オーストラリア・・・と言っても、同名の映画の話です。
第二次大戦中のオーストラリアを舞台に、英国貴族出身女性と地元カウボーイ(オーストラリアではドローバーと言うそうです)とのラブ・ロマンスやアボリジニ少年との絆を描く豪・米合作のエピック・アドベンチャー・ロマンス(と公式に呼んでいる)超大作「オーストラリア」が先月(11月26日)封切られました(日本では来年2月公開)。監督は「ロミオ&ジュリエット」「ムーラン・ルージュ」のバズ・ラーマン、出演はニコール・キッドマン、ヒュー・ジャックマンをはじめ、デービッド・ウェンハム、ブライアン・ブラウンなど豪州出身で固めていることに加え、総製作費1億3千万豪ドルと、豪映画史上最高額がつぎ込まれ、随所に北オーストラリアの荒々しくも美しい自然描写が織り込まれ、さながら観光案内となっているところが話題です。実はこの制作費の40%は豪政府が負担し、国際的な観光キャンペーンを繰り広げました。頻繁に流されたテレビCM自体もラーマン監督自身が手がけたものと言われます。
制作費の一部は、「ムーラン・ルージュ」の実に4倍にあたるとされる2千着近い衣装にもつぎ込まれました。ストーリー展開とともに主人公キッドマンの衣装も変わり、彼女自身の変わりようを映すと言われるところも見どころだそうです。そして、前夫トム・クルーズとの別離の理由のひとつに子供が出来なかったことが伝えられていたキッドマンは、撮影中、ロケ地近くにあった不妊治療に効果があるという言い伝えがある滝つぼで泳いで、ほかのスタッフともども次々に子宝を授かったというオマケつきです。
もう一方のヒュー・ジャックマンは、米ピープル誌が毎年選ぶ “最もセクシーな男性”に、ジェームズ・ボンド役のダニエル・クレイグ、「ハイスクール・ミュージカル」のザック・エフロン、オリンピック金メダリストのマイケル・フェルプス、デヴィッド・ベッカムなどとともに選ばれました。極めつけは、2009年のアカデミー賞で司会を務めることに決まったという報道です。アカデミー賞の司会はおよそ米国人コメディアンが務めるのが恒例だったので、オーストラリア出身であり、コメディアンではなく俳優(ミュージカル俳優)だということで、意外性と驚きをもって迎えられました。
なにかと話題には事欠かない作品ですが、ここまで気合いが入っていると、逆に引いてしまうのが私の性分です。アカデミー賞候補としても前評判が高く、準主役自身の司会で賞を射止めることが出来るかどうか、そっと見守りたいと思います。
第二次大戦中のオーストラリアを舞台に、英国貴族出身女性と地元カウボーイ(オーストラリアではドローバーと言うそうです)とのラブ・ロマンスやアボリジニ少年との絆を描く豪・米合作のエピック・アドベンチャー・ロマンス(と公式に呼んでいる)超大作「オーストラリア」が先月(11月26日)封切られました(日本では来年2月公開)。監督は「ロミオ&ジュリエット」「ムーラン・ルージュ」のバズ・ラーマン、出演はニコール・キッドマン、ヒュー・ジャックマンをはじめ、デービッド・ウェンハム、ブライアン・ブラウンなど豪州出身で固めていることに加え、総製作費1億3千万豪ドルと、豪映画史上最高額がつぎ込まれ、随所に北オーストラリアの荒々しくも美しい自然描写が織り込まれ、さながら観光案内となっているところが話題です。実はこの制作費の40%は豪政府が負担し、国際的な観光キャンペーンを繰り広げました。頻繁に流されたテレビCM自体もラーマン監督自身が手がけたものと言われます。
制作費の一部は、「ムーラン・ルージュ」の実に4倍にあたるとされる2千着近い衣装にもつぎ込まれました。ストーリー展開とともに主人公キッドマンの衣装も変わり、彼女自身の変わりようを映すと言われるところも見どころだそうです。そして、前夫トム・クルーズとの別離の理由のひとつに子供が出来なかったことが伝えられていたキッドマンは、撮影中、ロケ地近くにあった不妊治療に効果があるという言い伝えがある滝つぼで泳いで、ほかのスタッフともども次々に子宝を授かったというオマケつきです。
もう一方のヒュー・ジャックマンは、米ピープル誌が毎年選ぶ “最もセクシーな男性”に、ジェームズ・ボンド役のダニエル・クレイグ、「ハイスクール・ミュージカル」のザック・エフロン、オリンピック金メダリストのマイケル・フェルプス、デヴィッド・ベッカムなどとともに選ばれました。極めつけは、2009年のアカデミー賞で司会を務めることに決まったという報道です。アカデミー賞の司会はおよそ米国人コメディアンが務めるのが恒例だったので、オーストラリア出身であり、コメディアンではなく俳優(ミュージカル俳優)だということで、意外性と驚きをもって迎えられました。
なにかと話題には事欠かない作品ですが、ここまで気合いが入っていると、逆に引いてしまうのが私の性分です。アカデミー賞候補としても前評判が高く、準主役自身の司会で賞を射止めることが出来るかどうか、そっと見守りたいと思います。