジャージ着て我々の度肝を抜いてくるMさん。
そんなMさんのトレードマークはホオジロザメみたいに感情のない目。
感情移入することもなく彼は「ジレンマ」を途中から吟味。

「こんな計算されたカメラワーク。後に沢山スタッフいるでしょ」

「いやー、くさい演技だね」

「これは数台のカメラ分けて同じシーン繰り返し撮ってるね」

「美男美女っていうか、整形しまくってんなー」

「脚本通り」

我々も薄々は気づいてた
でも、見て見ぬ振りしていたんだ

ガラガラガラー

緊急事態宣言の下、僕らのジレンマは崩されていった
-今まで4時間以上感情移入して何を楽しんでたんだろう-

そんな賢者タイムと同時に、疲労と、目の前の現実が襲ってきた。

納期・・・

レコ発・・・

練習しなきゃ・・・

お金がほしい・・・



僕はまだ褒美を探してる。


次回は「バチュラー」に決定。
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