SWORD中央ラボ分室

『アストロミゼット』HPブログ出張版
自企画の紹介が主ですが「小サイズ可動フィギュア」の可能性も広く研究しています。

【開発草案】ワイヤードウォーリア考察

2015-02-06 21:57:17 | Laboratory
ベンダブル人形…いわゆる、昔なつかし「クネクネ人形」なわけだが、針金骨格によるポージング自在というコンセプトは現在となってはいかにも廉価版、あるいは急場凌ぎ的なイメージが強く、可動関節を設けた昨今のアクションフィギュアに比べると劣ったものと認識される方も少なくは無いと思うのですが、はたして本当にそうでありましょうか?
実はベンダブルフィギュアはもっと工夫の余地がある「遊べる」フィギュアになるのではないか?
そんな疑問から数年かけて試作を繰り返してきたのが本製品「ワイヤード」のシリーズであります。

そして前回WF2014夏より、ようやくまともに複製できるフィギュアが完成したのでありますが、今後シリーズを展開していくにあたりまずはその第1弾製品であります「ワイヤードウォーリア」に関してご紹介してゆこうと考えます。

本ブログのメインたるミゼットのフィギュア、あるいはベータミゼット展開時にリリースされたラルヴァに比べると大分趣が違うフィギュアである事にまず戸惑われる事でしょうが、実はコンセプトはほぼ同じ、「フィギュアを中心としたワールド展開拡張型有形ブロック」となります。

今回のウォーリアは試行錯誤の末、脚部の構造が非常にヘンテコリンな事になってしまいましたが、クロー化する脚というギミックを盛り込んでみました。
軸関節やボールジョイント関節に比べたら比較にならない程保持力が強いので、クローに挟める範囲であれば大抵のモノは保持できちゃいます(ただし、足首はちゃんと地面に固定する必要があります)。

ただ、問題点が一つ…デザイン的にどちらが前か、作った本人にもわからなくなってしまいました


最初は細い方の爪を前にしてかかとで支える予定でいたのですけどね…


現在はかかとのブロックを足首にするのも悪くないか…と、そんな気分。

まぁここら辺はユーザの方にお任せ(丸投げ)しちゃうことにしました。皆様がしっくりくるほうが前です。


そしてミゼット同様5mmジョイントが設けてある事により組み立ても接着剤要らず、そして組み換えも自由自在。
残念ながらまだ続くシリーズが用意できないので試作品との組み換えでのご説明となりますが、今後商品が増えてゆくに従って様々なバリエーションを生み出してゆくことが出来るようになるでしょう。
…もちろん、組み換えが可能であるということは…。

ちなみに画像のカラーはテストショットのものですので商品の色とは異なります。

構造の都合上、まず業者には頼めない個人によるレジン手流しのガレージキットですから、色々加工や補修の手間はかかると思いますが、1000円でこの遊べるっぷりは満足度高いと思うので是非WFにお越しの際には見てやって頂きたいと思います。

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