goo blog サービス終了のお知らせ 

シドニーの風

シドニー駐在サラリーマンの生活日記です。
心に映るよしなしごとをそこはかとなく書き綴ります…祖国への思いを風に載せて。

全豪オープン準決勝

2009-01-31 00:09:20 | シドニー生活
 テニス好きを豪語するつもりはさらさらなく、ただのスポーツ愛好家に過ぎないのですが、オーストラリアのテレビ番組がつまらないのもまた事実で、昨日・今日と男子シングルス準決勝の模様をまたしても見入ってしまいました。
 今日のメルボルンは、三日続けて熱波の影響で気温が40度を越え、今日も50万世帯が停電に悩まされたそうです。さぞかし選手も体調管理や試合中のコンディション維持が大変だったろうと察します。
 そういう似たような状況だったせいかどうか、昨日の男子シングルス準決勝の第一試合では、スイス・フェデラー選手が米国・ロディック選手を相手に、その前日のナダル選手の準々決勝の試合運びを真似たかのように、全く同じスコアで接戦を制してストレート勝ちしました。立ち上がりの第一セットで圧倒すると、第二・第三セットはお互いにサービス・ゲームをキープし、お互いにブレーク・ポイントの機会を窺いながら、ぎりぎりのところでブレークしたフェデラー選手が実力の差を見せ付けた格好です。
 今日の男子シングルス準決勝の第二試合は、とにかく壮絶の一言に尽きます。ナダル選手にとって、同じスペイン出身で、デビス杯ではチーム・メイトのベルダスコ選手という、お互いに手の内を知り尽くしているであろう相手であり、同じレフティで、如何にもやり難そうな印象でしたが、決してそれだけではなく、ベルダスコ選手は、これまで有力な優勝候補だった第四シード・マレー選手、昨年準優勝の第五シード・ツォンガ選手を破って勝ち上がり、全豪オープン後にはトップ10入りが決まっている実力者であり、まさに死闘と呼ぶに相応しい、全豪オープンの歴史に残る名勝負を演じてくれました。フルセットにもつれ込んだ内、三セットがタイブレークで、通算5時間14分(75分・49分・79分・57分・54分)、夜8時に始まった試合は深夜1時過ぎにまで及び、テニスが如何にタフなスポーツか、あらためて思い知らされました。
 この長丁場を飽きさせなかったのは見事というほかありません。観客も帰る気配は全くなく、テレビ解説者もBeautiful Match、Amazing Quality、Unbelievableと絶賛しました。中でも、セット数2-1とナダル選手がリードした第四セット途中で、ベルダスコ選手が左足ふくらはぎに異常を覚えたあたりでは、もはやこれまでかと思わせ、その後、気分転換のつもりだったのかチューインガムを噛み始めたのはいただけませんが、タイブレークに至っては鬼神が乗り移ったかのような破竹の快進撃で、セット数2-2のタイに持ち込んだのは圧巻で、ナダル選手に傾きかけた流れを見事に引き戻しました。疲れているように見えたベルダスコ選手は、最終セットでも時速222Kmを記録するほど、好調なサービスを維持し、世界ランク1位のナダル選手を最後の最後まで苦しめ続けました。一方でUnforced Errorsが多かったのは決して偶然ではなく、ナダル選手の放つ球筋が如何に厳しかったかを物語ります。
 試合が終わった瞬間、ナダル選手はガッツポーズをするよりも先ず、仰向けに倒れこんだまま暫く身動きせず、長い死闘が終わったことを実感しているようでした。日曜日に予定されているフェデラー選手との決勝ももちろん期待されますが、今年の全豪オープンは、この準決勝の死闘で人々に長く記憶されるであろうことは間違いありません。
 なお、今日、昼に行なわれた女子ダブルス決勝では、杉山選手のペアがウィリアムズ姉妹と対戦しましたが、貫禄負けしたようです。ダブルスはどうしてもシングルスに比べて注目度が高いわけではなく、それは獲得賞金を見ても明らかです。優勝ペアに45万豪ドル、一人当たりの取り分に換算すると、シングルスの準々決勝進出者(18万豪ドル)よりも高いですが準決勝進出者(36万豪ドル)よりも安いレベルであり、更にシングルス準優勝100万豪ドル、優勝200万豪ドルと来れば、トップ選手ほど目指す方向は決まって来るというものでしょう。そうは言っても、もし杉山選手が優勝していれば、ダブルスでの生涯グランドスラムという偉業達成だったこともあり、ちょっと残念でした。

健康診断

2009-01-29 20:08:13 | シドニー生活
 日本を離れて以来4年振りに健康診断を受けました。日本にいたら会社経由で毎年の健康診断のみならず隔年で成人病検診まで受けなければならない年齢ですが、海外にいると予約など全て自分でアレンジしなければならないのが億劫ですし、4年近い車社会の生活と、ペナンのこってり甘辛の外食に浸かった後、日本人の目で見れば1.5~2倍はあろうかというオーストラリアのボリュームたっぷりの外食にも馴染んできた我が身の健康状態など、結果は見る前から明らかなので、臆病風に吹かれたと言うよりも、臭いものに蓋をして逃げていました。しかし、そうも言っていられない年齢ですし、そろそろ怖いもの見たさも手伝って、覚悟して受診したところ、案の定、コレステロール高めの結果が出てしまいました。私の人生で初めての異常値、自分だけは違うと抗っていた普通のオジサン体型になってしまったような哀しい現実を突きつけられて、ショックでした。
 健康診断など、どこでも同じだろうと思っていたら、腹部X線で飲むバリウムの量が違いました。日本の方がきっちり調べようとするのか、多量のバリウムを飲まされるのが苦痛で、検診後、下剤を貰って吐き出す必要があるほどなのですが、シドニーではせいぜいコップ半分で、検診後も、野菜を多く取れと言われただけでした。この程度で大丈夫なのだろうかと不安を抱きつつ、これをお国柄とまでは言いませんが、余りの簡便さにホッとしたのは事実です。
 アメリカに滞在していた時も、同じように車社会で運動不足だったので、最後の一年は市民マラソン大会にせっせと参加して体力づくりに努めました。ただ単に健康のためにジョギングすることを自らに課しても続かないのは自分が一番分っているので、わざわざお金を払って人様の前でマラソンを走るという愚挙に自らを追い込んで、リタイアなんて出来るかという高校時代はアスリートの端くれだった自らのプライドに賭けて、運動するように仕向けたわけです。10ヶ月の間にフル・マラソン4回、駅伝1回と言うことは、一ヶ月走り込んで大会に出場して一ヶ月休んで、というサイクルを5回繰り返したことになりますが、お陰で、大会直前一ヶ月に200Km程度走り込めば4時間以内でフル・マラソンを走り切るだけの体力がつき、帰国後の健康診断も良好でした。若さとは言え、今思えばよくやったものだと思います。よくやったという意味は、大会参加者の中で最も効率的に練習しているとうそぶいていましたが、裏を返せば練習嫌いで、フル・マラソンをなんとか走りきるだけのぎりぎりの練習しかやっていなかっただけのことで、随分危ない橋を渡ったものです。
 あれから早いもので10年、もはや同じように危ない橋を渡れるような年齢ではありませんが、また試練を課さねばならないかと自分を追い込みつつある今日この頃です。

全豪オープン準々決勝

2009-01-29 01:10:54 | シドニー生活
 特にヨーロッパにおける放映権の問題(つまり時差の問題)があるせいかどうか、全豪オープンは現地時間で朝遅く(11時頃)に始まり、夜遅くまで、ひどい時には深夜まであって、見る方もややお疲れ気味です。昨日から準々決勝が始まり、ようやく余裕の日程になってきました。
 さて、私が注目していた地元ドキッチ選手もスペインのナバロ選手も、順当に準々決勝で敗退してしまいました。上位陣の壁は厚いのを実感します。
 今宵は、準々決勝の最後を飾る、スペイン・ナダル選手とフランス・シモン選手の試合があって、つい最後まで見入ってしまいました。世界ランク1位と6位の戦いで、結果的にナダル選手の3セット・ストレート勝ちでしたが、1セットも落とさなかったからと言って決して楽に勝てたわけではなく、第二セットも第三セットも7-5までもつれ込み、それぞれ1時間近い熱戦が繰り広げられたのでした。
 夜になっても気温が高く体力を消耗するせいか、あるいは立ち上がり第一セットはぱっとしなかったシモン選手が徐々に調子をあげて来たせいか、その両方だと思いますが、ナダル選手は敢えて持久戦に持ち込み、巧みに試合をマネージしていたように見えました。途中、多少、息を抜いていたと言うと語弊があります。かつて現役時代のアントニオ猪木選手が、相手にも技をかけさせながら、体力の消耗を促して、最期に仕留めるのだというようなことを言われていて、お互いに技をかけあうのはショーとしてのプロレス所以だとばかり思い込んでいた私は見識の不明を恥じました(勿論、ショーとしての側面も意識していたと思いますが)。一回戦や二回戦のように、力の差が歴然としている場合には、力で圧倒することも可能でしょうが、準々決勝ともなると、相手の持ち味もあり、事はそう簡単ではありません。実際、シモン選手は、第一セットはともかくとして、第二・第三セットは大いに善戦し、長く続くラリーは見応えがありましたし、ナダル選手が身動きできないほどピタリと決まるサービスや、敢えてフォア・ハンドを多用しようとやや右寄りに構えるナダル選手に対してそのフォア・ハンドを抜いてコート隅に突き刺すショットは、観衆を大いに沸かせました。しかし、結局、ここぞという時の集中力の差で、ナダル選手に軍配が上がったと言えましょう。その微妙に見えて厳然たる集中力の差が、今の世界ランク1位と6位の実力の差のように感じられました。
 残り四日間、トップ・アスリートの華麗な技と頂点を目指す熱い思いを、やはりつい見てしまうのでしょう・・・

ブルー・マウンテンズ再び

2009-01-27 20:49:59 | シドニー生活
 土・日とオーストラリア・デイの三連休は、神様の配慮によってか全豪オープンが開催されているメルボルンでは好天続きのようでしたが、シドニー地区では雲が多い生憎の空模様でした。それでもスクール・ホリディ最期の連休だったので、日曜日に家族を連れてブルー・マウンテンズまでドライブしました。
 家族にとってブルー・マウンテンズは初めてで、私としてはタスマニアで世界遺産を見逃したことの罪滅ぼしの意味合いもありました。シドニー・ダウンタウンから1時間半のドライブで到達できる世界遺産という知名度で、曇り空にも関わらず、多くの人で賑わっていましたが、白人は僅かで、ここはどこかと見紛うほどのアジア人の群れに紛れ込んだような印象だったのは、中国の旧正月にからむ休日だったせいでしょう。
 朝、まだ気温が上がらない内は、ただでさえユーカリの樹脂でぼんやり霞む上に、雲が多くて見晴らしが良くありません。Echo Pointでお決まりのThe Three Sistersと雄大な山岳地帯を眺め、続いてScenic Worldに移ってお決まりのトロッコ電車で谷底まで駆け下り、ユーカリが自生する遊歩道を歩くこと30分を除いて、ケーブル・カーで元の地点に戻るのは、前回11月に知人と来た時と同じコースです。
 Katoombaの街でのんびり昼食を取り終わった頃には、空がすっかり晴れ渡り、日差しがきつくなっていました。折角なのでもう一度Echo Pointに戻って、明るく澄んだ、それでもブルー・マウンテンズという名にある通りの特徴的な青く霞んだ絶景を、私も初めて拝むことが出来ました。ブルー・マウンテンズは朝より午後が良いのかも知れません。

全豪オープンその後

2009-01-27 00:16:03 | シドニー生活
 今日はオーストラリア・デイ、所謂オーストラリアの建国記念日で祝日でした。1788年1月26日、海軍士官アーサー・フィリップ(ニュー・サウス・ウェールズの初代総督)を総司令官とする流刑船団がシドニー湾に上陸し、英国領であることを宣言した日です。本来、建国と言う意味では、各州を統一してオーストラリア連邦が成立し、事実上、イギリスから独立した1901年1月1日の方が妥当だろうと思うのですが、それはアメリカ独立戦争の歴史を学んだ私たちの偏見であって、国家としての独立より英国領になったその日に重きを置くところに、オーストラリアという国の成り立ちを考える鍵があるように思います。全豪オープンを見ていてもそう思いました。
 今、全豪オープンで最も注目を集めているのは、地元イェレーナ・ドキッチ選手の活躍です。直前の世界ランクは187位、主催者推薦枠ながら地元オーストラリアから男女を通じて唯一ベスト8に勝ち残りました。盛んにThe National Heroと持ち上げられているのは、その生い立ちのドラマ性、ある意味で模範的な移民に対する共感が背景にあるのではないかと思いますが、彼女のテニス・プレイヤーとしての復活劇に、オーストラリア中が沸いています。
 彼女は、クロアチア生まれのセルビア人で、内戦を避けて1994年にオーストラリアに移住しました(それにしてもセルビアはテニス界で人材を輩出していますね)。ジュニア時代にはUSオープンで優勝し、ジュニア世界No.1になるなど、その後の活躍を予感させます。翌1999年のウィンブルドン一回戦で、予選から勝ち進んだ弱冠16歳の彼女は当時129位ながら、世界ランク1位のマルチナ・ヒンギスにストレート勝ちして一躍脚光を浴び、2000年のウィンブルドンではベスト4、シドニー・オリンピックでは惜しくも銅メダルを逃しましたがやはりベスト4まで進む活躍を見せ、2002年のUSオープン後、彼女自身の最高位である世界ランク4位にまで上り詰めます。しかし既にその前後から、本人の舌禍問題だけでなく、コーチでもあった父親がコート内外で酒癖の悪い奇行・暴言を繰り返して、オーストラリア・テニス協会との軋轢に苦しみ、ついには2000年末に国籍を祖国ユーゴスラビア(セルビア・モンテネグロ)に戻すに至ります。その後の彼女の戦績は下降線を辿り、再び2005年末にオーストラリア国籍に戻す意向を表明した時には、世界ランク351位まで落ちていたと言います。現在はモナコのモンテカルロに住んでいますが、立派なオーストラリア国籍の選手として、地元観客の絶大な声援を受けているあたりは、オーストラリアの寛容性が窺われて微笑ましい。今回の全豪オープンは、本人がプロ・テニス界で復活する最後のチャンスの年だと宣言していた通り、グランドスラムでは2003年以来の勝利というのが信じられないほどの快進撃を続け、四回戦に勝利した後、感極まってコートにうずくまって目を潤ませていたのには、さすがにこちらまで感動しました。明日の準々決勝では世界ランク3位のサフィーナとの対決ですが、ここまで来れば勝ち負けは別にして、四回戦で足首を捻ったことなどモノともせず、彼女の気迫溢れるプレーが観客をまた魅了することでしょう。
 ドキッチ選手が国を挙げて注目を浴びる一方、全豪オープンでもう一人、私個人の印象に残っているのが、ナダルと同じスペインからやって来たカルラ・スアレス・ナバロ選手です。世界ランク46位、日本では殆ど無名ではないかと思うのですが、二回戦で世界ランク6位のヴィーナス・ウィリアムズを倒したと聞けば思い出す方もいらっしゃるでしょう。この試合、第一セットであっさり2ゲームを落としたところまでは取り立てて目を惹くものはなく、他のチャネルに切り替えたり、雑誌を斜め読みしたりしていたのですが、気がつくと、第二セット以降、ヴィーナスがサービスのパワーだけで得点を稼ぐのに対して、ストローク勝負では堂々と競り勝ち、特に女子選手には珍しいバックハンドの片手打ちで対角線に相手コートのコーナーに突き刺すようなショットが素晴らしく、思わず惹き込まれてしまいました。見た目にもスター性を全く感じさせない(と言っては本人に申し訳ない)弱冠二十歳ですが、次の準々決勝の見た目には対照的な(と言ってはまた本人に申し訳ない)デメンティエワ戦でどんな活躍を見せてくれるか楽しみです。
 しかし、私の一番の楽しみは、実は試合後のインタビューなのです。一流の選手を相手に、傍若無人とも取られかねない遠慮のないインタビュアーのモノの言いには毎度驚かされますが、これも陽気でちょっと傲慢なオーストラリアらしさと言えるのかも・・・

グレートバリアリーフのサンゴ礁

2009-01-26 07:52:35 | シドニー生活
 グレートバリアリーフの話が出たついでに・・・美しいサンゴ礁で知られ、私も是非一度行って見たいと思い続けているところですが、そこでも生態系が少しずつ変わって来ているという話です。
 国際的な科学誌「Science」に先ごろ掲載されたAustralian Institute of Scienceの調査論文によると、1990年を転換点として、サンゴの成長率が落ち、2050年頃にはサンゴの成長が完全に止まって、海藻が繁るだけの海域になってしまう可能性を示唆しています。原因として挙げられているのは、表層部の海水温度の上昇と、海水の酸性化です。サンゴ虫は殻を形成するカルシウムを海中から摂取しますが、海水が酸性化し二酸化炭素量が増えると、サンゴ虫がサンゴを形成する機能が妨げられるというのです。お陰でサンゴ虫が殻を形成しサンゴを成長させていく石灰化の速度が鈍っていることを示す証拠が挙がっているそうです。
 クイーンズランド州政府では、農業や産業が排出する化学物質の規制強化を検討していますが、大海で隔絶され、農業大国のオーストラリア故に維持されてきたはずの大自然が、変わりつつあるのは残念なことです。私たち人間の活動は、地球の自浄作用では追いつかないほど、はみ出しつつあるというのでしょうか。
 同研究所では、気候変動の兆候はわずかなのに、サンゴに対する影響が大きいことにショックを受けているようで、海藻がはびこると、小魚が棲めなくなり、更に大きな魚も棲めなくなるという連鎖的な生態系の変化を危惧しています。私たちの地球、その地球に住まう生き物は、私たちが思っている以上に敏感なのかも知れません。

世界一のアルバイト

2009-01-24 19:54:10 | シドニー生活
 学生時代は、勉強もせずにぶらぶらしていた割りには、家庭教師のアルバイトに精を出していたので、それ以外の一般的なアルバイトをした経験は余りありません。やったとしても一日だけあるいは数時間だけの単発モノで、そうした乏しい経験の中でも、いくつか記憶に残るアルバイトがあります。一つは、京都の時代祭で、清少納言(の役柄の先斗町の舞妓さん)が乗った車を引っ張って練り歩くだけの下男の役柄で、楽チンのはずでしたが、10月末の京都の寒さは侮れず、ぴらぴらの薄っぺらい服を着せられて素足に草鞋をはいた足元から寒さが忍び寄り、凍える思いをしたことが懐かしく思い出されます。それだけに、その時、通常のアルバイト料のほかに、先斗町から特別に500円のご祝儀を戴いたのが嬉しかった。また、ある春休みには、二週間ほど肉体労働に没頭したことがありました。流通センターで一升瓶6本入るプラスティック・ケースの積み降ろしを手伝ったり、缶ジュースの缶のパレットを、ハンディなフォークリフトもどきの手押し車とバールと呼ばれる鉄の棒を使ってトラックに隙間なく積み込むもので、所謂“飯場”と呼ばれるプレハブ小屋でトラックを待ちながら、校内暴力で高校中退したニイチャンと、暴走族あがりの大学生と、私の友人との4人で、共通の話題があるはずもなく、ただストーブに当りながら煙草をぷかぷかふかすだけの無為な時間を過ごしたのが、つい昨日のことのように思い出されます。また、どこぞの予備校の要請で、行政書士試験を受けて、出題文を覚えて来るだけという妙な(実に簡単な)アルバイトもありました。また、その当時はまだハシリのゴルフ同好会で、ゴルフ場と契約して、月一回、無料でラウンドさせてもらう代わりに、俄かキャディのアルバイトを請け負ったこともありました。今、思えば、全くいい加減なことをしていたものです。
 さて実に前置きが長くなりましたが、当時の私なら喜んで応募したであろう「世界一素晴らしいアルバイトThe Best Job in the World」があるのをご存知の方もいらっしゃるでしょう。クィーンズランド州政府が、観光振興の一環として、13日から求人広告を出しているのは、7月1日から半年間、グレートバリアリーフのハミルトン島で、日光浴、水泳、シュノーケリング、セーリングを楽しみながら、週次ブログの発信、写真・ビデオ日記の更新をする、島の管理人(`island caretaker'ポジション)の仕事です。応募条件は18歳以上で、高い英語力とコミュニケーション能力だけでなく、泳ぎが上手でアウトドアが好きで好奇心旺盛なこともまた重要な要件ですが、往復の航空運賃タダ、プール付き3ベッド・ルームの家賃タダ、周辺の島々を訪れるのもタダ、それでアルバイト料は半年間でなんと15万豪ドル。募集期間は2月22日までなので、まだ間に合います(http://www.islandreefjob.com/)。なお、掲載初日に約30万件ものアクセスがあり、ウェブサイトがダウンしたほどの人気です。学生さんのアルバイトにはもってこいですね。
 半年ではなくて10年の仕事なら私でも迷わず応募しますが・・・今更ながら、世間知らず、怖いもの知らずで、時間を無駄遣い出来た学生時代というのは、今、思うと、本当に優雅で貴重な時間だったと思います。

違反キップ

2009-01-23 21:05:22 | シドニー生活
 先日、タスマニア警察からメールが届きました。ある程度、覚悟していましたが、封を切って見ると、案の定、スピード違反の通知で、某日某場所で、制限速度60キロのところを72キロで走行、12キロ・オーバーで減点1、80豪ドルを支払えとありました。
 オーストラリアでは、スピード違反や信号無視は厳しく取り締まるとは、このブログでも書いたことがありました。特にこの年末年始は、ニュー・サウス・ウェルズ州では更に取締りを厳しくし、違反キップのポイントを二倍にするという全く有難くないキャンペーンをやると聞いていたので、タスマニア旅行の際にも警戒していたつもりでした。一方で、制限速度100キロとか110キロだと思って安心して走っていると、突然、街が現れて、信号があったり、制限速度が60キロとか70キロ、工事中の場合には40キロにいきなり下がって驚かされることが多いオーストラリアの道路事情についても、このブログで書いたことがありました。そういうところで、フット・ブレーキを踏まずに、エンジン・ブレーキで対応しようと悠長に構えていると、テレビ・カメラに引っ掛かるわけです。
 私の運転はセッカチなところがあって、アメリカで一度、日本で一度、スピード違反で捕まったことがあります。しかしいつも大幅オーバーというわけではなかったので、アメリカでは日本人だということで、日本(横浜)では本籍・鹿児島だということで、お目こぼしを戴いて、これまでの私の半生で違反キップを切られたことはありませんでした。今回、記念すべき生まれて初めての減点です。
 同僚に聞くと、20ポイントあるから、まだまだ大丈夫だねと笑われました。現行犯ではないので、証拠写真を要求できますし、その時のドライバーが郵送先の本人ではない場合には、証人(Public Notaryのようなものか?)の署名とともに異議申し立てすることも可能です。オーストラリアではネズミ捕り(警察官)を余り見かけません。監視カメラがあちらこちらに設置されているので、無謀な運転は少ない利点はありますが、一方で、郵送された通知に対して異議申し立てをして、違反キップを夫婦で分け合ったり、場合によっては知人と売買することだって出来るかも知れず、現行犯ではないことによる杜撰な一面と言えます。それでもこの国では効率性を優先するのでしょう。インターネットにアクセスして、罰金をクレジット・カードで支払える簡便さに、違法性の認識が薄くならなければよいですが・・・

全豪オープン開幕

2009-01-20 23:13:52 | シドニー生活
 今週月曜日からメルボルンで、今年最初のテニスの四大大会、全豪オープンが開催され、チャネル7が独占中継しています。
 今宵はナダルが登場するというので、夜10時過ぎから一時間余りにわたって、つい見入ってしまいました。相手は世界ランク75位のクリストフ・ロカス(ベルギー)で、いくら格下とは言え、第一セット6-0と、強烈なトップ・スピンをかけて繰り出すパワー・ショットと卓越したコース・コントロールで圧倒し、見ていて相手が気の毒なほどでした。第二セットでロカスが初めてゲームを取った時には大きな拍手が沸き起こり、本人も思わず安堵の笑みで応えたほど。しかし、ナダルは獲物に襲いかかるライオンよろしく何ら手加減することなく、昨年8月に、フェデラーが237週にわたって保持してきた世界ランク1位の座を奪い取った勢いそのままに、ストレート勝ちで、格の違いを見せつけた一番でした。
 全豪は、シーズン開幕直後の時期に、北半球とは逆の真夏の大会である上、欧米から来るには時差もあって、番狂わせが起こりやすい大会と言われますが、そのせいかどうか、これまでナダルは全豪では優勝に縁がなく、一昨年は準々決勝で、昨年は準決勝で敗退しており、今年は初優勝の期待がかかります。試合後のインタビューでは、世界ランク1位で乗り込んで来た今年の意気込みを頻りに尋ねられていましたが、本人は飽くまで謙虚に今までと変わらないと答えるばかり。闘志満々のプレー・スタイルとは裏腹に、笑顔がかわいい22歳に戻っていました。
 日本勢は、昨日の伊達選手に続き、今日も錦織・中村と立て続けに敗退し、二回戦に進出したのは杉山選手一人になりました。杉山選手は、1997年のボストンでのフェド杯の際、間近で応援し、試合後に引き揚げる杉山選手から手を振ってもらった(と思っているのは私だけで、3歳の息子が手を振ってもらったというのが家内の言い分)縁もあって、陰ながらずっと応援して来ました。33歳の今もなお日本の第一線で活躍し、グランドスラム連続出場の世界記録を今大会で59と伸ばしているのも立派です。などと、つい自国選手の動向が気になってしまうように、ここオーストラリアでも、地元選手に対する応援は凄まじく、太鼓や鐘の音が鳴り響くほどの場違いなお祭り騒ぎも見受けられ、地元びいきは何処も変わりません。

シドニー近郊の街(2)Manly

2009-01-18 20:35:18 | シドニー生活
 日曜日は天気が良いのに誘われて、Manly Beachに遊びに行きました。家族ともどもシドニーに最初に到着して遊びに行って以来で、当時は7月半ばの真冬で閑散としていましたが、今日は芋の子を洗うような賑わいでした。
 Manlyはシドニー湾の入り口から北に広がり、1850年代からフェリーが運航されて、ビーチ・リゾートとして人々に親しまれてきました。毎年10月にManly Jazz Festivalや、6月にManly Food & Wine Festivalがあることでも知られますが、土地柄、メインはマリン・スポーツで、サーフィンのメッカであるとともに、ビーチ・バレー、パラ・セイリングやスキューバ・ダイビングなどを楽しむことができ、Oceanworld Manlyという水族館もあります。Circular QuayからManly Wharfまで、Manly Ferriesで30分(Pier 3から)、JetCarだと15分(Pier 2から)で到着します。
 North Headは、シドニー湾(ポート・ジャクソン)を北側の対岸から眺める絶好のロケーションです。ポート・ジャクソンは、1770年にキャプテン・クックがエンデバー号でヨーロッパ人として最初に到達して、時の海軍大臣ジョージ・ジャクソンに因んで命名したもので、その後1788年、湾内に最初のイギリス人植民地ができてシドニー市となったのでした。湾内は、奥までの長さが19Kmにも及ぶリアス式海岸で、水深が深く(平均12~15m)無数の入江が散らばる天然の良港としても知られます。
 写真はNorth Headからの眺めです。左手が太平洋、右手奥にシティが見えます。

運転事情・番外編

2009-01-16 23:16:47 | シドニー生活
 こちらの運転事情で不思議に思っていることがひとつあって、一組の男女が同乗する車では、8割方、女性が運転しているようなのです。もしかしたらこれは私の錯覚で、男が運転するのが当然という思いこみの中で、女性ドライバーの比率を高めに見てしまっているかも知れません。しかし家族で乗っている車は圧倒的にお父さんが運転しているという事実と比較すると、その差は歴然としています。
 この疑問を現地人にぶつけると、確かに自分の親の世代と比べると女性ドライバーが増えているのは事実だが、と断りつつ、そうは思わない、とか、我が家では自分(旦那)が運転するけどなあ、という否定的な回答でした。これでは社会通念とは言えそうにありませんが、それにしても80%というのは偏り過ぎです。
 我が身を振り返って、男性の運転はどうしても荒っぽくなりがちで、同乗の女性から文句が出るので、女性が運転を替わっているのではないか・・・このコメント自体には賛同の声が多く寄せられましたが、それが80%の説明になるかというと、いまひとつ説得力がありません。
 食事とともにアルコールを飲んだ後は、奥さんに運転を代わって貰うという人がいましたが、昼間に多く見かける女性の運転を説明するのは難しい。
 車が誰の持ち物なのかによると指摘した人がいましたが、これはなかなか有力な説と言えそうです。女性は一般に運転のしやすさを重視して小型車を選ぶ傾向にあり、夫婦で2台の車を持つ場合でも、旦那の車は家族で移動するのに便利な大型車、奥さんの車は仕事や買い物に便利なように小回りがきいて燃費が良い小型車にするケースが多い。実際に注意深く観察していると、隣に男性を乗せて女性が運転する車は、断然、小型車が多い。恐らくそこで女性が運転しているのは、その車が女性の持ち物だからかも知れません。一方で、大きな車を運転するのは圧倒的に男性が多く、パワーを誇示するオージーらしさが表れています。しかしこの場合でも、一組の男女が車に乗る場合に、8割方は女性が持っている車に乗るのかという疑問にぶつかります。
 もしかしたら、そもそも着眼点が間違っていて、大型車では男性が運転することが多く、小型車では女性が運転することが多いというだけのことかも知れません。そして小型車の場合には、家族で乗ることは稀であり、女性同士だったり、男女のペアだったりしますが、車の持ち主が女性であることが多いため、運転するのも女性が多いということなのかも知れません。
 謎はまだ十分に解明できたとは言えませんが、今日はこのくらいにしておきます。

寿司と日本酒

2009-01-14 23:49:45 | シドニー生活
 シドニーでは日本酒がなかなか飲めないと書きましたが、和食レストランは別です。今日は、あるイベントがあったので、同僚の日本人とKabuki Shoroku(松緑)に行って、ささやかに内輪の打上げパーティをしました。ペナンにいた頃は、街自体が小さく、どこでも自分で試しに食べに行くことが出来たので、お勧めの和食レストランを自信をもって紹介したものでしたが、ここシドニーはさすがに街が大きく、全てをカバー出来ないため、これまで本ブログで論じるのは控えてきました。今日のところもその限りにおいては同じで、あくまで松緑に行ったという記録でしかありません。
 ここはMarket StreetとClarence Streetの交差点近くにあります。私にとって二度目ですが、寿司カウンターに座ったのは初めてでした。店内の客の中に日本人が見当たらないのは意外なほどですが、所謂Sushi Trainなどと呼ばれて和食と言うより完全にガイジン向け日本食レストランの趣がある回転寿司屋とは違って、ごくオーソドックスな和食レストランです。
 板前さんの話によると、アデレードでもパースでもタスマニアでもニュージーランドでも、新鮮な魚はいっぱいあるが、寿司となるとシドニーをおいてほかになく、そういう街からシドニーまでわざわざ食べに来てくれるのが自慢のようです。魚の種類の豊富さ、刺身や寿司としての魚のさばき方、それをしっかり受け止める客の存在(多分、客によって板前さんも鍛えられるのでしょう)、いずれを取ってもシドニーが一番だと言うわけです。その言葉が大袈裟ではないくらい、一瞬(多分、久しぶりの日本酒に酔ってしまったのでしょう)、ここはどこか、ここがシドニーであることを忘れるほどでした。
 本格的な寿司カウンターは、ロックスにある「四季」や、「おいしんぼ」でも紹介されシドニー・モーニング・ヘラルドのフード・ガイドはじめ数々の受賞歴を誇る高級レストラン「吉井」にもあるようですが、まだ行ったことがありません。時折、板前さんの話にも耳を傾けながら、おまかせで握ってもらったり(おまかせというのは極めて日本的ですね、相手の気持ちを忖度するなんて芸当は、日本の職人にしかできません、こちらでは必ず何が欲しいのか何が必要なのか具体的に言ってくれないと困ると言われるでしょう)、あれこれ注文したり(メニューに書いていないものを頼むというのも日本的ですね、材料がないものは論外ですが、こちらでは初めからメニューに書いていないものは対応できないと言われるでしょう)と、久しぶりに寿司を日本酒とともにじっくり味わって・・・と言うより日本の雰囲気にどっぷり浸って(日本の方には何の驚きもないでしょうが)自己満足に充ち満ちた夜でした。

コーヒー

2009-01-13 22:08:44 | シドニー生活
 シドニーはカフェの街でもあります。歩道にせり出したテラス席でくっちゃべりながらコーヒーを飲んでくつろぐ姿は、コーヒーの香りもさることながら、ヨーロッパの香りを色濃く残した、シドニーの人たちの食習慣であり、街に馴染んだ風景です。
 コーヒー党の私には嬉しい。
 ペナンにいた頃は、スタバ以外に行くところがありませんでしたが、シドニーではどこのカフェでもダーク・ローストの苦みばしった美味いコーヒーが飲めるので、さすがのスタバもオーストラリアでは苦戦していると、以前、触れました。先日、日本からの訪問者が、一所懸命レギュラー・コーヒーと言って、理解してもらえなかったと嘆いていましたが、ここでは何がレギュラーかという基準などありません。日本で言うところの普通のコーヒーはロング・ブラックと言い、エスプレッソのことをショート・ブラックと言うのと対比します。またブラックと言っても、日本で言うブラックではなく、ミルクを入れるか入れないかの違いから来る言い回しであって、仮にロング・ブラックを頼んだとしても、砂糖はどうするのか聞かれます。当然、ミルク入りのコーヒーも、カフェオレ、カプチーノ、カフェラテなど、普通に(ロング・ブラックやショート・ブラックと同列で)人気があります。
 朝、コーヒーを買うために立寄る店が、自宅傍に2店とオフィス傍に2店あって、その日の気分で決めています。自宅傍の2店は、お互いに目と鼻の先にある競合店のため、それぞれ、ほんの数回足を運んだだけで顔を覚えてくれました。一店は有名チェーン店で、店長のやり手のオバちゃんは、たまたま二日続けて訪れたらあっという間に顔とコーヒーの好みまで覚えたツワモノです。もう一店は同じマンションの住人の中国系のおじさんが経営する店で、口数は少ないけれど、ニコニコとフレンドリーに迎えてくれ、余り人と話したくなくてそっとしておいて欲しい不機嫌な朝は、こちらの店に足が向きます。オフィス傍の一店は、中国系の明るいオネエちゃんが切り盛りする店で、コーヒーのついでに元気まで貰えるような気がして、たまに顔を出したくなります。もう一店は、公園傍の静かな環境で、他の三店と違って、いつも注文する内容を覚えようとする素振りなど毛頭見せないばかりか、毎度こちらからロング・ブラックと言って一度で通じたためしもない、愛想のない西洋人のオネエちゃんが、エスプレッソに近いとても濃いコーヒーを淹れてくれるので、強い刺激が欲しい朝に、また、いつになったらこのオネエちゃんは愛想よく変わるのだろうかという興味とともに、訪れます。
 一日の始まりに彩りを添えてくれるコーヒーと人間模様です。

オーストラリア・ワイン

2009-01-12 21:09:21 | シドニー生活
 シドニーに来てから、いろいろなワインを試しています。
 酒が好きで、ビールを基本に、若い頃はウィスキーやブランデーやカクテルもいろいろ飲みましたが、いつの間にか日本酒党になってしまいました。和食には冷えた日本酒が良く似合う。日本人であることを実感する瞬間であります。しかし残念なことに、シドニーでは、東京マートなどいくつかある日本食材店では日本酒を扱っていません。マレーシア・ペナンでは唯一と言っても良い日本食材店MEIJIYAで日本酒や焼酎や梅酒まで買えたのとはえらい違いです。シドニーのレストランではBYO(Bring Your Own)表示が多いことに見られるように、酒類販売免許が厳しく制限されているせいかも知れません。そこで私も、すぐに手に入る酒としてワインに向かわざるを得ないわけです。
 だいたいワインの素人が考えることは単純で、安くて美味いワインを探そう・・・これはオーストラリアにおいては救いようのない間違いです。フランス・ワインが圧倒的人気を誇る日本であれば、所得水準やブランド力が相対的に低い国のワイン、例えばチリ産や南アフリカ産やスペイン産、、更にはカリフォルニア産やオーストラリア産でも(相対的に)安くて美味いワインが見つかる可能性が大いにありますが、オーストラリアのような単一マーケットでは、既にブランドと味と値段の関係が確立されていて、初めの頃は15ドル前後のワインを片っ端から試してみましたが、なかなかこれはと思うワインは見つかりませんでした。近所の店で、2本25ドルなどのバーゲン品に手を出すと、決まってとうが立っていてがっかりするような代物ばかり。最近、20ドルを越える価格帯に手を出し始めて、ようやく満足の行く銘柄に出会えるようになりました。West Cape Howe、Mad FishやYalumbaは30ドル以下で手に入るお気に入りの銘柄です。タスマニア旅行で買って飲んだBass Straitの白は20ドルでも美味かった。
 10年ほど前、カリフォルニアに住んでいた時にも、カリフォルニア・ワインを片っ端から試したことがありましたが、結局、美味いなあと感心したのは、20ドル以上のワインでした。美味いか美味くないかの二分法程度の単純な舌しかない私のような者にとって、オーストラリアでもアメリカでも20ドル(もっと言うと25ドルくらい)が一つの目安になるのかも知れません。

今朝のシドニー

2009-01-12 07:08:31 | シドニー生活
 月曜日が始まりました。一週間の始まりといわず、一年の始まり、一日の始まりというのは、如何にぐーたらな私でも、ちょっと気合いが入ります。一ヶ月の始まりにはそういった思い入れがないのは、イベントがないからであり、それはとりもなおさず私たちの生活が太陽中心の運行に慣れてしまったからでもありますが(そういう意味ではイスラム教徒にとっては月初めは意味があるのかも知れません)、ちょっと不憫ですね。
 今朝から、ハーバー・ブリッジは、現金払いが出来なくなりました。E-Tagとかいう、所謂ETCがない場合、インターネットでクレジットカード決済しなければなりません。旅行者などヨソモノに不親切で、日本人的な感覚では、こういった世界的な観光地である以上、一箇所くらい現金払いゲートを残しておいても、と思うのですが、欧米社会はコスト削減にしても徹底しています(いろいろ議論はあったようですが)。
 クリスマス以来の長い休暇がようやく明ける人が多いらしく、交通量はほぼいつも並みに戻りました。それでも、すんなり流れていたのは、まだ5%ほどの人たちが休暇を謳歌しているせいかも知れません。のろのろの渋滞は、ほんの5%の交通量の増加で起こると言いますから。
 週末、子供の勉強(中学生の理科)を見ていたら、空の面積に対して雲が1割以下の場合を「快晴」と呼ぶとありました。こんなどうでもいいこと、すっかり記憶から欠落していましたが、今日のシドニーはまさに快晴です。だからと言って、日本の夏のように暑いわけではありません。むしろ「快晴」のお陰で夜間に放射冷却があったのか、涼しくて爽やかなほどです。こういう気候の良さも、シドニーの魅力を形作っています。
 今日も一日頑張りましょう(と声をかけたくなります)。