桜もあちらこちらでほころびはじめましたね。
父のお墓の側を流れる川に白鳥が飛来と ローカルニュースで知り どうかな?
さっそく見に行くと白鳥が並んで泳いでいます。
あたしの気持ちも すう~っと水面を泳いで流れた。
な~に参っているのよ!!
ため息と同時に笑った…
この季節 花粉症に苦しむ人たちが、どれほどいるのだろう?
マスクをしている人は、ほとんど花粉症なのかな?
あたしの職場でも あたし以外全員の職員が、花粉症。
家族では、娘二人、兄、姪が、花粉症。
お友達も、先輩も花粉症。
昨日は、母の定期検診だった。
お彼岸だから?なんなん?とにかく混んでいた。
予約時間は、9時なので8時半に受け付けを済ませた。
いつもなら30分待って9時の診療開始に呼ばれるパターン。
なのに…
待つこと2時間が過ぎ…
母は、椅子に座り放しで立てなくなりそうになる。
何度か散歩をしたりロビーでお水を飲ませたり…
やっと呼ばれて診察の時には、なんだか疲れてしまい、はいはい…と経過報告もほどほどで、数分で終了。
ここで3時間経過。
そして調剤薬局がまたまたあふれる人…
お薬を頼んで一旦帰ることにした。
なんだったん?
疲れた母とお楽しみランチなんて気分になれず、家で朝食の残りの鮭でおむすびをしてお茶を飲む。
ほっ~。
ちょうどテレビでは、WBCが中盤だった。
疲れ果てた母とあたしは、熱く侍Jを応援しているし…
うわぁ~!がぁ~ん!
結果は、負けてしまい
なんだか更に落ち込む母とあたし。
調剤薬局に薬をもらいに行き、銀行にアルバイトさんの賃金をおろしに行くと…
銀行も混んでいた…整理番号が10人待ち…ががぁ~ん
待つこと20分仕方ない…
こんな時は、さださんの「舞姫」が聴こえる(笑)こんな日もあるよね。
そして午後2時に家に戻ると娘が早帰りしていた。
ここで、花粉症の話に戻ります。
娘が、かなり花粉症が辛い様で耳鼻科に行くとのこと、一番近い耳鼻科に行くと駐車場に車が置けません。
丁度小学校が下校時間で、ランドセルの子供を連れた親子が50人以上待合室にいた…数えていないけれどたぶん…
ねえ…ごめん…まま無理だわ…その混雑に娘も降参!
娘が、前におばあちゃんが通った耳鼻科に行く?と提案
あっ!そうね…でも…なんで?どうして?あたしは、着いて来ちゃったんたろう??
少し離れた耳鼻科は、駐車場に車が置けた。じゃあ付き合うよ。っと軽い気持ちで待合室に入る。3時…
10人程の患者さんにホッとする舞姫じゃなく あたし(笑)
今夜の献立を考え娘とヒソヒソしばらくぶりにゆっくり近況を話した。
すると…ん?えっ?なんなん?
予約をしておいて時間になると来る?みたいな人が…ひとりまたひとり…またまた…
待合室の顔ぶれは、まったく変わらず…1時間経過…
そこに訪れた三つ子の可愛い坊やたち…普段のあたしなら絶対にいじりたくなっちゃうのに
可愛い!より…三人かい?…その時には、4時半…
ようやく待合室の顔ぶれが呼ばれる。
診察も丁寧なのかな?2時間経過で5時…
いつ呼ばれるんかなあ~だんだん無口にになり とうとう あたしは、「まほろば」を心の中で歌い出した(笑)
聞き覚えのある名前が、呼ばれた!5時半だった。
そして待つこと…ん?20分
次に入った人も戻ってくるのに?30分…40分どうしたん?
心配になり聞いてみた。検査をしています大丈夫ですよと生存確認。
でも1時間以上だよ…
6時40分に懐かしい顔に会えた!
花粉症で鼻に耳に目が辛く、めまいもするみたいで、めまいの検査をしていた様です。
余計なことを…と言いそうだった(笑)
家に着いたのは7時過ぎ、母が餓死していないか(笑)
心配しながら途中でお弁当を買って帰った。
母の定期検査と銀行に行く予定の休暇だったが、もひとつおまけの一日だった。
待つことが好き…なんて強がり過ぎたから?
花粉症にならない あたしだから?
神様がこれでもどうだ!なんて試練を?
カンベンシテクダサイ…
マツノモツライトキダッテアリマス…
カフンショウノカタタチニココロヨリオミマイモウシアゲマス。
春日山から飛火野辺り
ゆらゆらと影ばかり 泥む夕暮れ
馬酔木の森の馬酔木に
たずねたずねた 帰り道
遠い明日しか見えない僕と
足元のぬかるみを気に病む君と
結ぶ手と手の虚ろさに
黙り黙った 別れ道
川の流れは よどむことなく
うたかたの時 押し流してゆく
昨日は昨日 明日は明日
再び戻る今日は無い
例えば君は待つと
黒髪に霜のふる迄
待てると云ったがそれは
まるで宛名の無い手紙
寝ぐらを捜して鳴く鹿の
後を追う黒い鳥鐘の声ひとつ
馬酔の枝に引き結ぶ
行方知れずの懸想文
二人を支える蜘蛛の糸
ゆらゆらと耐えかねてたわむ白糸
君を捨てるか僕が消えるか
いっそ二人で落ちようか
時の流れは まどうことなく
うたかたの夢 押し流してゆく
昨日は昨日 明日は明日
再び戻る今日は無い
例えば此処で死ねると
叫んだ君の言葉は
必ず嘘ではない
けれど必ず本当でもない
日は昇り 日は沈み振り向けば
何もかも移ろい去って
青丹よし平城山の空に満月
…まほろば…