ARIA The NATURAL 第16話「その ゴンドラとの別れは…」

第16話「その ゴンドラとの別れは…」


（概要）
練習用のゴンドラが定期点検を終えた日。
灯里の表情はいつになく淋しげでした。
それは、灯里にとって大切なパートナーだったゴンドラとの別れが迫っているから。
アクアに来て初めて漕いだあの日。
お客さんを乗せたのも、シングルのテストも、灯里の初めてを一緒に経験したゴンドラ。
ゴンドラとの別れを決意した灯里に、アリシアさんは『ゴンドラさんさよおならツアー』を勧めるのでした。


自分が乗る分には、かまわないけどお客さんを乗せるには失礼にあたるぐらい傷んでしまっている。
練習用に限定して残すのも、ゴンドラに可哀想。
乗る回数が減ると、早くガタが来てしまう。
お客様は、乗せられなくても運搬用としては、まだまだ働ける。
毎日乗ってくれる人のもとで、耐用年数ぎりぎりまで働かせてやるのがゴンドラにとって幸せなこと。

寂しい気持ちの灯里ちゃんに、
アリシアさんは「ゴンドラサヨナラツアー」を勧める。

翌日
「カメラよ～し。お弁当よ～し。お天気よ～し。」
「ゴンドラさん、さよならツアーに出発!!」


アリシアさんも、ゴンドラとのお別れが寂しそうです。

まずは、暁さんと待ち合わせ場所へ。

暁さんは、灯里ちゃんがこのゴンドラに乗せた最初のお客さん。
その時と、同じコースを進みロープウェーの駅まで行く。

そのとき出来事を思い出す、灯里ちゃん。


暁さんに叱られたこと、時間に間に合うように一生懸命漕いだこと・・・。

記念写真を1枚

次のツアー参加者は、藍華ちゃんとアリスちゃん。

アリスちゃんが、灯里ちゃんと藍華ちゃんと初めて会った岬に行く。

灯里「なんだか、ゴンドラたちもお話しているみたい」
アリス「お別れ会ですか。」
藍華「はずかしいセリフとか言っちゃてるのかも。」

アリス「藍華先輩泣いていますか？」


ゴンドラさんサヨナラツアーその３
思い出の場所を、アリア社長とめぐる。




最後のコースはシングス昇格テストコース

水門（閘門）でひと休憩。
「つい、眠ってしまいそうな、のんびりとした時間が、今は大好きです。」

さらに進んで行き。
アリシアさんから、シングル昇格を言ってもらった思い出の場所へ。



ここでも1枚


全てのツアーを終え戻る灯里ちゃん。

つい閘門で、うとうとしていまい目が覚めると一人の紳士が。

「さっきからず～と乗ってるよ。ちょっと漕いでくれるかね。」
「私は、まだ半人前で・・・」
「わかっとるよ」
「どうして、私のゴンドラに？」
「そういう縁なんじゃろうよ」
「縁ですか。素敵な言葉ですね」
「もう少し、乗っていてもいいかね。もう少し漕いでくれないかね」
「はい。」
「ありがとう。」
二人の時間は、ゆっくり流れていく・・・。

あれ・・・、夢？
ゴンドラも名残り惜しいんですね。
お別れを言いに、灯里ちゃんのところに来たようです。


ツアーも終り涙がこみあげる灯里ちゃん。

灯里
「アイちゃん。あしたは、ゴンドラとお別れの日です。」
アイ
「灯里さん。もう、あのゴンドラには乗れないんでね。わたしも、ちゃんとサヨナラを言いたいよ。」

次回
第17話
「その　雨降る夜が明ければ・・・」




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