ヨノナカバカナノヨ

みゆき姐さん
世迷言ってので
初々唄った
この言葉

ただいま
あたしの
頭の中で
メロディ一緒に
ローテーション

回文使いは
阿久悠先生
さらりと
クシャミを
織り込み済み

梅雨空近づく
あたしの街の
冷んやりした風
クシャミを呼んだ

あたしの悪い癖だわね
クシャミをしたなら
思い出すのよ
大袈裟な意味に塗り替えて

姐さん
先生
ごめんなさい

唄ってしまうよ
意味変えて

ホントにそうなの
わかってきたの
世迷言ヒュウと響いてる

ヨノナカバカナノヨ

ハイ！

s/yumic.From2005

生き血のrhythm

鏡で見えるのは
誰も知らない自分
シンメトリー
ア・シンメトリー
瞳の奥まで見つめる

若くなくなったのだから
伸ばしている髪
部屋の床広がる
長い抜け毛に苛立つ

心が壊れそうなのは
試される苦痛

生き血の音が耳をつんざく

尻尾を出したと
オチをつけたい
干からびた関係だから

辛いね
痛いね
苦しいね
今という時

生まれ合わせたのは
コ・インシデンス
多分

髪をといたり
化粧をする気力があれば
今日は乗り切れる
せめて今日は乗り切ろう

と

呪文

アーブラ
カターブラ....

3
2
1

Go！

s/yumic From2005

ハレルヤ

私自身の揺らぎ。
尖る心。
腐る魂。
朽ちる言の葉。
見える暗闇への道標。
空気を波動させる不正義。

さよなら人類

呪文が響く。
@Satsulala
(C)s/yumic From2005

日日

沼の中の朝

繭の中の昼

投網の中の夜

緋色の陽を追う真夜中

s/yumic.From2005

春の舞

自分の存在理由の危機を抱えて
春の空を舞う
海の風を泳ぐ

独り
望まれない
独り

関わり合わないと決める
友愛

君は独り
ワレも独り
架け橋もなく

風の春に泳ぐ

s/yumic.From2005