ダーリンは日本人

来日十二年、韓国出身のMin。世の中は韓国男性ブームだが、日本人男性をこよなく愛する。愛がなくちゃ生きられない。

悪女への道(1)

2004-09-25 12:04:06 | Weblog
二日間、連絡の取れなかったダーリンから電話が入る。
「ごめん、埋め合わせするから」
「なに?」
「プリンターほしかったでしょう?」
ダーリンは日本人で、テレビ番組を作っている。
来週、番組が新しくなるため、今週は四日ほど
家に帰っていなく、その間、お風呂も入っていない。

そんなダーリンから連絡がないから、ってあわててはいけない。
「ね、ご飯は食べてる?」
なんて、さりげなく、心配そうなメールを入れてみる。
けっして、「連絡くらいしろよ」なんて、間違っても言ってはいけない。

ダーリンは、ずっとあたしに連絡しなかったことに
罪の意識を感じたのか、あたしの心広い対応に感動したのか
すでにプリンターを買っておいたらしい。

でも、ここからが肝心。
けして、「ありがとう」と素直に言ってはならない。

「へえ、プレゼントって、勝手にあなたが選んでいいの?
あたしに悪いから買ったんでしょう?
そしたら、ちょっとくらい何がほしいかきいてくれても
いいんじゃない?プリンターといっても好みがあるのよ!」
と軽くせめておく。
ダーリンは、プレゼントまで買ったのに、ますます申し訳なくなる。
「でも、ありがとう。」
って言葉でしめくくるのも忘れてはならない。

つくすことができない人は必ずいるものだ。
つくすことのできないのを魅力にするには、
まあ、つくす人がうざがられないように必要なのと
同じくらいの努力が必要。

つくさないけど愛される悪女への道は続く。

1 コメント

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ふぅ (Hiroshi)
2004-09-26 02:37:38
相変わらずやのぅ
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