フェアリー・ペンギンは、リトル・ペンギン、コガタ・ペンギンとも呼ばれ、体長わずかに40cm、体重も1Kgほどの、世界最小のペンギンです。体が小さいために天敵が多く、サメ、シャチ、アザラシなどの海の動物のほか、キツネ、イタチ、イヌ、ネコなどの陸の動物、カモメ、ワシなどの大型の鳥からも狙われます。天敵を避けるため、朝日が昇る前に海に出掛け、夜はとっぷり日が暮れた後でないと陸に上がって来ません。一般にペンギンは黒色をしていますが、このフェアリー・ペンギンは深い蒼色で、空からも海中からも身を守る保護色になっていると言われています。
そして、日没後に陸に上がって来るところを観察するのがペンギン・パレード・ツアーで、オーストラリア南部からニュージーランドに広く分布していて、先日、訪れたメルボルン郊外のPhillip島や、見損なったタスマニア州のBichenoのほか、同じタスマニア州のBruny島やStanley、サウス・オーストラリア州のKangaroo島やVictor Harbour、ウェスト・オーストラリア州のRockinghamなどでも見ることが出来るようです。
メルボルン旅行の際、二日目に泊まったThe Great Ocean Roadの西の起点Warranmboolは、てっきり鯨の町だと思っていたら、ここにもフェアリー・ペンギンがいることが判りました。先日、新聞で見かけたのは、このWarramboolの沖合い150mほどのところに砂州で繋がっている小島Middle Islandのフェアリー・ペンギンの話です。
長年、1000羽ほどのフェアリー・ペンギンがいたそうですが、キツネがペンギンを餌にし始めたため、三年前にはとうとう10羽まで減ってしまい、その後、ペンギン保護プログラムを実行した結果、100羽まで戻ったそうです。このペンギン保護プログラムで活躍しているのは、地元養鶏家が鶏をキツネの被害から守るために飼っているマレンマ種の牧羊犬で、さすがのキツネも警戒して近づけませんし、8千平方米のこの島に、マレンマ犬2頭を連れ込んで臭いを残すだけでも効果があるのだそうで、今では、世界中から問い合わせが舞い込んでいるということです。
キツネがフェアリー・ペンギンを餌にするのは、所謂食物連鎖で、自然な行動と言えますが、あのヨチヨチ、ヒョコヒョコ歩くペンギン・パレードを見た後なので、キツネには申し訳ないですが、このWarramboolのペンギン保護プログラムを支持します。
フェアリー・ペンギンは目が弱いため、ストロボやフラッシュなどの光は厳禁で、タスマニア島Bichenoでは三脚があれば暗がりでも撮影できますが、メルボルン近郊Phillip島ではカメラやビデオの撮影そのものが禁止されています。どれだけカワイイかお見せ出来ませんので、看板の写真で我慢して下さい。
そして、日没後に陸に上がって来るところを観察するのがペンギン・パレード・ツアーで、オーストラリア南部からニュージーランドに広く分布していて、先日、訪れたメルボルン郊外のPhillip島や、見損なったタスマニア州のBichenoのほか、同じタスマニア州のBruny島やStanley、サウス・オーストラリア州のKangaroo島やVictor Harbour、ウェスト・オーストラリア州のRockinghamなどでも見ることが出来るようです。
メルボルン旅行の際、二日目に泊まったThe Great Ocean Roadの西の起点Warranmboolは、てっきり鯨の町だと思っていたら、ここにもフェアリー・ペンギンがいることが判りました。先日、新聞で見かけたのは、このWarramboolの沖合い150mほどのところに砂州で繋がっている小島Middle Islandのフェアリー・ペンギンの話です。
長年、1000羽ほどのフェアリー・ペンギンがいたそうですが、キツネがペンギンを餌にし始めたため、三年前にはとうとう10羽まで減ってしまい、その後、ペンギン保護プログラムを実行した結果、100羽まで戻ったそうです。このペンギン保護プログラムで活躍しているのは、地元養鶏家が鶏をキツネの被害から守るために飼っているマレンマ種の牧羊犬で、さすがのキツネも警戒して近づけませんし、8千平方米のこの島に、マレンマ犬2頭を連れ込んで臭いを残すだけでも効果があるのだそうで、今では、世界中から問い合わせが舞い込んでいるということです。
キツネがフェアリー・ペンギンを餌にするのは、所謂食物連鎖で、自然な行動と言えますが、あのヨチヨチ、ヒョコヒョコ歩くペンギン・パレードを見た後なので、キツネには申し訳ないですが、このWarramboolのペンギン保護プログラムを支持します。
フェアリー・ペンギンは目が弱いため、ストロボやフラッシュなどの光は厳禁で、タスマニア島Bichenoでは三脚があれば暗がりでも撮影できますが、メルボルン近郊Phillip島ではカメラやビデオの撮影そのものが禁止されています。どれだけカワイイかお見せ出来ませんので、看板の写真で我慢して下さい。