SWORD中央ラボ分室

『アストロミゼット』HPブログ出張版
自企画の紹介が主ですが「小サイズ可動フィギュア」の可能性も広く研究しています。

【開発草案】レジン注入量の限界点

2008-09-04 00:02:30 | Laboratory
スプリガンXの総パーツ数は計43個、その大きさに比較して随分少なく押さえましたがそれでも結構なパーツ数になります。
製作中、少しでも楽をしたいものだからレジン注型の際に一気に作業が終わるように最初は2~3パーツをひとまとめにした大きなシリコーン型を製作したのですが、これは見事に失敗に終わりました。

と、言うのもレジンの硬化時間はおよそ2分前後、夏場の気温の高さの中では更にその時間が短くなってしまう場合もあります。
作業はその短い硬化時間の中で滞りなく速やかに行わなければならないのですが、湯口の幅等の関係でどうしてもある程度の時間がかかってしまいます。結果、体積の大きなパーツをまとめて流し込むと完全に型に流し込む前にレジンが硬化してしまう場合があるのです。
結局その大きなシリコーン型は使い物にならず、新たにパーツを小分けにした型を新造せねばなりませんでした。はっきり言って、時間もシリコーンも無駄遣いしただけ。「急がば回れ」、「急いては事を仕損じる」…諺を見事に地で行ってしまったわけですね…。
そのため当初の計画よりもシリコーン型の数が増えてしまった始末。何事も頭で考えた通りにはゆかないものです。
機械や設備を用いればこうした型の大型化や作業時間の効率をアップさせることが可能であるとは聞きますが、個人で注型作業まで行うとなるとこれもなかなか資金面で…ねぇ…。

さて、ここ最近はやや気温が低くて注型作業が楽に感じたのですが、今日はまた暑くなり苦労してます。
一方で心配事として、大型アイテムの型は当然その大きさに伴い、相当量のシリコーンを消費します。決して安いものではないので、できれば今ある型だけで終わらせたいところではあります。作り直すのも事なので、どうか壊れちゃわないように…とただ祈るばかりです。
壊れたらその時点で生産終了…の予定。











突然生産終了のアナウンスをするのも親切心に欠けますので、予めそういう「可能性」は記しておきたいと考えます。
実際、連日の作業でそろそろシリコーン型の劣化が心配ですので…。

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