ダーリンは日本人

来日十二年、韓国出身のMin。世の中は韓国男性ブームだが、日本人男性をこよなく愛する。愛がなくちゃ生きられない。

外国人ながら、日本に暮らすという意味

2004-09-29 21:24:27 | Weblog
ラジオ放送五回目を終えました。
たった五分間、本日のニュースを伝えました。
主なニュースは、第二小泉内閣についての読売新聞と朝日新聞の
世論調査の結果です。読売新聞の調査によると、
内閣支持率は41.9%。内閣に不満があると答えたのは、
全体の47%もありました。朝日新聞の結果をみると、
国民の80%は、年金・社会福祉、そして景気回復と雇用問題が
最優先であると答えたそうです。
世論調査は、27、28日に電話で調査を行い、29日の夜中に
発表となりました。
やっぱり、郵政民営化より、
年金や景気回復にみんなも一番興味があるんですね。
すごく納得です。

私は外国人です。
日本国籍をとりたくないのではなく、
日本で生まれた多くの在日外国人が、
「生まれた」という事実だけでは、「日本国籍」を取得できないので、
わざわざその手続きをしたいとあまり思えません。
国籍取得に対してもっと納得いく政策がとられれば、
そのときに、取得したいと考えています。

外国人の私は年金がどうなるのか、
社会福祉をどこまで受けられるのか、
よくわかりません。
でも、国民健康保険はもっているのですごく安心です。

人の動きを、制度が追いつくにはどうしても
時間が必要となります。
外国人は増える一方となるでしょうが、
そんな人々をどんな政策で受け入れるのか、
いったいどこまで整っているのでしょうか。

一時期、フィリピンから、芸能活動のビザを得て
来日した多くの女性が、性産業の場で働くこととなりました。
もちろん、なかには、ほんとの歌手や舞踊家もいましたが、
多くは、ブローカを通して、入国した女性たちです。
行政は、彼女たちがほんものかどうか、確かめることはできないし、
入国後のこともいちいち目をくばっているわけにも行きません。
そうしてほしいとも、もちろん私は思いません。
人間は自分の意志をもったものですから。
ただ不正入国者を取りしまるという手段や
人手不足だから、外国人を受け入れようだけでは、
どうしても物足りないと思います。

外国人も人間です。
体を壊すこともあれば、歳をとります。
触れ合いのなかで、差別はもちろん、ときに奴隷のように
扱われることもあります。
そんなとき、どんな対応ができるのか、
きちんと考えるべきです。

性産業の一線で働く女性たちが、強姦され捨てられたとき、
彼女たちを救ったのは、行政ではなく、民間でしたから。
工場で指を切られた人や悪い環境のなか癌を患う労働者の
面倒をみているのも間違いなく民間の団体です。
行政は受け入れ、結局民間で面倒をみてきた外国人導入は
これから少しは変わっていくのでしょうか。

きっと外国人が暮らしやすいと感じたとき、
日本はほんとにいい社会といえるようになると思います。

断わっておきますが、私は日本ばかりが整備されていない
社会だとは言っていません。
韓国の外国人労働者扱いはひどいですし、
アメリカにおけるヒスパニック差別も厳しいです。
そして、世界中が差別と抑圧、戦争で混沌としています。
ただ、いま私はここ日本に暮らしているので、
外国として日本を訴えたいわけではなく、
いま生きるこの場をできるだけ、暮らしやすい環境に
変える努力を微力ながら、やっていきたいと思います。
そして、その具体的なところに、外国人の権利の問題や
女性問題が存在しているだけです。


自己管理しよう

2004-09-29 00:34:58 | Weblog
体調不良のため、本日は家でお仕事です。
ビクトリアにいる友人から久々にメールを頂きました。
みんな将来のことを考え、必死に勉強しているなか、
私は何をしているのだろう。
夢を追う一心が、いまでは、目先のお金に
気をとられ、仕事仕事の日々です。

来月末が小説の締め切り。
それまでに自己管理がんばります。

ラジオの出演料

2004-09-28 00:04:22 | Weblog
のどが痛いがまま、ラジオのレポーターを務める。
がんばったのにもかかわらず、かんでしまう。
やっぱり風邪のせいでしょう。

明後日もまたラジオあり。
ラジオは一回の出演料が5000円。
NHKの新人タレントなみでしょう?
これは、韓国でウォンで、韓国の通帳に
振り込まれます。けれど、在日十三年のあたしに
韓国に口座なんてありませんの。
いちいち全種の新聞を読んで、原稿を書いて、
レポートまでして、5000円は安くないかい?
まあ、仕事あるだけで感謝ってことかな。

先週ちょっと忙しく、
昨日、裸で寝てしまったから、
風邪になってしまった。

それでも、仕事は続く。

けれど、ひとつ、疑問は、いったい
あたしはいくらいただけるのか、というところ。

実はね、あたしが、カナダから帰ってきて
家にいるってことで、とある韓国の新聞の支社が
あたしを使ってくれているの。
そこで頂いている仕事がテレビ番組のコーディネーター。
毎日、資料を調べて、まるで、自分が番組を
つくっているような錯覚に陥る。
番組の構成を考えたり、取材の申し込みを行ったり。

ちょっと頭のいたい作業。
けれど、給料いくらかがまだ話されていない。

社長いわく、「顔見てお金の話はしなくないから」って
メールにて勝手に給料を請求してと。

そんなの無理だよ。100万とか請求しちゃうよ。
あたしゃ、ほんと、半端じゃなく、仕事してるもの。
仕事自体、普通のコーディネーターができなかったことを
やらされていて、さらに、夜も寝ず、資料探しやっているの。

いったいいくらもらえるのか。
ふーん、ちょっと楽しみでちょっと不安だ。

日本の方々、この日記を読んで
韓国情報がほしい方、通訳がほしい、いまの韓国が知りたい
などの方、私に仕事をくださいませ。
がんばります。

外国人は黙れ!

2004-09-26 12:31:00 | Weblog
土曜日なのにも関わらず、仕事に出た。事件はその帰りの電車でおきた。
「外国人は黙れよ!」
いまどきの男の子(たぶん二十代前半)が怒鳴っている。
怒鳴られたほうは、中国人の、こっちも若くて派手な女の子。
足でも踏み、踏まれたのか、定かではない。
ただ、日本人の男の子の、最後のセリフが、
「外国人は黙れよ」ってことだった。

外国人には話す権利がないと
君は思っていたのだろうか。
あまり深く考えていないセリフだったにしても、
これは明らかに人種差別に当たる。
そして、このことを発したということは、
心の奥底に潜在的に
日本人が外国人よりえらいという
ものが潜んでいるのである。

けれど、そんな君は、タイ料理を食べ、
ハワイに憧れ、ヨン様と叫び、
日本なんてくそくらえ、って思う
日本人であるのだ。
金髪に恋されたい、着物よりビキニの似合う
体型を求め、英語帝国主義に呑まれ、
フィリピンパブでお金を振りまく、
自分だって茶髪に変身した
ちっとも日本人らしくない日本人なのだ。

私は君をせめているのではない。
東京はすごい街だ。
タイ、ベトナム、アラブ、アフリカ、韓国、中国、
イタリア、トルコ、エジプト、イラク
そのすべての料理をいとも簡単に味わえる世界唯一の街だ。
文化大国東京で、君は「外国人は黙れ」と発したのだ。

君の茶髪や食習慣や趣向をせめるつもりはない。
君の好みだから。
しかし、その君の好みがこれほど、豊なのは
そこに他人の文化が交じり合っているからだ。
外国人であることが決して罪ではなく
日本人であることが決して優位に立つわけではない。

「外国人は黙れよ」とこの複合文化空間東京で
叫んでしまった君は永遠に人間失格モノだ。

悪女への道(1)

2004-09-25 12:04:06 | Weblog
二日間、連絡の取れなかったダーリンから電話が入る。
「ごめん、埋め合わせするから」
「なに?」
「プリンターほしかったでしょう?」
ダーリンは日本人で、テレビ番組を作っている。
来週、番組が新しくなるため、今週は四日ほど
家に帰っていなく、その間、お風呂も入っていない。

そんなダーリンから連絡がないから、ってあわててはいけない。
「ね、ご飯は食べてる?」
なんて、さりげなく、心配そうなメールを入れてみる。
けっして、「連絡くらいしろよ」なんて、間違っても言ってはいけない。

ダーリンは、ずっとあたしに連絡しなかったことに
罪の意識を感じたのか、あたしの心広い対応に感動したのか
すでにプリンターを買っておいたらしい。

でも、ここからが肝心。
けして、「ありがとう」と素直に言ってはならない。

「へえ、プレゼントって、勝手にあなたが選んでいいの?
あたしに悪いから買ったんでしょう?
そしたら、ちょっとくらい何がほしいかきいてくれても
いいんじゃない?プリンターといっても好みがあるのよ!」
と軽くせめておく。
ダーリンは、プレゼントまで買ったのに、ますます申し訳なくなる。
「でも、ありがとう。」
って言葉でしめくくるのも忘れてはならない。

つくすことができない人は必ずいるものだ。
つくすことのできないのを魅力にするには、
まあ、つくす人がうざがられないように必要なのと
同じくらいの努力が必要。

つくさないけど愛される悪女への道は続く。

歌って踊れるラジオレポーター

2004-09-24 23:51:41 | Weblog
ムフフフ。本日は忙しいなり。
韓国から日本に取材にきたいという
方々と連絡をとる。それが、私の
調査代は支払わず、当日のコーディネートだけの
給料しか出ないってことを聞く。
うーん、通訳より、調査の方が、百倍辛いんです。
日本のテレビ局に勤める友人曰く、
日本の場合は、調査費用が当日のコーディネートより
三倍ほど高いなんてことを聞く。
調査費用ないのに、電話をかけまくり、
ネットを調べまくり、取材しまくる。
あたしってほんと仕事できるんです。
仕事ちょうだい!!!!!!!!!

お昼は、久々に母校に帰る。
入った瞬間、肌がひりひり。
もう二度と行きたくない場所であったことを再確認。
高校時代にだけはぜったいに戻らないぞ。
いじめにあったわけじゃない。
上へ上へ、大学の名前や名刺ばかり気にする
あの体制に、私は生徒時代から反吐が出ていた。
取材を申し込みにいったが、
先生たちの利権が錯綜、
このままじゃ取材にならず・・・。
いつかあたしはあの学校での
辛い体験を告白したいと思っている。
タイトルは、「十年前の話」。

夜は、またもやラジオ。これで三回目の出演。
これがなかなか良かったって評判だじぇ。

あたしは歌い、踊り、語りたい。
何かパフォーマンスをしたい。
けれど、よくわからない。
一番、簡単で好きな方法が「書く」って
ことだけど、
もっとはでに、歌い、踊り、語りたい。
給料出たら、ギター買って、代々木公園に向かおう。

ラジオ出演

2004-09-22 23:39:34 | Weblog
韓国ラジオニュースのレポーター、第二回目出演。
今日の日本のニュースは、国連安保理、常任理事局の話題一色。
先週、判決が下された北海道温泉、外国人入場お断りを交えて伝える。

日本はいま観光政策に力を入れ始めた。
小泉首相は、「ようこそ、ジャパン」のコマーシャルにも登場。
しかし、日本には外国人を断る温泉もあれば、スナックもあるし、
マージャン屋もある。
外国人観光客を受け入れるとしても、ホームステイのようなことを
やってくれるところはないに等しく、日本というものを観光で
伝えていくのは、少し困難ともみえる。
そういえば、日本は外と内の概念がある。
急にとなりの家に遊びに行くのは、ものすごく失礼な行為にあたるし、
部屋に受け入れるより、玄関で、あるいは公園で
語り合う主婦も多い。
そんな日本の環境で育った人々が、他国の人を安易に
疑いもなく、受け入れることは少し難しいかもしれない。
私は、それを批判するわけでもなく、
日本には確かにそういう文化があると伝えたい。
とはいっても、ニュース番組なので、こんなことはいう時間もなく、
たんたんとニュースを読み上げました。

次回のラジオニュースレポートは、今週末。
前回のような、時間切れの失敗もなく、今日はちょっと
うまくできたって感じです。

二回目のラジオ

2004-09-22 10:30:38 | Weblog
韓国の公共放送のラジオ番組「WORLD TODAY」のレポーターになって
ちょうど一週間。今日、私の二回目の放送があります。
たった五分間、今日の出来事をわかりやすくレポートするのが仕事です。

テレビと違ってラジオは声だけが命です。
文章と違ってラジオは発音だけが命です。

先週は棒読み状態に時間の感覚がわからず途中でとぎれ、
第一回目にして、首かな?の具合でした。

そんな私に二回目のチャンスがやってきました。
今夜はがんばります。