SWORD中央ラボ分室

『アストロミゼット』HPブログ出張版
自企画の紹介が主ですが「小サイズ可動フィギュア」の可能性も広く研究しています。

【カスタマイズ】可動手首の考察

2008-08-07 03:22:34 | Custom-made
スプリガンXの両手首は今回製作スケジュールと私個人の技術的事情によって1パーツ構成の無可動握り拳とさせていただいたのですが、やはり各指が可動して手に演技を付けることが出来る…というのは一つの目指すべき境地であると考えます。
そこで今回は市販の商品を使用して可動する手首をカスタマイズしてみるとともに、スプリガンX仕様の可動手首の設計に関して考えてみたいと思います。

さて、簡単なカスタマイズを考えるとなると、やはりガンプラ等の既存の模型から流用してくるのが一番楽なのですが、さすがにこのサイズのロボットに似合う大きさとなるとなかなか適切なサイズが見つかりません。実際、可動する手首としてはPGのMSが考えられますが、それでも若干ボリュームが足りません。現段階で確認する限り唯一見合った大きさの手首を有したキットはそのサイズがPG並みの大きさであるMGのジ●ングぐらいであろうと思います。
ただし、これらのキットはかなり高価(…と言ってもスプリガンX自体も同じくらい高いけど・汗)である上、ジョイントの工作など改造が必要となりますので、そのリスクを考えると使用に躊躇してしまうことでしょう…。
そうなるとできれば、安価で、且つ簡単な工作で調達したいというのがやはり人情、そこで作ってみたのがこちら↓

作例はBJ●M、あるいはジェネブ●ック等…ボールジョイントのブロックキットを使用して組んだものです。
もちろん適切なパーツを適切な量確保するにはやはり相応の出費が必要となりますが、それでもPGを1体購入するのに比べたらはるかに安価ですし、何よりこちらは元々が5㎜のボールジョイントで構成されていますので無改造での使用が可能です。


指が1本1本動かせるだけで格段にポーズに表情を持たせることが出来るようになります。
難があるとすれば元のブロックのパーツがみな角ばった造形をしているために、どちらかと言えば現代のMSやリアルロボット系の、「情報の多いデザイン」になってしまうところでしょうか?もちろん決してそれが悪いわけではなく、単純にシンプルなラインを目指したスプリガンXのデザインとでは違和感が生じるという意味です。

手首をポーズに合わせて付け替える…というのは部品の管理・保存や作業の煩わしさ等の理由から個人的には好むところではないので、こうした可動する手首はいずれ製作してみたいと考えております。
もちろんプランはあるのですが、まだ設計が実証段階ではなく、商品として複製出来得るものなのか、それを試してみないことには実現性は判りません。





そのために、まずやるべきことは「アレ」の製作から…ですかね…。

8月8日追記:ST●KFASのちょっと大きめのロボット。ディティール的にはこのくらいが理想かな?↓

ただ残念なことにスプリガンXに流用するにはそれでもまだ小さめ。しかも指4本だし…。
理屈の上ではこの大きさで可能であれば一回りサイズが大きくても可能であろう…ということなのですが、部品の勘合等、実際やってみるときっと難しいと思います。レジンでは無理があるのではないか?と。

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