オーストラリアの人たちは外食好きで、レストランやファーストフード店は、景気後退にも関わらず、相変わらず繁盛しているように見えますが、実態は微妙に変化しているようです。高級レストランが敬遠されファーストフード店の比率が上がっているようなのです。以前、カフェでコーヒーは飲むけどケーキは控えるという話をしましたが、やはり消費者心理に微妙な選別意識が働いているようです。
この動きは日本でも同様で、昨年度の外食産業の売上高は既存店ベースで0.8%減と三年ぶりにマイナス、中でもファミリーレストランが不振でマイナス3.3%だったのに対し、ファーストフードは1.3%増で4年連続プラスと堅調で、明暗を分けたという報道がつい先ごろありました。最近発表になったマクドナルドの1月の売上高は、世界全体で7%増、アジア・大洋州地域では10%増えており、景気後退が味方しているとまで言われています。もっとも景気後退が更に深刻になれば失業率も増加しファーストフードと言えども影響を免れない過渡的な状況ではあります。
今回の景気後退は、もう少し後になればいろいろな分析が出てくるのでしょうが、情報の即時性が高まったせいか、実体経済が悪化してから企業各社がリストラなどの対策に動いたのではなく、先に企業各社が情報を先取りして動き、実体経済が後追いでどんどん悪化していったような、奇妙な時間のズレ感の印象を持ちます。1929年の不況との比較を是非見てみたい気がします。そういう意味で、この景気後退の回復も、微かなプラス材料をきっかけに、若干早まるのではないかという期待を持ちます。
いずれにしても、オーストラリアは資源大国であり、中国など資源消費大国の景気回復がなければ、持ち直しません。表面上は相変わらず明るく元気なオージーですが、飲み食いも、心から楽しめるような状況に早くなって欲しいものです。
この動きは日本でも同様で、昨年度の外食産業の売上高は既存店ベースで0.8%減と三年ぶりにマイナス、中でもファミリーレストランが不振でマイナス3.3%だったのに対し、ファーストフードは1.3%増で4年連続プラスと堅調で、明暗を分けたという報道がつい先ごろありました。最近発表になったマクドナルドの1月の売上高は、世界全体で7%増、アジア・大洋州地域では10%増えており、景気後退が味方しているとまで言われています。もっとも景気後退が更に深刻になれば失業率も増加しファーストフードと言えども影響を免れない過渡的な状況ではあります。
今回の景気後退は、もう少し後になればいろいろな分析が出てくるのでしょうが、情報の即時性が高まったせいか、実体経済が悪化してから企業各社がリストラなどの対策に動いたのではなく、先に企業各社が情報を先取りして動き、実体経済が後追いでどんどん悪化していったような、奇妙な時間のズレ感の印象を持ちます。1929年の不況との比較を是非見てみたい気がします。そういう意味で、この景気後退の回復も、微かなプラス材料をきっかけに、若干早まるのではないかという期待を持ちます。
いずれにしても、オーストラリアは資源大国であり、中国など資源消費大国の景気回復がなければ、持ち直しません。表面上は相変わらず明るく元気なオージーですが、飲み食いも、心から楽しめるような状況に早くなって欲しいものです。